『 我が家の朝顔開花第1号 』
朝から晴れ上がって、もう真夏日だった。久し振りの暑さだ。
蒲団も干した、久し振り枕も干した。いつもの昼寝では汗をかいた。
さて何故こうまでして開催に拘るのか、政府の考えが分かり難かったかったが
ある日、ユニークで、子供のまま大きくなったような極めて素朴な一閣僚が、
迂闊にもポロリと会見で漏らしてしまった。
それはこういう発言だった。
「世界も注目する巨大な祭典なので、国民の気分も変わるだろう」
「コロナの中で東日本大震災後たったの10年で、日本はこれだけの祭典を
やり遂げた国だと、我々政府は……」というものだ。
これこそが政府の根本の考えや姿勢なのだろう。
それをいみじくもベテラン大臣が吐露してしまった様だ。
中国が、来年の冬季五輪に際して、「国家一丸で、国威発揚、国力を世界に
知らしめる。共産党の偉大さを内外に浸透させる、それに向かって全力で邁進する」
とぶち挙げているが、形は違え要は日本もこれと同じ事をしようとしている様だ。
国民の健康や営みや選手のことより、国家であり政府のプロパガンダであり、
成功という賞賛と面子を得んが為なのかも知れない。
今日も感染者は950人と発表された。