泳ぐのは楽しいものだ。
今にしてみれば、だが。
幼い頃は嫌で嫌で、苦痛で仕方なかった。
仮病でもなんでもいいから、
あらゆる手段を使っても逃げ出したかった。
スクールが休業してしまえば良いとさえ毎日思っていた。
だがそんな子供の浅知恵など、
あの厳格且つ尋常ならざる頭脳と洞察力を持つ母に通用する筈もなく、
いつも引きずられるように水泳に通っていた。
大量に水を飲んでは胃の中のものを全 . . . 本文を読む
リハビリに、車で片道30分のとこにあるプールに行ってきた。
田舎だから空いてるし、スタッフの方も親切で素晴らしい。
プールも綺麗だし言うことなし。
何故かちょっとトイレが獣臭いけど…
謎だ…
一時間かけて1キロ弱を泳ぐ。
激しいクロールや平泳ぎはよくないみたいで、
ダイレクトに痺れがくる。
バックは楽だし負担はないようだ。
バタフライはハナから禁止。
水の中で痺れが出る . . . 本文を読む
とは言え相変わらず体操と安静の日々。
症状は発症当初よりは随分落ち着いているが
痺れているのでそこばかり気になり、妙に疲労が溜まる。
25日に淡い期待を持ちつつ姉貴の助言と経験談も聞く。
ヘルニアとはとりあえずうまく付き合っていくしか方法はなく、
または自分の自然治癒力、マクロファージが
はみ出た椎間板を排除してくれる事を願う他ない。
ただ光明はある。
痛めた身体をこれ以上痛めない為 . . . 本文を読む
本格的な治療の日取りが確定したと同時に
全く別の方向からの約束も確定した。
霹靂閃電
あまりにも唐突で、自分でも何がどうなったのか
イマイチ現実感が持てずにいる。
暗中模索し、閉塞感に苛まれ、雑多で下世話な人間に絶望し、
それでも暗雲を粉砕するべく、萎えて折れそうな心を必死に奮い立ててきた。
唯一頼りにしていた己の身体さえもついに壊れ、
最後のか細い光も消えるかと腹 . . . 本文を読む
ジェイミー・サドロウスキー。
2008、2009年度のREMAX王者。
身長180センチと、海外では小柄なこの王者は
以前にも書いたが、同じ体格の自分が勇気を持って
ドラコンの世界に飛び込めたキッカケとなった選手。
彼のスイングこそが理想形であり、
彼のスイングにこそ、今の自分に欠けている全てが内包されている。
多くの人は彼のずば抜けた柔軟性に目を向ける。
確かに彼自身が言っ . . . 本文を読む