ジャン・ジャック・ルソー
だれ?・・・この人??
とか、
ああ、むかし世界史で勉強したわ~~
とか、色々反応はありそうですが・・・
「ピアノの練習ABC」22番「3つの音による歌」の作曲者の名前を見て下さい。
ジャン・ジャック・ルソーとあります。
と言っても、歴史的に見て有名な史実は、「社会契約論」あるいは「エミール」の著者であるという事でしょうか?
中学、高校の世界史の教科書に出てきた、この名著・・・と言っても全く読んだ事はありませんが
フランス革命にも大きく影響を与えたと言われるこの難しそうな本を著したジャン・ジャック・ルソーは、
音楽家だったという事実もあるんです。
みなさんおなじみの「むすんでひらいて」
これも、ジャン・ジャック・ルソー作曲です。
「村の占い師」というオペラの中の曲に、各国で訳詞がつけられ、親しまれているという事です。
「むすんでひらいて」が日本の曲でなく、フランスの曲であるという事も驚きですが、あの「社会契約論」
を書いたルソー作曲だななんて!
30年ほど前、初めて知った時は、あまりの意外さにビックリでした。
1712年にスイスで生まれ、1778年に亡くなったフランスの哲学者、思想家、音楽家・・・
人生についてはあまり知らなかったのですが、すさまじすぎてご紹介しかねる感じで・・・
生後間もなく母親を、若い段階で父親や兄と別れざるを得なくなり、人生のほとんどを放浪生活に費やしたと言える・・・
と、そこまでにしておきましょう。
ただ、紛れもなく3つの音だけで作曲された、ピアノの練習ABC22番は、シンプルで美しい曲。
この曲集の終盤に差し掛かったら、この曲を見つけて、ちょっと作曲家に思いを巡らしてみては如何でしょうか?
大人になれば、彼の生き方も少しずつ理解できるようになるんでしょうね。
でも、この段階で知っていれば、世界史の教科書に出てきた時、ジャン・ジャック・ルソー「社会契約論」
あ~、あの「むすんでひらいて」やABC22番を作曲した人ね!
という認識になるのかな
多彩な人と言えば、レオナルド・ダ・ビンチもですね。
この話は、またの機会にしましょう。
では、今日はこの辺で~~