「 或る日の朝の淡い虹 」
森川 由美子さん 撮影
することがなく最近では専らTVの番人をしている私には、パラリンピックも終わって
淋しい思いをしている。
あの夜の閉会式では3時間も付き合ってしまった。座りっぱなしで腰の痛いのもトイレも
我慢だった。半分は解説がなければ、何を表現しているのか意味不明で理解できなかった。
高遠な考えや豊かな感情や夢を表現しているらしいが、あまりピンと来ない。
外国の選手にはどうだったのだろうか。退屈やトイレに行きたくなって困ったのではないか。
パラ選手の苦労、苦難や厳しい練習とか、競技の細かいルールなどを知らずに、ただ日本人を
応援して見ている分には結構面白いものだった。
なまじ選手の長年の汗と涙を知ると、何だか心が苦しく可哀想になったりしてしまうからだ。
野球は知らないけれど野球は大好きという昔の巨人の熱狂的なフアンと同じあの感じで見て
いれば疲れないし気が楽で楽しいものと同じ感じた。
このパラリンピックも、何も知らない、経験もないと言う典型的な野次馬的なフアンになって、
勝ち負けに拘って見るという方法が一番だったかも知れない。
さぁ、これからはTVは何を見ようか。「科捜研の女」や「相棒」、夜は「家族に乾杯」や
「ポツンと一軒家」とか「チコちゃんに叱られる」などに戻るしかないのだろうか。