チケットを買ってあったから、昨日、普通に宝塚を観にいった。
しかも私が星組から好きだった真飛聖クンのさよなら公演だし。
芝居は可もなく不可もなく。
よくあるハードボイルドのストーリー。
ショーはシャンソンをベースにした、懐かしい感じさえするスタンダードな形。
私には自分も口ずさめる歌が散りばめてあるのでとても楽しめた。
ショーが終わっても緞帳が下がらない。
何かあったの?
とおもっていたら、組長さん(夏美ようさん)がでてきて、この公演を開催するまでの、生徒たちの葛藤を語った。
「・・・・・(前略) この電力不足を言われている中で、公演をしてもいいか悩みました。休暇で実家に帰っていて被災した生徒もいます。でも私たちは私たちにできる範囲で公演をすることに決めました。・・・・(中略)・・公演が終わりましてから、生徒がお客様をお見送りしながら義捐金をお願いすることにしました。・・・今日のお当番の方抜けてください。」
何人かの生徒が舞台上から下りていく。
そして退団公演でもある真飛聖クンのご挨拶。
自分のサヨナラ公演でもあるのに、被害地のことばかりを心配している。
ロビーへでると、舞台化粧のまま義捐金のお願いをしていて混雑をしている。
だれのところで入れようか。
下級生なので、まだ顔と名前が一致しないので、一番端にいる男役の生徒の箱にいれてきた。
きちんと目を見据えて「ありがとうございます」といわれると、ついウルウルしてしまう。
そして「可愛い!」などど不謹慎にも思ってしまった。
この花組公演、私の心にはしっかりと響いた。