月曜日のちびっこリトミックレッスン
みんな楽しくレッスン出来ましたね。
ひさびさお休みの子がなかったです。
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ちびっこリトミックレッスンの考え方を、久しぶりに書いてみようと思います。
もう少し成長して、ピアノが弾けるようになった時、一番要求されるのは、音楽に対する感性の良さ・・・
どんなにたくさんの曲を弾いてきても、心を打つ演奏ができるとは限りません。
その子が(幼くても、小中高、あるいはそれ以上になればさらに)どれだけ音楽が好きで、たくさんの想像力と、音楽的センスを持って演奏出来るかという事は、環境や持って生まれたもの、いろいろな要素が重なりますが、やはり良い音楽をたくさん聴いているかどうかという事は、かなり影響します。
お母様方は、どうしても早く音符が読めるようになって、たくさんの曲を弾いてほしいと思っていらっしゃるかもしれませんが、音符が読めるかどうかは、小さい子にとってそんなに重要ではありません。
もちろんレッスンの中で、徐々にこういった事も取り入れていきますが、字が読めてもその文章の中にある、心の機微が分からなくて、子供が純文学が読めても意味がないように、一番根源的な音楽に対する感性、これを感じ、表現出来るように、ちびっこリトミックでは配慮しています。
子供にとっては遊んでいるようでも、音楽の広がりや、生き生きとした表現、歌心、等速感など、どれもよく考えられています。
そして何より、音楽を楽しんで、心から好きになってもらう事が大切だと考えます。
音楽は、歌う事が一番根本にあって、歌っていない演奏は、人の心を感動させる事はありません。
音符を読んだり、リズム譜を読んだりするレッスンが、高度だと思われがちですが、このような事は、音楽に対する感性が出来てからで充分なのです。
むしろ、子供にとって、これだけをすることになれば、訓練以外の何物でもありません。
レッスンをする側にとっては、むしろこういったレッスンの方がずっと楽なのですが、そこに終始してしまうと、子供の許容範囲は限られていますから、本当に簡単な作品にしか出会う事ができません。
つまり、自分が理解し、弾ける範囲にとどまってしまうのです。
世の中には、幼くしてショパンやベートーヴェン、その他様々な大曲を弾く事が出来る子がいますが、この子達は、よい音楽をたくさん聴いて育ちました。
そこに楽譜に対する理解や、筋肉、骨格の発達が伴って、そういう子が育つのです。
思慮深さや言葉の発達が優れている子は、たくさんのお話しを聞いて育った子だと思います。
まわりの人のお話もそうですし、絵本から始まって、優れた児童文学、もっと成長すれば小説等、よいものを身につけ、経験しています。
幼くても、質の良い音楽(もちろん音楽だけにはとどまりませんが・・・)を聴いて感じて育ってほしいと思うのです。
私の知っている子で、9歳にしてラベルのソナチネを弾く事が出来る子がいますが、この子は、ダヴィンチコード、黄金比について、もっと幼い頃から興味があり、クリスマスのプレゼントに天秤が欲しいと言ったそうです。
決して英才教育をした訳でなく、家族の会話や、この子の好奇心からこういう風に育ったのですが、こういった好奇心や、教養、人間性は音楽に大きく影響します。
まじめにたくさんの曲を練習してくれればうれしいですし、子供がそれを望んでやっているならそれもアリかと思いますが、ただひたすら作業のようにこなす練習には心が伴いません。
人を感動させる演奏は出来ないのです。
たくさんの経験を積んで、感性豊かで、表現力のある子を育てたいと思っています。
これまで30年近く、数えきれないほどの子を育ててきましたが、豊かな心を持って、集中力のある子は、音楽ばかりでなく、教養のある学習能力のある子が育っています。
子供の成長を、是非長い目で見ていただければと思います。
あまり先を急ぎ過ぎず、子供の発達に合った事を、そして質の良いものを与えて下されば嬉しいです