思い出のマーニー
『借りぐらしのアリエッティ』の米林監督作
の第二弾。
品のいい作品です。
『小公女セーラ』『丘の家のミッキー』
そして『マリアさまがみてる』のような
少女同士の可愛くて美しい関係が楽しめます♪
ただしシャーロック・ホームズの怪奇で
不思議な作品『バスカヴィル家の犬』の
ような作品とも言えますかね?
杏奈
人づき合いやコミュニケーションが苦手な
女の子。
(ちょっと『千と千尋』入ってます)
マーニー
杏奈と出会う謎の少女。
杏奈は湿っち屋敷でマーニーと出会うのですが
この屋敷が重要なポイントになっています。
『思い出のマーニー』は話の構造が特殊です。
この話の構造は押井守の某作品に似てるのですが
おそらくこういうイギリスの文学とかを参考にした
のではないかと思います。
ボーイッシュな杏奈と
神秘的な雰囲気すら漂う
マーニーのカップルは、
あまりにもお似合いすぎます♪
杏奈は絵を描くのが好きなのでスケッチブックで
マーニーと新密度を深めていきます♪
没になったキャッチコピーが、
「ふたりだけの禁じられた遊び」
「ふたりだけのイケナイこと」
だったのは伊達ではありません♪
(笑)
杏奈とマーニーは密着してるシーンが多く、
実際に監督の「密着多め」との指示があり、それに
声優の橋田いづみさんは「密着多めって指示が♪」
と興奮した訳です♪(笑)
人づき合いが苦手な杏奈がどうしてマーニーには
心をひらいて「あなたのことが好き」とまで言うのか?
「マーニーが美少女だから♪」はあると思いますが
(笑)イギリスの古典文学のお約束を知っていれば
なんとなくわかると思います。
あと人形。
杏奈とマーニーの関係をそう思わせといて、
こうきたか!みたいな感じでした。
ちなみに原作の挿絵は可愛いです♪
なんでも杏奈とマーニーが「ちゅ☆」な
シーンがあるとか♪