子どもが最近はまってるYouTubeのコント?に、野球部の寮のストーリーがある。
見てくれ共感してくれ一緒に笑おうというので見た。
人を傷つける表現がなく、大方安心して笑えた。
が、
笑えなかったことがある。
驚愕し、絶望した。
3年生が、1年生に、朝、起こしてもらうのだ。
「先輩、朝です。起きてください」
ご飯を用意するのも、部屋を掃除するのも、1年生の役目だった。3年生はその間、のんびりスマホを見ている。
男性しか出てこないこのストーリー。
"身分の低い"者が
"身分の高い"者のケアをする構造が
あまりにも当たり前に描かれていた。
これが現実で、21世紀で、いま起こっていることだ。
同じ学生で、身分があること自体がそもそも「?!」なのだが…
それとともに、これ、強烈な連鎖だ。
「くそう、めんどいな。自分も3年になったら、1年にやらせてやる」
「よし、3年になったんだから、めんどいことは1年にやらせておこう」
さてさて、このチームの男子学生たちが、社会に出て家庭を持って、どんな振る舞いをするか?
わかりみがすぎる。
変わらないわけだ。
自分がその寮生でなくとも、こういった日常に日々接することで
「こんなものなのか」
疑問すらもたずに、構造的搾取に加担していく。
今日一日