今日の埼玉は雷鳴交じりの雨のため、桜もかなり散ってしまいました。
どんよりとした重苦しさで、音楽の「暗い日曜日」を思い出してしまいました。
「暗い日曜日」は、作詞・ヤーヴォル・ラースロー・作曲・シェレツシュ・レジェーで1933年ハンガリーで発表された曲で、映画にもなりました。
シャンソン歌手のダミアが歌って有名になったので、私もシャンソンかと思っていましたが、違うそうです。
くらーいくらーい曲と詞が、第二次世界大戦直前の世相にあいまって、この曲を聴いた後、多くの自殺者を出しました。
何人亡くなったかは定かではありませんが、作曲者自身も自殺したと言われており、当時は放送禁止・発売禁止になったものです。
日本でも、いろいろなシャンソン歌手がカバーしていますが、浅川マキが一番原作に近いイメージだと言われています。
私は、昔シャンソン大好き人間だったため、ダミアの復刻版のレコードを持っていました。
ほんとにくらーい曲で、自殺する気にはなりませんでしたが、陰々滅滅とした気分になってしまいます。
また、上記の浅川マキも好きな歌手で「不幸せという名の猫がいる・・・」という歌をいつもいっしょに歌っていましたが、この人の曲も暗いものが多いです。
しかし、クリスチャンになった時、シャンソンとジャズのレコードは全部処分して、もっぱら主をほめたたえる賛美ばかりになってしまいました。
最近は、ほとんどが荒地に川ミュージックの「やすらぎの歌」を歌っていますが、その中でも、お気に入りが「エルサレム」です。
私のメッセージの時は、必ずこの曲を歌っています。
数年前「ミラクルズ」というグループを作っていた時の思い出の曲でもあり、暗記の苦手な私にとって唯一そらで歌える曲でもあるからです。
歌も言葉なので、その言葉の持つ力があるため、なにを歌っているのかで、心も変わってくるものなのです。
「やすらぎの歌 第六集」の「サンバ・ハレルヤ」などは、暗い日曜日の方でも明るい日曜日になるのでお勧めです。
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1 コメント
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- やすらぎの歌 (ミカエル)
- 2007-04-04 21:12:40
- 私は以前、よく下北沢でやってるライヴに行きました。そこでオルタナロックなどをよく聞いていた、と人に言うと、“えっ”という顔をされます。音楽は私達の心の無意識の領域に大きな影響を与えると、ほんとに思います。ライヴに行った後はなんとも言えない、暗くイヤな気持ちになりました。しかし不思議とそこから抜け出たくないような変な衝動にかられました。やすらぎの歌を知ってからは、そこに戻りたいと思いません。沢山の人にやすらぎの歌を聴いて欲しいです。ところで、「ミラクルズ」の再結成はあるのでしょうか。楽しみです。
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