島崎藤村の最初の妻冬子の伝記「冬の家」を、間も無く読み終わります。
時間がかかりました。
一度途中まで読んで、しばらくほっておいたのですが、資料の関係で続きを読み出したのです。
娯楽作品ではないので、なかなか読み進むのが難しかったのですが、やっとです。
非常に、興味深い作品でした。
函館に行きたいと思っているので、その前に読むことが出来て良かったです。
旧家出身の藤村と、函館の新興商人の娘冬子の育ってきた環境の違いが、結婚生活に大きく影響を及ぼしていました。
藤村は、洗礼を受けているのに、明治女学校の教師の時、女学生を好きになった問題で信仰から離れてしまったのが残念です。