今日は昼下がりのJazz鑑賞と思ったがもう夕方だ。(笑)LPではなくCD、このblogではお初のMJQ、そしてゲストがなんとソニー・ロリンズ。録音は1958年8月、レーベルはAtlantic。以前にも触れたが録音が良いのは1950年代がベストである。とりわけ、このアルバムは音が良い。冒頭のStar dust曲頭から2分ぐらいのドラム、「え、コニー・ケイてこんなパワフルだっけなぁ。」と思うほどリアルでバスドラの音が大きい。全体にクリアーでパワフル、じつに爽快このうえなし。各楽器の定位と音像が明確で、左右いっぱいに音が広がる。奥行きもバッチリ。
おもしろいのはMJQの流儀で快調に演奏され、心地よさに身を委ねていると突如、饒舌なサックスがさく裂。いかにもながら、ロリンズ節が加わると雰囲気一転。知的でクール、でもちょっとキレイ過ぎ、だったサウンド全体が濃く、あたかも白昼夢から現実に引き戻されたかのように変身する。これには驚いた。吹きもの(吹奏楽器)がないMJQの楽器編成からより一層強く感じるのかもしれない。