突然,不治の病になりましたとさっ。

病気が大っキライです。
何年経っても受容できず、コントロールの愚痴、毎日の出来事を愚痴る後ろ向きブログです。

読書日記 その・・・何回目か忘れました。

2011年10月26日 | 私=my

 

 

うーん。 難しいデス。

 

純愛なのかもしれません。

 

作品の前半と、後半では、すこし、感想が違います。

私は、自分の立場(職業欄に書くであろう事)からいえば、主人公にも、ヒロインにも感情移入は出来ませんでした。

両極の世界も、私には無縁だったし、これからも、まったく接点無く過ごすでしょう。

 

小説としては、あまり、好きな部類ではありません。

ハッピーエンドじゃないんで・・・。

 

 

 

そんなわけで、全篇を通して、心をうたれるとは言い難かったのですが、何箇所か、共感する一節がありました。

 

著作権の問題もあるので、引用は出来ませんが、

サカガミさんというベテランの1型患者さんの言葉が、一番、私の心に残っています。

「親にもカミングアウトできなかった事」

「時折、インスリンセットを、二階の窓から放り出したくなった事」

 

また、主人公が、

「1型糖尿病患者は、いつも、身体(血糖値)を最優先に考えなきゃならないこと」

 

ヒロインが、

「発症前に戻れたら・・」

 

 

 

以下、作品としてでなく、「1型」部分の、私の感想デス。

 

二十代で結婚後に発症した、三十三歳のヒロインなら、発症して10年くらいかな・・と想像しました。

インスリンを食後射ちにしているところからも、神経障害による胃排泄遅延なのかな。

ソレまでのコントロールは良くなかったんだろうな・・・。

合併症で肝機能の低下は、今まで聞いた事がなかったけど・・。

 

食事の場面は何度も出てきたけど、インスリンを射つ描写は少なかったし、

なにより、SMBGの場面は一度もなかったので、

コントロールがつかないなら、測定すべきじゃないかな。

ビール、射たないで呑んだら上がるよぉ。

 

 

 

 

あとがきに、「文中の1型糖尿病に関しての文責は著者にあります。」とあったのと、1型DMの支援団体のことが記述されていたのは、嬉しく思ったけど、小説の内容は、1型の啓蒙と言う点では、どうなんでしょうか・・・・。

 

ただ・・・。

 

時折、医療者が、「1型患者は、毎日、注射しなくちゃならないことが辛いんだ」と勘違いしていることよりは、患者寄りの内容だったように思いました。

 

 

 

コレは、私の個人的な感想デス。

真逆の感想も、人それぞれデス。

IDDMの内容でなければ、自分の感想を、ココまで書くことはなかったでしょう。

病気が大っキライなせいだと思います。