大鳥圭介の娘・雛の写真を探していたら、あるブログに「明治時代館」に出ていると言うのを見つけました。
この本は、私も持っていて、出たばかりのころに1万円以上出して買いました。
今だったらネットで安く買っていたと思います。
さっそく調べたら、お父さんが校長をしていた工部大学校(東大の工学部の前進)の付属機関である工部美術学校の生徒で、山下りんと同期だったのです。
写真には、6人の女性が写っていましたが、山下りん以外誰だか分りませんでした。
たぶん真ん中かなーと思いつつお父さんの顔と見比べていました。
ところで、山下りんは、ロシア正教のイコンの絵描きでロシアにまで勉強に行った人です。
一時、お茶ノ水のニコライ堂で暮らしていました。
ロシア正教の絵は、どこに何を描くのかが決まっているので、絵描きとしては苦しんだと言うのを昔伝記で読んだ記憶があります。
日本中にある正教の教会の中に彼女の絵はたくさんありますが、サインをしていない物もあります。
私も、同じ絵しか描かせてもらえなかったら苦しんだかもしれませんね。
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