松下電工は2008年6月26日、新素材「有機ガラス系」の人造大理石浴槽を標準装備したバスルーム「Cococino(ココチーノ)」Lクラス・Sクラスを同年9月1日より発売すると発表しました。
同社が既に発売している全自動おそうじトイレ「アラウーノ」や洗面化粧台「ウツクシーズ」で培った有機ガラス系素材技術を浴槽に応用。撥水・撥油成分配合なので汚れを招く水や油分をはじき、しかも従来のFRP素材※1と比べて表面硬度が高く、汚れが入り込むこすりキズ等がつきにくいのも特長。
※1 繊維強化プラスチックのこと。Fiber Reinforced Plastics の略
■ 主な特長
(1) 「アラウーノ」等の素材技術を応用した有機ガラス系人造大理石浴槽で、お手入れ性を向上
(2) Lクラス・Sクラス2つの体系で容易にプランニング可能
(3) 外光による空間演出でバスルームの快適性を追求
■ 開発背景
同社が実施したインターネット調査※2によると、お風呂のリフォーム時に最も重視する部分は、約半数が「浴槽(約51%)」だったそうです。
浴槽に望む性能としては
1位:簡単なお手入れ(約88%)
2位:清潔な状態が持続(約81%)
3位:早く乾く(約72%)
4位:断熱性(約54%)
5位:耐久性(約43%)(複数回答)という結果だったそうです。
この結果からみると、浴槽は直接肌に触れるので、心地よい入浴を大きく左右する部分であり、最もこだわりたい部分であると共にお手入れはできるだけ容易に済ませたいといった本音もうかがえます。
同社はこれをふまえて、有機ガラス系人造大理石の浴槽を開発、新発売のバスルーム「ココチーノ」に標準装備。スポンジで軽く拭くだけの簡単なお手入れでだそうです。
※2 有効回答数:101 対象:30代前半~50代前半の主婦層(全て女性)実施時期:2008年5月
■ 特長
(1) 「アラウーノ」等の素材技術を応用した有機ガラス系人造大理石浴槽で、お手入れ性を向上
お風呂の原点「心地よい入浴とはなにか」に立ち返ったとき、直接、肌に触れる「浴槽」と「お湯の質」を見なおすことが不可欠でした。そこで今回、浴槽の素材に着目し、お掃除性(清潔感)、耐久性、そして肌触りの3つの観点から、従来にない有機ガラス系人造大理石浴槽を新開発し、Lクラス・Sクラス共に標準装備。
また、床にはフッ素系新素材層が水アカをこびりつきにくくする「ささっとキレイ仕様」の「キモチ浴フロアーII」も新発売。スポンジなどでこするだけで汚れを落とせます。
(2) Lクラス・Sクラス2つの体系で容易にプランニング可能
製品体系をLクラス(中・高級価格帯)とSクラス(普及価格帯)2つのグレードに統一。ご予算や浴室の広さに合わせグレードを選択でき、その中で各オプション設定ができます。Lクラスでは「酸素美泡湯(びほうゆ)」などの機能を選択可能。お手入れ性向上に関する機能(浴槽・床)は全グレードに標準装備です。
【酸素美泡湯】(これ欲しい!)
スイッチを入れるとノズルから高濃度の酸素を含んだミクロの泡がお湯に広がり、普通のお湯が約2分で真っ白に変化。微細な酸素の泡により、身体の奥からあたたまり、保湿効果もあるそうです。
(3) 外光による空間演出でバスルームの快適性を追求
光を大きく取り込み開放感を演出する開口部材を品揃え。屋内にいながら露天風呂のような演出をすることができます。
[浴室スクリーン窓]
スクリーンのような大きな窓から戸外の緑や空も浴槽から眺めることができ、視界も楽しみも広がります。 [ライトインドア]
※2008年12月受注開始予定
外光をたっぷり取り入れる全面ガラス張り。
浴室と洗面室の間に設置することで、水廻り空間がひとつづきの印象をあたえ、広々としたリフレッシュ空間を演出できます。
[テラスドア]
デッキや中庭へとつながり、開かれた浴室空間に。
浴室から外へ出ることも可能。
システムバスルーム紹介サイト
http://national.jp/sumai/bathroom/index.html