『 ヤモリが来訪 』 高橋 嘉子さん 撮影
昔からヤモリは家を守って呉れるものと言われて
見かけは一寸怖いが、少なくとも忌避される動物
ではなかった。東京の頃、アトリエ北面の壁の蔦
の茂みに住み着いていたのを思い出した。
ここ数日、良い天気が続いて梅雨明けが数日早くなったのかと思ったが、
やはりまだスカッとした夏のあの空ではない。
数日前の真夏日に、日本のあの暑さを思い出してしまったので、梅雨が
カラリと明けても、あの炎上するような暑さになるのかと一寸複雑な思いである。
炎上と言えばこの言葉は、私にはあまり馴染みがないがSNSとかツイッターの
世界では炎上したとか何だとかの報道で最近はよく耳にする。
その多くが個人に対する誹謗中傷、悪口、罵詈雑言で、死ね!殺すぞ!等と酷いらしい。
悪質な言葉の暴力であるが、匿名ですることでより興味が増大し、エスカレートして
しまうのだろう。人の悪口というのは昔から誰しもが好きなもので、ストレスの発散に
使われるという。
投稿者の人物像としては、独善的で近視眼的な短絡的思考のタイプで、人一倍短気で
激情型が多いと言われる。
激しい投稿によって己の欲求不満やイライラの憂さ晴らしであり、はけ口となっている
傾向だそうだ。
私はSNSもツイッターも見たこともやったこともないけれど、それは想像が出来るような
気がする。特にこんなご時勢でもあるし、投稿者にひいき目に考えれば、自分の弱み、引け目、
悩み、イライラを発散し、憂さ晴らしをしているのだろう。
つまりはガス抜きみたいなもので、文言に表れた程の悪気も狂気もないのかも知れない。
私も最近のこの日記では、コロナ、オリンピックへの対応や発言での政治のあまりのひどさに、
つい悪口というか詰まらない愚痴が多くなってしまった。
これもSNSなどの暴言と根元は一緒なのかもと反省。気をつけようと思う。
確かに人の悪口を言ったり怒ったりは少しも面白いものではないからなぁ。