米子 西野ピアノ教室 musica felice

米子市のピアノ教室・・日々思うこと徒然なるままに。
幼児から受験生、大人の方いらしてます。
音楽は心の対話ですね。

ピアノをしていると頭が良くなる?!

2010-09-27 03:28:54 | 音楽
某TV番組の再放送で、習い事をお友達がたくさんやっているけど、うちの子には何をやらせたらいいのでしょう?
というタレントの質問に、脳科学者が

「簡単な事ですよ。他の習い事を一切やめて、ピアノだけすればいいんです。」

と答えたという話をしていたという事が話題になってたけど、

この話、何ヶ月か前に誰かもしていたなぁ、と思いだしました。

確かにうちのデーターだけによると、みんな成績優秀、音大より医学部かというぐらいの勢いですが、

夏に出会った京大生も、他の大学に比べてピアノ経験者が多いとのこと・・・

いつかピティナの関係者で集まって、お食事&打ち合わせで、ちょっとした雑談をしていた時、

「そういえば、東大のピアノ部って、ピアニスト顔負けの人もいるらしいですね」

と聞いたところ、

「そうでもないですよ。まあピンからキリまで、上手い人はいますがそうでない人もいます。

ちなみに私もそこでした。」

って!!えぇ~~!東大出身なの?!

そのうら若き容姿端麗な、才色兼備とも言うべき、背の高いすらりとした美女は、

東大出身のピティナ本部のスタッフだった。。。

今はイギリスでお勉強とのこと。

出来る人は、こうなのね。。。

話は戻って、ピアノを弾いてるってどうして賢くなるかって、もちろん指を動かすことで、

脳の活性化になって、老化防止にもなるっていうぐらいだし、脳への刺激は大変良好だし、

まず楽譜を読むってこと自体、膨大な情報を読み取って、音にするだけでなく、

音楽的な音色と表現をするという事が、どれだけ私たちの脳や五感や感情を使っているかということになります。

また体のあらゆるところを使って、それこそ指先から足のつま先まで、この20年ぐらいは、

筋力の事も言われ僧坊筋が、上腕二等筋三等筋、背筋・・・色々な筋肉の説明から始める講座や本もありますし、

これらが音に非常に大きな影響を与えているのです。

ですから体の使い方はとても重要です。

もちろん指の筋肉の事も音色に大きく影響しています。

指が出来ていないと、逆に柔らかなタッチとか、軽やかなタッチが難しいのです。

そんなことや、音楽の常識である、楽典の初歩から楽語に至るまで、頭を使わないといけない事は山ほど、

調性判定や、楽曲の形式、和声の流れからアナリーゼまで、どれだけ頭を使ってもこれでいいという事はありません。

その上時代背景を考えた演奏法、作曲家の生きた時代の政治情勢や、他の芸術活動など、

興味を持って調べたら、キリがありません。

でも音楽が本当に好きだと、こういうことに労を惜しまないのです。

というか、むしろ興味がどんどん湧いてくるみたいですネ。

その知識や感動が、また演奏にも表れるということで、おおむねピアニストは賢い方たちばかりです。

その上、世界を飛び回っている人たちですから、何ヶ国語かはマスターしていないと、

コンチェルトなどで共演する場合、困りますもんね。

基本は英語ですが、喋れるに越したことはない。

音楽用語は、ほとんどがイタリア語ですし、フランス語ドイツ語、色々はいって来ます。

だからピアノだけマジメニやってればいいかって言ったらそうでもないし、相当の教養が必要になって来るんですね。

それに、やってるうちにだんだん身についてくる部分もあるし、もっと興味がある子は、

自分からいろいろ調べていますよ。

だから,ピアノやるんだったら、趣味であろうと、しっかり練習してある程度の曲が弾けるようになると、

この賢くなるという目的も達成されるのかもしれません。

でも、本当のところ、好きだからやってるんだし、2~3歳で始めた子などは、音楽が好きになって、

心豊かな人になってほしいという親心から、始められるんでしょう。

ついでに賢くなれば、言うことなしですね。

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白川雅樹先生のソルフェージュ

2010-09-24 04:48:59 | 音楽

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ピアノの先生という仕事をし始めてから、30年来のファンである白川雅樹先生の

「伴奏つきソルフェージュ」ずっと使い続けていたのですが、10年ぐらい前だったでしょうか、

注文したところ、発行元である龍吟社/リズムエコーズが倒産して、入荷できませんとの回答が、

楽器店からありました。

えぇーショック!!

