ジメジメした日が続いていますね。先日のことになりますが、梅雨の合間に晴れ間も見えまして、久々に所沢にあります航空発祥記念館に行ってきました。
こちらの博物館のある所沢ですが、明治期における日本の航空発祥にも関りがある場所として知られています。陸軍の手で我が国初の「飛行場」が整備され、終戦までは帝国陸軍の所沢飛行場として、戦後は米軍に接収されたのち、日本に返還後は所沢航空記念公園となり、公演の広大な敷地内に博物館が建てられました。私もこれまで何度も訪れていますが、コロナ禍以降では初めての訪問となりました。実は、ここに収蔵されているある機体の模型を作っており、実機のイメージを目で確かめて持ち帰りたい、というのもあったのですが・・・。
この日はベルーナドーム(西武ドーム)の試合開催日で、電車の中でもこの日のライオンズの対戦相手、オリックス・バファローズのレプリカユニフォームを着たファンを見かけました。
最寄りの航空公園駅に降り立ちますと、まず出迎えてくれるのはYS-11です。
公園を歩いてまいりますと目印のようにC-46が見えてきます。
こちらは電子戦用のECM機で、地元、入間基地の航空総隊電子訓練隊のマーキングです。
記念館の館内で最初に出迎えてくれるのはこちら、T-6G練習機です。
方向舵、昇降舵は中が見えるようになっています。
陸上自衛隊のH-19ヘリコプター。用途は違いますが陸海空の三自衛隊で使われたということでは、後のV-107や現在のUH-60、SH-60の先輩に当たります。
同じく陸上自衛隊のV-44。
これらのヘリコプターが陸上自衛隊の草創期に導入され、活躍していました。
航空自衛隊の国産練習機、富士T-1B
T-1は細かく分けますと、英国製エンジンのT-1Aと国産のJ-3エンジンを搭載したT-1Bの二種類あります。
以前はこのあたりのスペースにテレビドラマで使われた97式戦闘機のレプリカや特別展用の展示スペースがありましたが、それらがなくなり広くなっています。
天井から吊るされているものの中にはこんな珍しいものも。
スチンソンL-5です。塗装のNSFは自衛隊の前身の保安隊を指します。警察予備隊や保安隊の固定翼機は機数、シリアルナンバー等、詳細が分からないようです。
こちらの機体を知っている方はかなりの通です。
川崎KAL-2です。2機試作された練習機用の機体ですが、量産されることはありませんでした。
こちらの記念館、当然ではありますが所沢飛行場の歴史についても詳しい解説があり、明治、大正期の航空史についても展示が充実しています。二宮忠八の「飛行器」だけでなく、江戸時代にグライダーのようなもので空を飛んだという伝説が残っている浮田幸吉についての説明もあります。昭和に入ってからの歴史についても模型を使って説明があり、戦前には大きさでその威容を誇っていた92式重爆は収めるところがなく、屋外に係留されていたそうで、亡父が「92式はもっぱら広報用の機体で、今でいうイベントだったり広報用写真で目にすることが多かった」と言っていたことを思い出しました。
もちろん、歴史だけでなく、体験できる施設などもあり、こうした施設には必ずあるシミュレーターもにも行列ができていました。
一通り展示を観て、特に模型作りのために必要な機体の撮影を済ませて(いずれまたご紹介します)、売店でお土産を買いました。
日本で初めて空を飛んだアンリファルマン機と所沢飛行場の管制塔をイメージしたクリアファイルです。
こうして帰路につきましたが、公園内のサッカーグラウンドでは結構ガチな試合をしていて、ちょっと足を止めて外から眺めてしまいました。
さて、私が所沢を訪れたこの日は少し離れた場所のベルーナドームでオリックスの山本由伸投手がノーヒットノーランを達成しました。途中乗り合わせたバファローズファンも、快挙を観ることができて良かったことでしょう。
こちらの博物館のある所沢ですが、明治期における日本の航空発祥にも関りがある場所として知られています。陸軍の手で我が国初の「飛行場」が整備され、終戦までは帝国陸軍の所沢飛行場として、戦後は米軍に接収されたのち、日本に返還後は所沢航空記念公園となり、公演の広大な敷地内に博物館が建てられました。私もこれまで何度も訪れていますが、コロナ禍以降では初めての訪問となりました。実は、ここに収蔵されているある機体の模型を作っており、実機のイメージを目で確かめて持ち帰りたい、というのもあったのですが・・・。
この日はベルーナドーム(西武ドーム)の試合開催日で、電車の中でもこの日のライオンズの対戦相手、オリックス・バファローズのレプリカユニフォームを着たファンを見かけました。
最寄りの航空公園駅に降り立ちますと、まず出迎えてくれるのはYS-11です。
公園を歩いてまいりますと目印のようにC-46が見えてきます。
こちらは電子戦用のECM機で、地元、入間基地の航空総隊電子訓練隊のマーキングです。
記念館の館内で最初に出迎えてくれるのはこちら、T-6G練習機です。
方向舵、昇降舵は中が見えるようになっています。
陸上自衛隊のH-19ヘリコプター。用途は違いますが陸海空の三自衛隊で使われたということでは、後のV-107や現在のUH-60、SH-60の先輩に当たります。
同じく陸上自衛隊のV-44。
これらのヘリコプターが陸上自衛隊の草創期に導入され、活躍していました。
航空自衛隊の国産練習機、富士T-1B
T-1は細かく分けますと、英国製エンジンのT-1Aと国産のJ-3エンジンを搭載したT-1Bの二種類あります。
以前はこのあたりのスペースにテレビドラマで使われた97式戦闘機のレプリカや特別展用の展示スペースがありましたが、それらがなくなり広くなっています。
天井から吊るされているものの中にはこんな珍しいものも。
スチンソンL-5です。塗装のNSFは自衛隊の前身の保安隊を指します。警察予備隊や保安隊の固定翼機は機数、シリアルナンバー等、詳細が分からないようです。
こちらの機体を知っている方はかなりの通です。
川崎KAL-2です。2機試作された練習機用の機体ですが、量産されることはありませんでした。
こちらの記念館、当然ではありますが所沢飛行場の歴史についても詳しい解説があり、明治、大正期の航空史についても展示が充実しています。二宮忠八の「飛行器」だけでなく、江戸時代にグライダーのようなもので空を飛んだという伝説が残っている浮田幸吉についての説明もあります。昭和に入ってからの歴史についても模型を使って説明があり、戦前には大きさでその威容を誇っていた92式重爆は収めるところがなく、屋外に係留されていたそうで、亡父が「92式はもっぱら広報用の機体で、今でいうイベントだったり広報用写真で目にすることが多かった」と言っていたことを思い出しました。
もちろん、歴史だけでなく、体験できる施設などもあり、こうした施設には必ずあるシミュレーターもにも行列ができていました。
一通り展示を観て、特に模型作りのために必要な機体の撮影を済ませて(いずれまたご紹介します)、売店でお土産を買いました。
日本で初めて空を飛んだアンリファルマン機と所沢飛行場の管制塔をイメージしたクリアファイルです。
こうして帰路につきましたが、公園内のサッカーグラウンドでは結構ガチな試合をしていて、ちょっと足を止めて外から眺めてしまいました。
さて、私が所沢を訪れたこの日は少し離れた場所のベルーナドームでオリックスの山本由伸投手がノーヒットノーランを達成しました。途中乗り合わせたバファローズファンも、快挙を観ることができて良かったことでしょう。