まこねこまどかブログ

マンガ家まこねこの気ままな日記

坂本龍馬の暗殺者!

2011年06月20日 | 歴史

坂本龍馬を暗殺した下手人と言われている今井信郎は、その後裁判にかかり禁固形になりますが、特赦で明治5年に釈放されます。
今井は、徳川慶喜の住む静岡にいきます。
ところで、駿河の久能山に奉納された徳川家康の木造と同じ物が上野と江戸城から運ばれていました。
同じところに、三つも木造があっても仕方がないと言うので、旧幕臣達は、自分たちの村にその木造のための社を建てようとして今井もその委員になります。
今井はみんなから寄付金を募り、勝海舟の所にもやってきました。
ところが、勝は、「それを祭ると何かなるのかエ。」と聞くので、「東照宮様(家康)の御恩に報いるため」だと答えると、「そんなことなら、まっぴらごめんだ。」と言いました。
怒った今井は旧幕臣からなけなしの金を集めて社を建てました。
この静岡にキリスト教の宣教師が来ました。
東照宮様(家康)が禁じたキリスト教が静岡で広がるのはけしからんと言うので、旧幕臣たちは相談して今井が宣教師を斬ることになりました。
そこで、今井は斬るのは簡単だけれども一応聖書を読んででおこうと思い読みましたが、ばかばかしい子供だましだと思いました。
こんな物なら殺さなくて、迫害すれば時期にいなくなるだりうと思い迫害したわけです。
そんな時、お茶の仕事で横浜に行き、参考に海岸教会で説教を聞い手びっくりしました。
今まで邪教だと思っていたのが正論だった時がつき悔い改め熱心なクリスチャンになりました。
静岡に帰ったそのことを話し熱心に矯風事業を行い村会議員になりました。
そこで、かつて自分達が建てた東照宮(家康)の社を恥、勝海舟の言うことが正しかったのにいかった自分を恥じて生前は合うこともありませんでした。
しかし、勝海舟が亡くなった知らせを聞いて、上京し棺桶の前でこの話をしたそうです。
感動的なお話ですね。


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