あんなに素晴らしいソルフェージュの本がもう手に入らないなんて!!

本当にいい曲ばかりなんです。

どんなに短くても、美しい、楽しい・・・

これで育って、声楽の方に言った子もいるんですよ。

ある日歌いながら涙を流してるから、「どうしたの?」と聞くと、

「いい曲だから感動しました」と言うんです。

そのくらいいいんです。

途中、龍吟社からリュウギンシャと変わったものの、表紙も内容も全く同じでした。

1冊目の本なんか、バラバラになるまで(ぼろぼろ?)使ったので、2冊目も購入したぐらいなのです。

そのうちヤマハから、「きれいに歌いましょうソルフェージュ」というのがでて、曲は古今東西の名曲でしたが、

伴奏部分は白川先生・・・

これも結構使いましたが、やはり先生ご自身の曲が好きでした。

そしたら、最近違う出版社から出たというではありませんか!

オンキョウパブリッシュと言う出版社。

知らないところだけど、ヨカッタ!

これでまた、コンコーネまでの入門として、小学生からでも使えます。

メロディーもハーモニーもとても素敵。

これからまた、みんなに歌ってもらう機会増えると思います。

是非お勧めです。

ちなみに昨日ご紹介した、大慈彌先生も使ってらっしゃるみたいですよ。

いいものは生き残るんですね。

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絵本の世界

2010-09-03 03:58:12 | ブログ



 

ひと昔前までは目も良くて本を読むのがそんなに苦じゃなかったので、ヘタするとご飯食べながらも読んでいましたっけ。

今はあまり小さい字を長時間見るとちょっとこたえるので、時々気になる本や好きな本を読んだりしています。

心理学者の 河合隼雄先生、ミヒャエル・エンデ、宮沢賢治・・・みんな亡くなられてしまいましたが、

何度も読み返す本もあります。

ただ、大人ってなかなか本を読む時間がなかったりしませんか?

これは、河合隼雄先生も言っておられたんですが、そんな人は絵本を読むといいですよ。

子供の頃も、絵本や児童文学は読んでいましたが、ピアノの先生というこの仕事に就いた、

20代前半、レッスンを待っている子たちに、何か良いものをと思って探していた時に、

絵本の世界に魅了されました。

その頃、一番衝撃的だったのが、佐野洋子さんの「100万回いきたねこ」でした。

すっかり佐野洋子さんに魅了され、何冊か買い求めては、深い・・・と、うならされました。

林明子さんの、美しくやさしい絵本の世界も好きですが、佐野さんはその真逆といってもいいほど、

インパクトがあります。

でも、ものすごく深い真実の世界を描かれているので、ちょっとひねくれた主人公など、本当に魅力的です。

大学生の時は、関西で教員をなさっていた鹿島和夫先生の、「1年1組 せんせい あのね」

を読んで衝撃を受け、このシリーズや、灰谷健次郎さんの作品なども、けっこう読みました。

本当は今でも、もっと買いたいところですが、残念ながら本棚がいっぱい。

それも手前と奥に二重に入っているんです。

貸してあげて帰ってこなかった本も多々あり、好きな本はもう一度買いたいと常々思ってはいますが・・・

ぼろぼろになって、本棚の片隅にある絵本たち・・・

どうぞお母様方も、手にとって読んでみて下さい。

本当に深いです。

短い言葉の中に、あぁっ! と思う真実がたくさんあります。


  

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