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自分がイギリスへ留学をさせてもらったのは1994年、
まだ19歳の頃。
日本の大学に入ったけれど、
不満の残る受験であったのと、
それまでの自分を肯定できなかった不満からか、
日本の外へ出たいと思った。
今思えばその時の両親に感謝の気持ちしかない。
留学はとてもお金のかかること。
それなのに気持ちよく送り出してくれた。
最初にたどり着いたのはロンドンから2時間程南に行った小さな街、
Chichester。
そこで4ヶ月ほど英語学校へ通い、
その後は気の向くままGuildfordというロンドンに近い街に移り、
Surry大学付属の英語学校へ通うことに。
その後はSuttonと言うロンドン郊外の街に移り住み、
Wimbledonの英語学校に通ったり、アート系の大学のGoldsmith college付属の英語学校に通ったりし、
そして大学のあるイギリス中部のBirminghamへ移り住んだ。
学生の頃は何故かロンドンに魅力を感じなかったし、
ロンドンの大学に行きたいとも全く思わなかった。
1999年に就職でロンドンに移住し、
2000年の帰国までロンドン北部のBelsize Parkに住んだのが最後。
それから17年。
仕事も忙しかったし、時間があれば日本を旅したかったし、
特にイギリスへまた行きたいという気が起きなかった。
今年になって急にイギリスが懐かしくなり、
気が付いたらイギリス旅行の情報を集め始めていたのが半年前。
そしてついに17年ぶりにイギリスへ短い夏休みを利用して行ってきました。
そんなイギリスはやはり色々な意味で凄い国だった。
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St. Pancras駅はいつみても美しい駅。
Westminster Abbey
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4泊6日と言う弾丸旅行。
全てが駆け足で足が痛くなるほど歩いた。
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べたな観光地にも行って、
昔行ったはずなのに、初めて行ったかのように全てが楽しかった。
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Tate Modernは好きな美術館の一つ。
Tate Modernから眺めるSt. Paulも美しい。
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昔行った道を歩き、
昔行ったPubへ行き、
昔乗った地下鉄やバスにも乗って、
街は昔と同じ匂いがした。
タッチカードでお買い物をするようになっていたり、
街中に小さなスーパーが至る所にあったり、
バスの形もちょっと違かったり、
そして新しいビルが色々とできていたけれど、
でも17年前と変わらない街並みがあり、
自転車を乗るのを忘れないように、
ここの角を曲がればあの道があり、
そこへ行けばあのPubがある
と薄らとでも覚えているもの。
Camden townも勿論変わらずそこにある。
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大学時代の友人が1時間半以上掛けて会いに来てくれた。
大学卒業後に一緒に行ったロンドンのPubで待ち合わせをして、
そして近況を語ったその彼も既に結婚をして2児の父。
また10年後とかに再会する頃にはお互いに50過ぎ。
また会えるのが楽しみ。
Windsorへ日本で御世話になったお客様に会いに行った。
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今でも使われているそのWindsor城。
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何処までも続いていそうなその道を
人は何を考えながら歩くのだろう。
帰国の最終日に時間があったので、
最近の新名所 Sky Gardenへ行ってみた。
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地上36階の温室展望台にはレストランやバーがあり、
ロンドンが一望できた。
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EUで一番高いビルのThe Shard。
そしてその左側にはロンドン塔とタワーブリッジ。
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新しい物と古いものが綺麗に混ざり合う街。
懐かしさを感じる事に意味はあるのか、
なんて思いながらもFish and Chipsを食べ、
Baked beansをソーセージに付けてEnglish breakfastを毎日食べ、
極上の食べ物でも無いはずなのに、
一口一口がとても美味しかった。
まるでディズニーランドの中を歩いているような非現実的にも思える美しい街並み。
やはりこの国は凄かった。
でもこの国にまた住みたいかと言われれば、
どこの国にもあるようにこの国にも暗い影がある。
その影を知っているから住みたいとは思わないし、
この国に憧れの念を抱くことも無い。
ウォッシュレットが無いのが本当に不自由だし、
いつまで拭き続ければ良いのか分からないw。
でも観光都市としては日本の先を行き、
この国からは色々な事をまだ学ぶことはある気がする。
それは良い部分だけではなく、
観光都市としてイギリスが抱える問題も散見されるわけで、
色々なお手本が転がっている気がする。
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鞄の中に入っていた一つのGranny Smith。
パリッとした食感に酸味が爽やかで好きな味。
もうこれを食べたら暫くはイギリスの事は忘れよう。