一昨日、奈良国立博物館で行われている「第63回正倉院展」へ行ってきました。京都から奈良までは、近鉄利用で1時間足らず行くことができます。近鉄奈良駅から、ゆっくり歩いて10分で奈良国立博物館へつきます。途中、行列が・・・(・・?)釜めしの志津香さんです。オープン1時間前からでもこの行列・・・すごっ(@Д@;)ちなみに、正倉院展の行列の方は・・・平日ということもあり、ほとんど待つことなく入ることができました。ただし、館内はたくさんの人です。
正倉院宝庫に伝わる宝物は約9000件、宝物の中核というべき存在は、聖武天皇が亡くなった四十九日目である756年に光明皇后が東大寺大仏に献納した聖武天皇の御遺愛品です。その他に、752年に行われた大仏開眼会で、貴族や皇族たちが献納した品などもあります。正倉院展は、昭和21年(1946)始まりました。宝物の虫干しの時期に開封、この期間に合わせて展示が行われます。
今回もたくさんの珍しい品が出陳されています。なかでも、聖武天皇が着装された可能性もある七条織成樹皮色袈裟(しちじょうしょくせいじゅひしょくのけさ)や、その包みである御袈裟幞袷(おんけさのつつみのあわせ)、その容器である御袈裟箱(おんけさのはこ)、そしてこの箱を収めた御袈裟箱袋(おんけさのはこのふくろ)など一連の品が、復元模造とともに出陳されます。
早い話が、聖武天皇が身につけられたかもしれない袈裟、それを包んだふろしき、それを入れた箱、その箱を入れた袋です。(^^;)復元された袈裟は重厚で威厳のあるもので、それを包むふろしきは色鮮やかでした。その他にも、気になったのは「蘭奢待(らんじゃたい)」の名でしられる香木です。過去に、足利義政、織田信長、明治天皇が香を楽しむために切り取った跡があります。香木は思ったより大きく、そして思ったよりたくさん切り取られてました。先日「はじめてのお香」体験【前ぶろぐ】をしましたので、興味深かったです。日本で香木の記録があるのは596年、淡路島に流れ着いた木を燃やすといい香りがしたそうです。
館内では音声ガイドが楽しめます。ためしにジュニア版を聞いてみました。小学中学年ぐらいから大人まで楽しめる感じです。全部聞くと30分ぐらいかかります。【写真右上】博物館の外には、お土産ブースが出ています。お弁当や甘味なども売っています。【写真左下】奈良公園では「奈良フードフェスティバル」が開催されていました。窯焼きのピザがおいしそうだったけど・・・1人で食べるには大きすぎたのでスルー・・・食べたかった。ピザをワインで・・・でも昼だし、大食いと思われるかも・・・。(^^;)
お昼は、近鉄奈良駅東向商店街入り口の「柿の葉すし本舗 たなか」なら本店で、お寿司を頂きました。お持ち帰りのほかにイートインコーナーがあります。さば(285円)、べにとろ(304円)です。ここのお寿司は少し柔らかめのような気がしました。出来立てだからかな?
そして、奈良といえば、せんとくん!去年は大活躍でしたが、今年も頑張っているみたいですね。久しぶりに復活!CAFE CIAO PRESSO(カフェ チャオプレッソ)でせんとくんカプチーノを頂きました。あれ?そういえば家に、せんとくんのぬいぐるみ【前ぶろぐ】あったんだけど・・・何処へ???
お土産に、ガイドブック「知ってる正倉院」(1500円)を買ってきました。以前、このシリーズの薄い本を買ってたのですが、再編集されたようですね。子供向けですが大人が読んでも面白いです。
奈良国立博物館 http://www.narahaku.go.jp/index.html
第63回正倉院展 10月29日(土)~11月14日(月) 観覧料金 大人:1,000円 大:700円 小中:400円 *近鉄奈良駅で当日券が販売されています。(昨年までは前売り売ってたんですが・・・) 音声ガイド:500円 拝観所要時間:60分~90分
待ち時間は、例年、平日なら15~1時間待ち、土日祝なら1時間~2時間以上待ちだと思います。所要時間は音声ガイドを全部聞いて見て、その他もさっと見て60分~90分です。【前ぶろぐ 第62回 第61回 第60回 第59回】