突然,不治の病になりましたとさっ。

病気が大っキライです。
何年経っても受容できず、コントロールの愚痴、毎日の出来事を愚痴る後ろ向きブログです。

京都パート5、再生医療を考える

2010年02月05日 | 勉強会、オフ会
京都の勉強会で、「再生医療」についてのご講演を拝聴しました。



正直、難しかったです!!

iPS細胞と、ES細胞の違いも、よく判っていなかったし・・・。



一つのiPS細胞を、なんたらかんたら??の培養液みたいな?のに入れる。

細胞分裂を繰り返し、血液やら、骨やら、臓器にと、形成されていく・・・はず。


ご講演の先生の研究室では、細胞分裂の過程で、多岐に渡らず、まっすぐ、β細胞になるように、アレヤコレヤの問題を一つずつクリアーされていったそうです。



きっと、気の遠くなるような繰り返しだったんだろうな・・・。



そして、形成されたβ細胞がインスリンを作っているかどうか、視覚できるように、インスリンに反応して「緑色に光る」細胞にしたそうです。



シャーレ?の中の「マウスの人工膵臓のβ細胞」は、日を追うごとに、神秘的な緑の蛍光色を放していました。





そうっ!

ノーベル賞(化学)を受賞した下村博士の「緑色蛍光タンパク質(GFP)」が浮かびました!






「再生医療」

どれだけの試行錯誤や、どれだけ膨大な実験を繰り返したことでしょう。

医学研究に於ける、一患者の私への恩恵は、

正直、「いつの日」か判りません。






以前、センセと話したことがあります。


学会で発表された事は、論文になって、教科書に載って、臨床で使えるのに、10年かかるそうデス。


それでも、「緑色に発光するインスリン」を見ながら、スゴイなぁーと思いました。






まだまだ、現実の治療法ではないが、いつか、そういう時代が来るかもしれない。



私は忘れない。

「いつか、必ず、毎日、注射を射たないでいい日が必ず来ます。そのために、私の仕事があります」

そう仰った先生がおられます。




何度も申し上げて恐縮デス。

病気で沢山のものを失いました。


でも、私が得たものは、どっちも素晴らしいデス。