先日、東山にある「並河靖之七宝記念館」へ行ってきました。7月21日まで、開館10周年記念春季特別展「七宝 時をめぐる鳥と蝶」が行われています。
並河靖之氏は、明治期から昭和初期にかけて活躍した日本を代表する七宝家です。自宅兼工房が「並河靖之七宝記念館」として公開されています。
作品は、ひとつひとつが小さいのが特徴で、微細な手作業から創り出す繊細で優美な七宝は手間がかかるため、残された作品の数は多くはないそうです。また、明治期の工芸品は主に外貨を稼ぐために海外へと流れ、当時海外では七宝といえば”ナミカワ”として、その名が認められていたそうです。
庭は、隣同士で親しかった「植治」こと七代目・小川治兵衛が作庭しました。個人邸としては初めて「琵琶湖疏水」を利用した「水の庭」で、京都市指定名勝に指定されています。庭の大部分を池が占め、石や燈籠など、石へのこだわりも見どころのひとつです。*隣の小川治兵衛邸は工事中です。
明治27年に建てられた建物は、海外から客人を迎え入れた応接間は当時のままで、この部屋の鴨居の高さが少し高いのは、外国からのお客様への配慮の証だそうです。
並河靖之七宝記念館 http://www8.plala.or.jp/nayspo/index.html
入館料:大人600円 大学生500円 中高生300円 見学所要時間:30分~
【おまけ】記念館から徒歩3分ぐらい・・・神宮道のおかき店の角を東へ・・・おいしいお茶を頂いてきました。店名は写真を参考にしてください。
店内撮影NG、グルメ投稿NG・・・とはいえ、検索すれば出ています。(^^;)*写真は、許可を頂いて撮らせていただきました。
この日は、しばらくは貸切状態で、のんびりゆったりとした時間を楽しめました。紅茶、烏龍茶、日本茶など、お茶メニューは1,000円~1500円ぐらいです。