「イノセンス」の映画評を書こうと思ったら「ピザ」が食べたくなった。何故、ピザかというと、以前テレ東の「BB-WAVE.tv」でジブリの鈴木さんが宅配ピザのネットワークを利用して「イノセンス」のプロモDVDを配る、といった一風変わったプロモーションを実施していたからです。
同じ頃、TSUTAYAにビデオを借りに行くと「名探偵コナン」の漫画(単行本ではない)を配っていた。別に興味もなかったのですが、「無料だし(苦笑)」貰ってきました。何故こんなの配ってるんだろうと思ってよくみると、映画公開前のプロモーションになっているんですね。
今、所謂「マスプロモーション」の影響力が小さくなっています。
数年前から言われていたことだけど、消費者の好みや嗜好、行動が拡散し、商品とそのターゲットユーザーの「接点」を演出することが難しくなっています。だからこそ、無数に分散化・孤立化した感受性の高い「若者」たちへの情報伝達手段(=広告媒体)として「ピザ」があり、小さい子供連れの「家族」向けに「TSUTAYA」があるわけです。
例えば、大ヒットした「新フェアレディZ」は圧倒的に多数のもとに情報を届けることが可能な「テレビCM」よりも「雑誌」、しかも車系「雑誌」ではなくライフスタイル提案系の「雑誌」を中心に広告戦略をとったということです。
「あの車に乗ってドライブして、あぁいう週末を過ごせたら素敵だな」ということですね。
またこの場合、最後の「素敵だな」という部分が大事で「なぜ高くても買ってしまうのか」の杉田さん曰く、「4っの感情スペース」との結びつきが商品購入につながるとされています。
[参考]「なぜ高くても買ってしまうのか」(ダイヤモンド社)
「マスプロ」不在の時代にあって、もう1つ注目されているのが「口コミ」です。
これも考えてみると、共通の嗜好性をもった消費者層と「商品」の「接点」の1つなんですね。しかも 『「あなた」がいうことなら本当かも知れない』的な信頼性を伴った。
結局、情報があまりにも多く溢れ、かつ80年代的な広告戦略・シュミラークル的消費世界での「生き方」を知ってしまった結果、顔の見えない「不特定多数」向けの「商品」情報にはすっかり不感症になってしまった。広告は覚えていても「商品」は覚えていない。はなからそこで発せられた「情報」を信じていない、といった状況でしょうか。
この口コミ的要素を「マーケティング戦略」として活かせないか、と試行しているのがBlogの次に話題になると噂されている「ソーシャルネットワーク」です。
グリーでは「オススメ」という欄があり、参加している(顔の見える)個人が「個人的な」感想とともに「商品」を「オススメ」します。他の参加者は「商品」情報としてその「オススメ」を見ることができ、さらに深くその「商品」を知ろうとすると「amazon」に飛ぶというものです。
確かに顔の見える「個人」が推薦している以上、マスプロよりも信用度の高い「商品」情報を同じ嗜好性を持った人に効率的に提供することができます。まだまだ影響範囲は小さいでしょうが。
これ以外にもいろいろな使い方が生まれてくるのではないかと思います。もうしばらく blog や ソーシャルネットワーク はウォッチしていきたいと思います。
同じ頃、TSUTAYAにビデオを借りに行くと「名探偵コナン」の漫画(単行本ではない)を配っていた。別に興味もなかったのですが、「無料だし(苦笑)」貰ってきました。何故こんなの配ってるんだろうと思ってよくみると、映画公開前のプロモーションになっているんですね。
今、所謂「マスプロモーション」の影響力が小さくなっています。
数年前から言われていたことだけど、消費者の好みや嗜好、行動が拡散し、商品とそのターゲットユーザーの「接点」を演出することが難しくなっています。だからこそ、無数に分散化・孤立化した感受性の高い「若者」たちへの情報伝達手段(=広告媒体)として「ピザ」があり、小さい子供連れの「家族」向けに「TSUTAYA」があるわけです。
例えば、大ヒットした「新フェアレディZ」は圧倒的に多数のもとに情報を届けることが可能な「テレビCM」よりも「雑誌」、しかも車系「雑誌」ではなくライフスタイル提案系の「雑誌」を中心に広告戦略をとったということです。
「あの車に乗ってドライブして、あぁいう週末を過ごせたら素敵だな」ということですね。
またこの場合、最後の「素敵だな」という部分が大事で「なぜ高くても買ってしまうのか」の杉田さん曰く、「4っの感情スペース」との結びつきが商品購入につながるとされています。
[参考]「なぜ高くても買ってしまうのか」(ダイヤモンド社)
「マスプロ」不在の時代にあって、もう1つ注目されているのが「口コミ」です。
これも考えてみると、共通の嗜好性をもった消費者層と「商品」の「接点」の1つなんですね。しかも 『「あなた」がいうことなら本当かも知れない』的な信頼性を伴った。
結局、情報があまりにも多く溢れ、かつ80年代的な広告戦略・シュミラークル的消費世界での「生き方」を知ってしまった結果、顔の見えない「不特定多数」向けの「商品」情報にはすっかり不感症になってしまった。広告は覚えていても「商品」は覚えていない。はなからそこで発せられた「情報」を信じていない、といった状況でしょうか。
この口コミ的要素を「マーケティング戦略」として活かせないか、と試行しているのがBlogの次に話題になると噂されている「ソーシャルネットワーク」です。
グリーでは「オススメ」という欄があり、参加している(顔の見える)個人が「個人的な」感想とともに「商品」を「オススメ」します。他の参加者は「商品」情報としてその「オススメ」を見ることができ、さらに深くその「商品」を知ろうとすると「amazon」に飛ぶというものです。
確かに顔の見える「個人」が推薦している以上、マスプロよりも信用度の高い「商品」情報を同じ嗜好性を持った人に効率的に提供することができます。まだまだ影響範囲は小さいでしょうが。
これ以外にもいろいろな使い方が生まれてくるのではないかと思います。もうしばらく blog や ソーシャルネットワーク はウォッチしていきたいと思います。
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