前回の「ローマで撮られた写真」ですが、あの話には続きがあります。フィクションですがご笑覧ください。
「・・・私は手紙を元にローマ市内の住所をたどってみた。ローマっ子は生き馬の目を抜くというか、他の街にはない空気感、人の気質があり、東京で生まれ育った私であっても、空港や駅についた瞬間から自分の中でテンションを一段上げないと、丁々発止のローマっ子とのやりとりについていけなくなる。手紙の住所の近くにバールがあり、近所の人たちのたまり場になっていた。ちょっと緊張しながらバールに入り、主人にこの住所とこの名前の住人が今も住んでいるか尋ねてみた。地元っ子の視線が私に注がれる。『ああ、この近くだよ。これ、あの婆さんの若いころの写真かい?』近所の人たちに案内されるようにその家の前に向かうと、自分の国で見たような服を着た、でも顔かたちはイタリア人の女の子がいた。『アレッサンドラ、あんたのひいおばあちゃんにお客さんだよ』こうして私は80年後の写真の女性に出会うことになった・・・」
ランボルギーニ・アヴェンタドールをバックにたたずむのは、ウクライナ・マスターボックス1/35のおなじみのキット「かわいいファッションリーダー ミナミとマイ」です。
(この箱絵、どうみても秋〇原のビ〇クカメラのあたりから見た図だよな。っていうかこのブログを書いている時点の自分の職場と激近なんですけど。画面だと右奥にイエローサ〇マリンの入ったビルがあって、左奥が秋〇原の駅の方で・・・。ちなみにメイド喫茶の客引きはいてもこういうファッションの子は見かけません)
どちらがミナミでどちらがマイかは分かりませんが、女の子の一体を組んで、箱裏を参考にファレホなどで塗りました。日本人としては少々スタイルが良すぎということもあって、シャドウや目の色で西洋人になっていただきました。ひ孫は日本にあこがれる女の子のようです。
ジオラマは市販のケースにタミヤの石畳のシートを切り出して貼り、前回と同様、薄手のスタイロフォームで壁としてアクリルガッシュで彩色しました。
掲示板のポスターは実際にローマと近郊で使われているものをネットから持ってきました。「SPQR」の文字がありますが、実際にこんな感じで掲示が出ています。左側の公共施設の案内表示も実物のそれに近づけるようにしました。自作デカールで場所の名前などを入れてあります。
バックの自動車ですが、アヴェンタドールはアオシマの「楽プラ」の1/32です。
以前他の車種を組んだことがありますが、彩色済みのスナップキットとしてよくできています。そうは言っても玩具っぽさを消したかったのでボディはタミヤのキャンディライムグリーンを吹き付けました(色の細かい霧もなぜかいつも以上にベランダに降り注いだけど)。シャシーや室内はセミグロスブラックに、プラ製のタイヤはタイヤブラックで筆塗りしました。ホイールについてもシールを貼る指定になっていましたが塗装にしています。以前BBCの人気番組「トップギア」でもやっていましたが、実際にランボルギーニをローマで「路駐」するとなると、後ろも見えないので大変な苦労を伴いそうです。
もっとも、ランボルギーニに限らず、この自動車も来ています。
現行のフィアット500、前回のトポリーノのまさしくひ孫みたいなものです。ブラーゴ1/32のミニカーです。
「・・・私はマリアというおばあさんに、手紙のことなどを話すと、とても懐かしそうに当時のことを話してくれた・・・。そしてひ孫のアレッサンドラはこれから『マンガ・フェスタ』という日本関連のイベントに行くらしかった。日本が大好きでいつか日本に行きたい、と願い『私はミナミよ』と日本人の名前を家族の前では名乗るほどらしかった。このおばあさんが年の割にはと言っては失礼だが、頭脳明晰で言葉もはっきりしているし、江戸っ子だった私の祖母をどこか感じさせた・・・」
ちなみに今回の内容はすべてフィクションですが、前回のヴェネツィアのコインショップの話で日本の手紙を翻訳したというのは本当です。現地の映像や写真を見るたび、イタリア帰りたい(だから帰るって言うなよ)の気持ちは高鳴るばかりです。
