私の住む街は、霧がよく出る。
といっても山の中ではない。
東京近郊だ。
朝、窓をあけると真っ白。
何も見えなかった。
そんな中、車で走ったこともあった。
まるで未知の世界を走っているような気分だった。
この日も霧がすごくて、電車が遅れるかなと思ったが、家を出るころには晴れてきた。
停留所から見た風景
バスを待つ間に、霧がどんどん晴れていく。
そうして、いつもの秋の風景がもどってくる。
バス停は人工の川のほとりにある。
ここには、よく水鳥が来る。
バスを待つ間のちょっとしたお楽しみ。
見ているとあきない。
こんな日が続いて、冬がやってくる。
だんだん、バスを待つ人々の服装が変わってくる。
季節の移り変わりは、この並木道が一番よくわかる。