『 燃える夕日 明日は良い日の前兆か 』
森川 雅昭さん 撮影
オリンピックもいよいよ今月となって不思議な気がする。
国の準備は着々と進んでいると連日報じられている。
今でも本当にやるの!と言う気持ちを捨てきれない。
IOCの財閥体質、利益優先主義など知りたくないことも見えてしまった。
世論の反対にも拘わらず、多くのマイナス要素がありながら、開催ありきで
準備に邁進している姿には、不思議な感じと同時にその実行力、決められた
ことを貫徹するという組織力団結力には呆れながらもその力には驚くばかりだ。
各所、各地でいつの間にか準備が整ったと言うのだから、日本の官庁、自治体も、
逆に考えれば凄いものだとも思う。もし上から正しい命令なり指示さえ出れば
それを粛々と実現させる行政力、そつなくそれを実現させる実行力は大したもの
だと思う。
政府がやるやると言っていても、この様子では下々の組織や現場では、いろいろと
滞って、実際には実現出来ないのではと思っていたのだが。
仕事もなく、自粛の所為で出掛けもせず(自粛でなくてもそうだが)暇を一杯持って
いるから、それなら毎日TV観戦でオリンピックを思い切り楽しんでやるか!なんて
腹を決めて居直るような気持ちになってきている。
オリンピックによる感染の大パニックが心配ではあるが、我々は早く皆がワクチンを
済ませ、日常マスクをし会食会話飲み会や外出を控える以外に何もしようがない。
先日の日本陸上選手権のTVを観たが、やはりスポーツは良いものだ。
人間同士が全力で競い、泣き、笑いする姿は清々しいし胸打たれるものだ。
人間の本来の姿か、闘争本能と言うものが我々を引きつける。
これが他民族とか他国との闘いになるのだから興味は倍増だろう。
国民とか大衆というのは、文句不平を言っては居ても、極限状態を免れれば
案外他愛のないもので、昨日まで反対、中止や延期を叫んでいた人も、TVに
釘付け応援に夢中になるのかも知れない。