先生は、小田郁枝先生。
チェンバロのテクニックは、とにかく指がしっかり働く事。
腕などを不必要に動かさないで、演奏することに関しては、ピアノのバロック奏法も同じだと思います。
指のコントロールで、表現しますから、共通する事はたくさんあると思いました。
鋭いスタッカートのようなノンレガートではなく、指をおくように・・・
みんな初めてだったので、タッチの違いに初めはなれなかったけど、だんだんそれらしくなっていきました。
楽器が指に教えてくれるのだとおっしゃっていました。
2段鍵盤なので、イタリアンコンチェルトなど弾くと、とても素敵なんです。
今回は、インヴェンション3人と、平均律2名。
やはりハーモニー感を持って、演奏することの大切さを指摘されました。
黒田先生にもさんざん言われましたもんね。
特にプレリュードは、やはりハーモニでどのように動いているのか、和声の種類など、知っておく必要があると思いますし、
小学生は、構造が分からないまでも、どんな響きがして、どんな感覚になるのか・・・
少しずつ明るくなったり、減3和音などで、ちょっと暗い響きになったり。
前のブログで書いたように、和声感や、楽式論など、内側から育っていないと
音をただ並べるだけの演奏になってしまいます。
初めは感覚的なものから入って、次第に、理論に結び付けられるようになるといいと思いました。
とても優しい先生で、チェンバロの構造なども丁寧に説明して下さいました。
とても素敵な響きでした。
時々、入れ替わりで習えるといいですね。
チェンバロのの響きを知っているのと知らないのでは、演奏にも大きく違いがでてきます。
音楽を志す人は、是非1度だけでも弾いてみるとよいですよ。
ピアニストの、アンドラーシュ・シフもバロックの達人ですが、やはりチェンバロを徹底的に勉強したらしいです。
スミマセン、カメラ持っていってなかったので、チェンバロの画像はありませんが、またの機会に、撮ってきます。
土曜のピアノレッスンは短縮になったりお休みさせて頂いた生徒さんもありましたが、実りの大きいレッスンを受けられて、よかったです。
レッスンを受けられなかった生徒さん達にも、ここで学んだことを還元できるといいなと思います。
また、機会があったら、フランス組曲でも、イタリアンコンチェルトでも、もっと他のバロックの作品でも、
トライしてみるといいですね。
さあ、今日は10月最後の日。
いよいよ11月のステップも近付いてきました。
11月15日はシンフォニアについての講座がありますが、30名定員なので、早くも半分予約で埋まってしまいました。
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