まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

かまどの神様&伏見妙見寺

2011年01月06日 | 京都市伏見区

年末、町内会の配りもので、我が家は、伊勢神宮、平安神宮、城南宮・・・毎年3体もお札をいただきます。(@Д@;)まぁ、神様のご加護はたくさんのほうがいいのか?とりあえず、神棚の社に、伊勢神宮の天照大神を一番上に、氏神様、崇拝神社の順に納めます。

ここまでは、京都に住むものなら普通なのかもしれませんが・・・そのほかに我が家には社(やしろ)が、なぜか3つもあります。年末などに掃除をするたびに、疑問が沸々と湧き上がり、姑や夫に「これらはなにの神様?」と尋ねますが納得のいく返事はもらえず・・・。姑「大姑(故人)が信心深い人やったから前からあるんや・・・」夫「わからん、おばーさんや親父(故人)がおがんどったし・・・」でした。

P1170339今回、年末の大掃除を機に、改めて私の疑問を解決することにしました。まずは、1つ目の社(やしろ)・・・こちらは、自営業なので事務所内にあります。おそらく商売の神様伏見稲荷大社だと思い、思い切って社の扉をあけると、木で作った御神体のようなものが?銘がないけど、きっと伏見稲荷にちがいない。しかし、社もかなり古いので、この際、新しくするか納めるか?と話し合い、年末に伏見稲荷に出かけ、社務所で聞いてみました。

結果は、伏見稲荷のご神体にまちがいがなく、古くなったご神体を新しくするには2,000円(社代は別途)、納めるには5,000円ですと言われました。うーん(><)値段も気になるけど、大事にお祀りできない事の方が気になるので、この際納めさせていただきました。(舅が生きていた時は毎朝お参りしていたらしいです)まぁ、ご神体は納めても、お稲荷さんへは毎年初詣に行き、お札ももらってくるので、これで一件落着です。ホッ。(^^;)

続いて、台所にある神棚です。以前、愛宕神社の千日参り【前ぶろぐ】をご紹介した際に、ちょっと写っています。掃除ついでに納められた札を見ると「伏見妙見寺」の名前が???それもかなり古いお札です。あれ?神棚なのにお寺なの~?なんで~?結局、入院中の姑からは詳しいことはわからず、親戚の伯母さんに尋ねたところ、伏見妙見寺さんに祀られている「三宝荒神(さんぼうこうじん)さん」だという事が判明。(^^;)三宝荒神は、かまど神として祀られることで知られます。これは、清浄を尊んで不浄を排する神ということから、火の神に繋がったと考えられているそうです。

P1170345_2と、とりあえず詳細は分かったんで、さっそく伏見稲荷大社の初詣の帰りに、すぐ近くの妙見寺(みょうけんじ)さんを訪ねました。ここは、観光客などはほとんど訪ねない(京都にしては)小さなお寺です。お寺なのに神様?の秘密は「神仏習合」です。*神仏習合とは、土着の信仰と仏教信仰を折衷して、一つの信仰体系としていることです。

新しいお札(1,000円)を頂いて一安心。ちなみに、お札はむき出しでお供えしている場合は毎年換えたほうがいいそうですが、我が家のように社に納めている場合は、換えなくてもよいそうです。その代りに本当は毎日お参りした方がいいのですよねぇ・・・。まぁ、とりあえず、これも一件落着です。あれ?でも愛宕神社の火伏の神様との関係は???大丈夫なのかなぁ???

そして、もうひとつ・・・我が家の敷地内に立派な社が(@Д@;)これは、家を新しく建てる前からあるそうで、どうやら妙見寺の白蛇弁財天を祀っているようです。なぜ???と不思議に思われる方が多いと思いますが・・・京都の古い家では、家の前や中にお地蔵さんなどを祀っていることが当たり前のようにあって(^^;)ついでに付け加えると、お寺も我が家から歩いて3分以内に7つもある・・・。さすがに、私の手にもおえず・・・なにかこの土地と関係があるんですかねぇ・・・。とりあえずは・・・掃除をして、時折拝んで・・・。あ、そうそう、白蛇弁財天さんは金運の神様でもあるそうで・・・今度こそ宝くじ買ってみようかな?と思う、新年であります。(^m^)

おまけ:京都市内をあちこち歩き回わり、1年に数十ヶ所の寺社を回る私ですが、お札やお守りは極力頂かないことにしています。なぜなら?粗末にもできないし、お礼参りもなかなかできないし・・・今回、家の中にある神棚を改め、そして玄関などに貼りっぱなしの古いお札なども納めさせていただきました。特に信心深いほうではないですが、これでなんだかすっきりしました。


コメントを投稿