佐野洋子さんの「死ぬ気まんまん」
最近の読書は、ほぼ平野啓一郎さんの「葬送」に時間を取られていたので、ほかの本はつまみ食い程度でしたが、又借りした佐野洋子さんのこの本は、1日で一気に読みました。
やっぱり佐野さん大好きです!
こんなに正直で純粋で欲のない人がいるんだな~~って、、、
あ・・・
でも、天使みたいな人じゃないですよ。
結構毒を吐く辛辣なところのある人で、佐野さんの作品・・・おもに絵本ですが、エッセイでもそれは表現されていると思います。
でも、そこが大好き!
正直で純粋だからこその毒で、たぶん偽善から一番遠い・・・と言っていい人だと思います。
ご興味のある方は、佐野さんの絵本でもエッセイでも、ご一読ください
「100万回生きたねこ」が、代表作でしょうね。
「おぼえていろよ大きな木」「おじさんのかさ」「私が妹だったとき」
「私はそうは思わない」「私の猫たち許してほしい」・・・
「100万回生きたねこ」を手に取った20代前半のころ、本当に衝撃を受けました。
すぐさま妹に伝えると、妹も即自分用の本を購入。
教室の本好きの子たちに伝えると、いまだに大切にしてくれてるようで。。。
先日も、うちのOGで今は子供さんを通わせてくれているNちゃんも、「子供ができて一番最初にこの本買いました」と・・・
その当時の若い友人が、本当に若くして結婚した時もこの本をプレゼントしたんですが、20年たって出会った時も「今でも子供たちが読み継いでるんだよ」と言ってくれた時はうれしかったな~
なんせ、若くして結婚した二人は子だくさんで、大人になったような子から乳飲み子まで抱えて大変幸せそうで、本当に素敵でしたよ。
そして教室の名和先生・・・っていうか美絵ちゃんなんだけどは、同じぐらいファンで、むかーし鳥取市に佐野さんと谷川俊太郎さんがいらっしゃったとき、追っかけで行って、絵本にサインまでしてもらったという思い出があります
その美絵ちゃんがこの本を持ってたので、読んだら貸して~とお願いしたはいいものの、そのまま腸感冒になって丸一日倒れており、翌朝回復してレッスン室に降りたら、pianoの譜面たてに置いてあって、「ありがとう美絵ちゃん!」と感謝しつつ、一気に読んだというわけです。
長々とすみません。
興味ない人には、何の話だか??
ですよね
そのくらい好きだと、伝わればいいです。
で、死ぬ気まんまんの佐野さんは、ついに亡くなられました。
あぁ――佐野洋子さんみたいに死にたいな!
死に方の話ですよ!
もうちょっと先でもいいけど
私はもうちょっと生きるつもりですよ!
たぶん大丈夫