週末オフにて昼下がりのレコード鑑賞だ。で、アルバムはチック・リアのThe Leprechaun(妖精)、録音は1975年?(1976年?)。レーベルはPolydorだ。「Return to forever」の大ヒットを飛ばしJazzからクロスオーバーへ舵を切ったまさにその当時のアルバムである。Polydorとは個人契約しリリースしたアルバムだ。今聴いても少しも古くなく、改めて彼の豊かな才能に驚かされる。
冒頭のImp's welcomeはキースのdeath and flowerをちょっと彷彿さられた。その他の曲は電子楽器を多用したチックの演奏がサウンドの特徴で、快調なテンポで爽快感タッップリ。興味深いのは「Return to forever」のメンバーが一人も参加していないこと、契約の関係もあるのだろうけど不思議な気がする。ドラムはなんとスティーブガット、新進気鋭のドラマーとしてまさに売り出し中の録音だ。さすがにパンチの効いたスピード感のあるプレイを聴かせてくれる。ボーカルの、ゲイル・モランも魅力的だ。