ちょこっと本音

自分のこと、趣味のこと、ダイエットのこと・・・
心の声をちょこっと文字に。

朝のホームで

2011年02月24日 | 優しいことば

通勤電車は乗る場所と時間がほぼ同じことが多い。
ここ、1~2年ほど、毎日あう女の子がいた。
ホームにKIOSKがあったときからだから、もっと前からかもしれない。
その後、私は会社が変わったので、乗る場所と時間が変わった。
そしてまた、最近、以前の場所に戻ってきた。

同じ時間、同じ場所。
にこっと微笑まれて、後ろにだれもいないから私に微笑んでくれたのだ。
顔はお互いに見知っているが話したことはない。

なぜか、急に自分のことを話し始めた。
「寒いですね、わたし、手首の筋をいためたから余計寒く感じて・・・」
「あら、大変。痛そう。」
今日はきのうよりはあたたかいのだけれど、彼女は缶コーヒーで暖をとっている。

彼女は足が悪い。
補聴器も片方につけている。
それでも元気に毎日仕事に通っているらしい。

私も病を得て思うことは、同室の人たちが皆明るかったこと。
症状に差はあり、いろいろと辛いこともあるだろうに、みんな明るかった
彼女も、足が悪くて苦労をしたのだろうとおもうけれど、そんなことを感じさせない笑顔が素敵だった。

ビーズ刺繍が趣味なことや韓流ドラマにはまっていることまで、自分のことをあれやこれやと、電車の待ち時間に話してくれた。
まるで昔からの友だちみたいに。

そう、実は昔からの友だちなのかもしれない。
話をしたのは今日が初めてだけど、何年も毎日、同じ時間、ホームの同じ場所で会っていたのだから。

彼女のほうが早く降りる。
「行ってらっしゃい」
「行ってきま~す」
と一駅だけのお友だち。
明日も会えるかな?

コメント
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