4月6日から「平成28年春季京都御所一般公開」がはじまっています。昨日は一日中雨・・・今朝は厚い雲・・・少し雲が薄くなったので、ようやく今日の午後から出かけました。
入口の宣秋門では、セキュリティのため簡単な持ち物チェックがあります。この場所には、警察犬がキリッとした姿で見守ってくれてたんですが、今日は会えず、残念。入ってすぐの「御車寄(おくるまよせ)」は、毎回設えが変わります。
今回は、土佐光文によって画かれた「養由基射猿之図(ようゆうきしゃえんのず)」という寄障子です。を御車寄に展示します。中国の故事で、弓の名手が白猿を射止めようとする場面が墨絵で描かれています。じーっと見ないとお猿さんがわからない感じです。
大正天皇ご大礼の折に建てられた新御車寄(しんみくるまよせ)です。大正天皇はここを、特別儀装馬車にて入出されたそうです。扉があけられ、杉戸絵「春夏花車」が展示されています。
回廊には、建物の各所についての展示があります。今年はあちこちの説明がより詳しくなったようです。恒例の生け花展示もあります。展示順に・・・御寺泉涌寺の月輪未生流(つきのわみしょうりゅう)*先日生け花体験【前ぶろぐ】をしてきたばかりなので、なんだか親近感が(^^)
大本山大覚寺の嵯峨御流(さがごりゅう)、総本山仁和寺の御室流(おむろりゅう)*生け花展示にも、各流派の説明が掲示されていました。
昨年の公開【前ぶろぐ】では、少しだけ早い時期だったのでギリギリ見頃だった左近の桜は、今年はやはり見頃終了です。この桜はヤマザクラで、花と葉が同時に開きます。
清涼殿の人形展示は、宮中行事の更衣(ころもがえ)がテーマです。現在年に2回行われている衣更えは、この行事に由来するものです。四季がある日本ならではですね~。
紫宸殿の北側(後側)が開放されていました。ここの戸が開いているのはあまりありません。私は過去に2回ぐらい見たかな~。珍しいです。
小御所の人形展示は「管弦」です。江戸時代末まで、この場所で管弦の宴が行われていたそうです。
御所内の桜は、しだれ桜はすでに葉桜、八重紅しだれ桜は満開です。八重桜が咲き始めていました。
御所内、御苑内には、御所や京都のお土産を売る特設売店があります。今年は新規のお店もちらほら・・・。マールブランシュさんも出ていました。
毎年、俵屋吉富さんの茶店でお抹茶とお菓子を頂くのですが・・・今年はその向かいに宗禅さんの茶店が出ていました。*吉富さんの茶店も変わらずあります。
コーヒーや紅茶に、京の7つの和スィーツが付いています。(一客500円)
御苑内の桜は、ソメイヨシノは見頃終了です。宜秋門(ぎしゅうもん)の近くにある「御所御車返し桜」は、満開でした。残念ながら昨日の雨の影響で褪せた感じでした。後水尾天皇が外出時にあまりの美しさに御車を返されて鑑賞された事からこの名がついています。よく混同されますが「御車返し」は別の品種だそうです。御車返し桜は、以前、常照皇寺【前ぶろぐ】【前ぶろぐ】・地主神社【前ぶろぐ】のものを紹介しています。
西園寺邸跡(白雲神社の北)の前の花梨が満開でした。かわいいピンクの花です。秋の公開の頃には、大きな実がなっています。
「出水の小川」周辺の桜は満開の木が数本ありました。(ソメイヨシノではない)八重桜は、咲き始め、もしくは見頃の木もありました。
今年はもみじ・・・早い気がします。(^^;)
毎回、一般公開でお抹茶を頂いて帰るのに、今回は紅茶にしたのでなんだか落ち着かず・・・。近くの「とらや」さん(一条店)で生菓子を買って帰りました。「春時計(519円)」家に帰って、自作のお茶碗と一緒に頂きました!*中立売御門から徒歩3分
京都御所一般公開 http://www.kunaicho.go.jp/event/kyotogosho/kyotogosho.html
公開は4月6日(水)から4月10日(日) 開門9:00 閉門15:30 入場無料 拝観所要時間:御所内は30~40分です。宜秋門(ぎしゅうもん)から参入し、清所門(せいしょもん)から退出です。9(土)は雅楽、10(日)は蹴鞠が催されます。(小雨決行)
駐車場500円:いつもの中立売御門から入る駐車場は一般乗用車は使用できません。烏丸通りを南下し、出水口から入る臨時駐車場があります。寺町通り側の駐車場は使用できますが、時間によって加算されますので、臨時駐車場の方が安く上がると思います。京都御所一般公開は、毎回出かけています。2015秋 2015春 14秋 14春 13秋(蹴鞠) 13春 12秋 12春 11秋 11春 10秋 10春、09秋 09春、08秋 07秋 07春