「・・・私は手紙を元にローマ市内の住所をたどってみた。ローマっ子は生き馬の目を抜くというか、他の街にはない空気感、人の気質があり、東京で生まれ育った私であっても、空港や駅についた瞬間から自分の中でテンションを一段上げないと、丁々発止のローマっ子とのやりとりについていけなくなる。手紙の住所の近くにバールがあり、近所の人たちのたまり場になっていた。ちょっと緊張しながらバールに入り、主人にこの住所とこの名前の住人が今も住んでいるか尋ねてみた。地元っ子の視線が私に注がれる。『ああ、この近くだよ。これ、あの婆さんの若いころの写真かい?』近所の人たちに案内されるようにその家の前に向かうと、自分の国で見たような服を着た、でも顔かたちはイタリア人の女の子がいた。『アレッサンドラ、あんたのひいおばあちゃんにお客さんだよ』こうして私は80年後の写真の女性に出会うことになった・・・」
ランボルギーニ・アヴェンタドールをバックにたたずむのは、ウクライナ・マスターボックス1/35のおなじみのキット「かわいいファッションリーダー ミナミとマイ」です。
(この箱絵、どうみても秋〇原のビ〇クカメラのあたりから見た図だよな。っていうかこのブログを書いている時点の自分の職場と激近なんですけど。画面だと右奥にイエローサ〇マリンの入ったビルがあって、左奥が秋〇原の駅の方で・・・。ちなみにメイド喫茶の客引きはいてもこういうファッションの子は見かけません)
どちらがミナミでどちらがマイかは分かりませんが、女の子の一体を組んで、箱裏を参考にファレホなどで塗りました。日本人としては少々スタイルが良すぎということもあって、シャドウや目の色で西洋人になっていただきました。ひ孫は日本にあこがれる女の子のようです。
ジオラマは市販のケースにタミヤの石畳のシートを切り出して貼り、前回と同様、薄手のスタイロフォームで壁としてアクリルガッシュで彩色しました。
掲示板のポスターは実際にローマと近郊で使われているものをネットから持ってきました。「SPQR」の文字がありますが、実際にこんな感じで掲示が出ています。左側の公共施設の案内表示も実物のそれに近づけるようにしました。自作デカールで場所の名前などを入れてあります。
バックの自動車ですが、アヴェンタドールはアオシマの「楽プラ」の1/32です。
以前他の車種を組んだことがありますが、彩色済みのスナップキットとしてよくできています。そうは言っても玩具っぽさを消したかったのでボディはタミヤのキャンディライムグリーンを吹き付けました(色の細かい霧もなぜかいつも以上にベランダに降り注いだけど)。シャシーや室内はセミグロスブラックに、プラ製のタイヤはタイヤブラックで筆塗りしました。ホイールについてもシールを貼る指定になっていましたが塗装にしています。以前BBCの人気番組「トップギア」でもやっていましたが、実際にランボルギーニをローマで「路駐」するとなると、後ろも見えないので大変な苦労を伴いそうです。
もっとも、ランボルギーニに限らず、この自動車も来ています。
現行のフィアット500、前回のトポリーノのまさしくひ孫みたいなものです。ブラーゴ1/32のミニカーです。
「・・・私はマリアというおばあさんに、手紙のことなどを話すと、とても懐かしそうに当時のことを話してくれた・・・。そしてひ孫のアレッサンドラはこれから『マンガ・フェスタ』という日本関連のイベントに行くらしかった。日本が大好きでいつか日本に行きたい、と願い『私はミナミよ』と日本人の名前を家族の前では名乗るほどらしかった。このおばあさんが年の割にはと言っては失礼だが、頭脳明晰で言葉もはっきりしているし、江戸っ子だった私の祖母をどこか感じさせた・・・」
ちなみに今回の内容はすべてフィクションですが、前回のヴェネツィアのコインショップの話で日本の手紙を翻訳したというのは本当です。現地の映像や写真を見るたび、イタリア帰りたい(だから帰るって言うなよ)の気持ちは高鳴るばかりです。