MA by So Shi Te 

南青山のインテリアショップ MA by So Shi Te のブログです!
毎日の出来事を綴らせていただきます。

過去の自分に会に行く旅 イギリスへ

2018-10-05 17:04:00 | Personal
 

自分がイギリスへ留学をさせてもらったのは1994年、
  まだ19歳の頃。

 日本の大学に入ったけれど、
  不満の残る受験であったのと、
  それまでの自分を肯定できなかった不満からか、
  日本の外へ出たいと思った。

 今思えばその時の両親に感謝の気持ちしかない。
  留学はとてもお金のかかること。
  それなのに気持ちよく送り出してくれた。

 最初にたどり着いたのはロンドンから2時間程南に行った小さな街、
  Chichester。

 そこで4ヶ月ほど英語学校へ通い、
  その後は気の向くままGuildfordというロンドンに近い街に移り、
  Surry大学付属の英語学校へ通うことに。

 その後はSuttonと言うロンドン郊外の街に移り住み、
  Wimbledonの英語学校に通ったり、アート系の大学のGoldsmith college付属の英語学校に通ったりし、
  そして大学のあるイギリス中部のBirminghamへ移り住んだ。

 学生の頃は何故かロンドンに魅力を感じなかったし、
  ロンドンの大学に行きたいとも全く思わなかった。
  
 1999年に就職でロンドンに移住し、
  2000年の帰国までロンドン北部のBelsize Parkに住んだのが最後。
  
 それから17年。 
  仕事も忙しかったし、時間があれば日本を旅したかったし、
  特にイギリスへまた行きたいという気が起きなかった。

 今年になって急にイギリスが懐かしくなり、
  気が付いたらイギリス旅行の情報を集め始めていたのが半年前。
  そしてついに17年ぶりにイギリスへ短い夏休みを利用して行ってきました。

 そんなイギリスはやはり色々な意味で凄い国だった。
  
 

  St. Pancras駅はいつみても美しい駅。
 
  Westminster Abbey
 

 4泊6日と言う弾丸旅行。
  全てが駆け足で足が痛くなるほど歩いた。
  
 

 べたな観光地にも行って、
  昔行ったはずなのに、初めて行ったかのように全てが楽しかった。

 

 

 Tate Modernは好きな美術館の一つ。
  Tate Modernから眺めるSt. Paulも美しい。

 


 昔行った道を歩き、
  昔行ったPubへ行き、
  昔乗った地下鉄やバスにも乗って、
   街は昔と同じ匂いがした。

 タッチカードでお買い物をするようになっていたり、
  街中に小さなスーパーが至る所にあったり、
  バスの形もちょっと違かったり、
  そして新しいビルが色々とできていたけれど、
   でも17年前と変わらない街並みがあり、
   自転車を乗るのを忘れないように、
   ここの角を曲がればあの道があり、
    そこへ行けばあのPubがある
    と薄らとでも覚えているもの。

 Camden townも勿論変わらずそこにある。

 

 大学時代の友人が1時間半以上掛けて会いに来てくれた。
  大学卒業後に一緒に行ったロンドンのPubで待ち合わせをして、
  そして近況を語ったその彼も既に結婚をして2児の父。
   また10年後とかに再会する頃にはお互いに50過ぎ。
   また会えるのが楽しみ。

   
 Windsorへ日本で御世話になったお客様に会いに行った。

 
  今でも使われているそのWindsor城。
   

何処までも続いていそうなその道を
   人は何を考えながら歩くのだろう。

 帰国の最終日に時間があったので、
  最近の新名所 Sky Gardenへ行ってみた。



 地上36階の温室展望台にはレストランやバーがあり、
  ロンドンが一望できた。

 

  EUで一番高いビルのThe Shard。

  そしてその左側にはロンドン塔とタワーブリッジ。  
 

  新しい物と古いものが綺麗に混ざり合う街。


  懐かしさを感じる事に意味はあるのか、
   なんて思いながらもFish and Chipsを食べ、
   Baked beansをソーセージに付けてEnglish breakfastを毎日食べ、
   極上の食べ物でも無いはずなのに、
    一口一口がとても美味しかった。

  まるでディズニーランドの中を歩いているような非現実的にも思える美しい街並み。
   やはりこの国は凄かった。

  でもこの国にまた住みたいかと言われれば、
   どこの国にもあるようにこの国にも暗い影がある。
   その影を知っているから住みたいとは思わないし、
    この国に憧れの念を抱くことも無い。

  ウォッシュレットが無いのが本当に不自由だし、
   いつまで拭き続ければ良いのか分からないw。

  でも観光都市としては日本の先を行き、
   この国からは色々な事をまだ学ぶことはある気がする。
 
  それは良い部分だけではなく、
   観光都市としてイギリスが抱える問題も散見されるわけで、
   色々なお手本が転がっている気がする。

 
  

  鞄の中に入っていた一つのGranny Smith。
   パリッとした食感に酸味が爽やかで好きな味。
   もうこれを食べたら暫くはイギリスの事は忘れよう。

コメント
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