百合とオレンヂ城Ⅱ

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シンギュラリティ・コンクェスト

2013-05-20 20:16:00 | 日記

シンギュラリティ・コンクェスト

 
 
 少しツンな女性士官のリヴカ♪♪ 
感情が育ちつつあるロボット天夢(アム)♪♪




そんな2人のガール・ミーツ・ガール・バトル☆




表紙の上が天夢(アム)で下が女性士官のリヴカです。 




 最近、山口優先生の『シンギュラリティ・コンクェスト』
(徳間のSF)を読みました。


(推薦文が、沖方丁!!)


 表紙買いをしましたが(笑)、なかなか百合としても
素晴らしかったです♪


 表紙もキレイでしたし♪




 山口優先生はこの後に『アルヴ・レズル』
書きアニメ化もされました。


 そして『アルヴ・レズル』はアニメミライで上映
されました。


 ちなみに『リトル ウィッチ アカデミア』
同時上映です。
 
 


 
 

 『シンギュラリティ・コンクェスト』は
『若き女性士官のリヴカ』
『美少女型・機械生命体の天夢(アム)』
の2人の対決と、和解の末の抱擁がメインですが
日向美玖さんもなかなかです♪




■リヴカ
 
 リヴカは『絆』という意味を持っている
名前。


 
 リヴカは幼少時に目の前で少女の自爆テロ
という事故から右手を失います。
 そして、それがトラウマとなっています。

 
 過去のトラウマから、天夢との初めての出会った時
その愛らしい少女のような外見から、かつて右手を
失ったトラウマを思い出します。


 そしてリヴカは天夢から差し伸べられた手を
払いのけます。

 
 しかし、そこにはリヴカの天夢への憎しみは
もうありませんでした☆

 この時、再戦を望む天夢も爽やかです♪




 右手のEP…女医さんに手をぎゅっ☆とされる
シーンは短いながらも印象的なシーンです♪

 
 リヴカの失った右手は義手となりましたが…
身体の部位をを失うのはとても大変なことです。


 攻殻、ロボコップ、ターミネーター4のマーカス
「人が身体を失い機械の身体を手に入れる」という
テーマは多いです。


 語ると長くなりますし、様々な解釈があると思いますが
リヴカさん、や天夢ちゃん、のようにスキンシップや
コミュニケーションをとるのは大事ですし、
とても良いですよね♪



 
 
 リヴカさんは途中、赤いビキニを着てるシーンが
ありますが色香がありながら、それを意識しない
ような無機質な感じ♪そして照れる☆
そんな正反対な感じにけっこう萌えます♪
 


 リヴカさんの性格は士官ぽい事務的なところが
ありながら天夢を気づかう、優しさもあるのが
好きです
heart
 個人的にはリヴカさんが天夢を、ぎゅってしたり
頭をなでなでしてるシーンが好きです
heartheart 
 

 いや、リヴカさんバトルをする様な、けっこうアツい
ところもある人ですかね☆(笑)


 
 あと…リヴカさんが天夢に怒っていても
どこか笑えてしまうのはどうしてなんでしょう♪
(笑)




■天夢 
 
 キレイな女性(リヴカや日向さん)は好きですが、
天夢の可愛い感じ、も好きです♪
 
 それと機械的な美もいいな☆
と思います♪
 
 「我」とか「汝」とか古風な喋り方も☆



 
 天夢は可愛いからリヴカさんも保護欲が
わくのです♪




 リヴカさんは過去の事件のトラウマからか
天夢に対して「天夢を守りたい」という保護欲と
「過去を忘れよう」という憎しみという相反する
感情が生まれます。

 
 それが、だんだん天夢への保護欲へとなっていきますが♪


 天夢(アム)はアマテラス、略して天夢(アム)
なのですが神様らしく(?)クサナギという
SFっぽい剣で戦うシーンはなかなかいいですよ♪




 リヴカは天夢に興味を持ちいろいろ聞きます。
天夢はロボットですが、人間らしくなってきます♪


 天夢の性格は無邪気で、マシロちゃんと命を
足したような感じです☆


 しかし人間らしくなりすぎたのか?
はたまた神様だからか?
 
 
 途中、天夢は…はやい話引きこもり(?)
ます
…SFではよくありますがAIが人工知能を
持って学んでわからないことがあると悩んで…
よくストレスを感じたりしますよね(笑)



 人工知能が進化してストレスを感じるというと
『2001年宇宙の旅』のHAL9000や『超時空世紀オーガス』
の大尉ですね。

 
 いろいろ学んで自分の心をなかなか表現できず
ロボットの天夢は暴走します。


 
 といっても深刻な状況なんですが、
なんか、笑える状況です(^-^;)


 ここでモニカさんという科学者が出てくるんですが
言ってることが、何故かユーモラスです(笑)




 そんな人間くさくなってきた彼女にリヴカが与えようと
したのは『家族』でした



 軍隊や部隊を1つの『家族』としてリヴカは天夢を迎えようと
いう訳です。


 行き着いた結論が『お誕生日おめでとう天夢!!』
というのが、なんか…可愛い♪というかほほえましい☆
というか(笑)


 リヴカさん、天夢を優しくエスコートしてますし♪
 
 天夢、ホームステイもしてますし☆


 『シンギュラリティ・コンクェスト』はSFな
専門用語が並んでいますが、底にあるのは
意外に変わらない普遍的なもの
『愛』とか『家族』とかだと思います。


 どんな大きな使命があっても、まず周りの人と
うまく、仲良くしなければいけませんしね(^-^;)



 天夢も納得(?)したようですし♪

 自分の身体を手に入れてリヴカさんと戦うことができる
のは、今では嬉しいそうです☆


 リヴカと天夢の和解の抱擁がクライマックスですが
このお誕生会と『家族』はリヴカと天夢がわかりあえた
第一歩だと思います♪♪



 



 山口優先生のサイトを見ましたが百合姫でコミカライズも
はじまる伊藤計劃先生の『ハーモニー』を読んでいましたので
百合は好きそうです♪



 それに、山口優先生は、

「人間同士の対峙や仲良くするお話は好きですが、
それが特に女性同士だといいなぁ、と思います。
 これは私の趣味ですが」

 ↓

http://97550275.at.webry.info/201003/article_4.html


 と書いていますので、百合的にプッシュして
これからも山口優先生が百合なSFを書けるようになる
と嬉しいですよね♪


 という訳で山口優先生が百合を、女性同士を描ける
ように♪との願いを込めてレビューを書かせて
いただきました♪