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埴輪時代の僧侶の人物埴輪が石川県矢田野エジリ古墳から出土している。筆者はこれを紀元前500年頃またはもっと遡って紀元前1000年頃と思うのだが現在の考古学的常識では奈良時代という事になってしまう。この埴輪が奈良時代だったら、巨大古墳が造られたり多くの円筒埴輪など並べる労力はどうしたと言うのか。日本考古学会は古墳時代(紀元後300年頃から奈良時代までと位置図けている)重機の無い時代に人力だけで世界1-5位の巨大古墳や又は、200m以上の巨大古墳を奈良の都に30基近くもどうやって人力を集めたのか。同じ時代には大阪でも巨大古墳は築造されていた。埴輪も焼く人数も必要だ。神がかりが無ければ日本の巨大古墳は3-400年の間に築造できないと推定する。
・さて問題はこれ等の古墳に円筒埴輪など多数並べられているが、その埴輪人物は矢田野エジリ古墳から上記の埴輪が出土している。僧侶が黒色土器様式で焼かれている事から、筆者の推定では原始仏教は縄文中期後半には山岳信仰として芽生え、後に原始仏教として各地に伝達されたと推定できる。写真の埴輪は黒色土器時代=推定では紀元前500年頃には、緑瓦の堂塔が奈良の都を美しく彩り、同じ紀元前500年頃に古墳は築造され埴輪が飾られたと推定した。その時代には原始仏教的僧侶が活躍していたことが推定される。