「梅雨が明けた日の夕方」
森川 由美子さん 撮影
いよいよ梅雨も明けて、その翌日から真っ青な空だ。
猛暑が始まるぞと覚悟を決める。
昨日行ったお医者さんに「この位の血糖値なら貴方の年齢ならまぁいいでしょう。
腎臓が大分弱っているからクスリは出しているが、塩分摂取と血圧には充分な注意を」
と言われ、ここまでは良しとしても「ワクチンは済んでますね。それならこれからは
暑くなるから年輩の方は熱中症に呉々も注意を」と言われて来た。
年輩者とは自分のことか、言われるのは当然かも知れないが何か年輩者という語感から
来る年令をいたく意識させられて帰ってきた。
ところで、オリンピックをこのままやれば、4~50代に感染者が増え、7月中には
1500人、8月には2400人になると言う試案が発表された。
現実に連日1320、1240といった数字が並んでいる。
日本の10倍(人口は少ないのに)の感染者を抱えるイギリスが、コロナと共生と
唱えてあらゆる規制を解除するという。入院患者、死者が少ない(ワクチンの為に)
というのが根拠だが、羨ましいようで一寸恐ろしい。
数ヶ月後には大感染を起こして、又新しい変異株を作ってしまいそれを世界にばらまく
ということにはならなければいいのだが。
コロナと共生なんて格好は良いし国民は一時は喜ぶかも知れないが、自国だけの問題では
なく世界を危険に陥れるのではないか。
ジョンソン首相よ、他国のことも少しは配慮すべきではないか。
さすがに心あるロンドン市長は、市内の公共交通機関内ではマスク着用の義務化を残した。
集会も飲み会も観戦観劇も、酒もレストランも(実証的観察実験とはいうものの)
OKというのだが大丈夫だろうか。
紳士淑女の国なんて言うのは昔のことで、ビートルス以降はもはや普通の国であるから、
国民の良識を信じることで果たしてコロナを卒業出来るだろうか。