![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/88/22c503e61d849c0724da6e4ae13cda3a.jpg)
村上海賊の娘
『のぼうの城』の和田竜先生の
最新作『村上海賊の娘』をお送りします。
↑の絵が『村上海賊の娘』こと
主人公の村上景です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/43/cbb0991fec1373e73dd00489cae7c459.jpg)
マンガ連載も始まりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/7e/a5d172d7fa97a4f68003f689d66fa591.jpg)
「さぁ、海賊の時間だ!」
海賊つながりということで・・・(^-^;)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/70/bf821210298f4758ceae2ac27e1ff793.jpg)
第一次木津川口の戦い
『村上海賊の娘』は、
毛利と織田信長の戦(いくさ)である
「第一次木津川口の戦い」を
描きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/bb/f6ec4918e41e0c50e99bbb1e874202e9.jpg)
作者の和田竜先生は『マッドマックス』(古い方)
などのアクション映画がお好きで
『村上海賊の娘』は海戦のシーンが
長いです。
↑250ページと宣伝されていますし。
実は『村上海賊の娘』は主人公の村上景が
出るまでちょっとページの枚数が
かかります。
それで時代背景などが語られますが、
『信長の忍び』の重野なおき先生が
大河ドラマ『軍師・官兵衛』を見て
描いた絵や、『修羅の刻』などの絵で、
『村上海賊の娘』の登場人物を紹介
したいと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/de/e9c051969dfd38fc99c08f0afc38c61f.jpg)
本願寺顕如
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/e8/8e11f15ce5b24b96a171378b64cd1f40.jpg)
鈴木孫一
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/68/75f582fe865e9f28b5d4fdb2475f6b40.png)
小早川隆景と吉川元春
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/c1/579af47f071293dd8ddb368b495fbc0e.png)
乃美宗勝
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/c9/50f59629331a3590eb2cc142a130b79f.jpg)
↑『村上海賊の娘』は、こんな感じで
大変な戦況となっています。
(これはもう少し後のことですが・・・)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/b8/436375051a8490083424dde0f0c3e9a6.png)
村上景
村上景は『村上海賊の娘』のタイトル通り
海賊の頭領の娘なんですよ。
もちろん海賊の娘だから(?)とても強い
のです。
だけど村上景の魅力はそれだけでは
ありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/d9/b0b9f57b82087c537a88b64fb84aea14.jpg)
村上景は作中でブサイク、ブサイク
言われるんですが、現代の美的感覚から
すれば美人なのはお約束です♪(笑)
村上景が美人と言われて喜んでいるのが
どこかかわいらしいのです♪
あと和田竜先生はナウシカがお好きなようで
村上景にも、ちょっとナウシカが入ってる気が
します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/2d/cc4905c56fe4facd63d8d5d7a2c31882.jpg)
そしてお約束のように平安時代的な美人の
琴姫が登場し、村上景とちょっと張り合うのです
が・・・村上景の方がキレイになってるのも
お約束です☆(笑)
なんとなく琴姫は高畑勲の『かぐや姫』に
出てきた女官のイメージがあります。
あの女官も可愛かったですが♪
そして 出番は少ないながら、琴姫の一言が
村上景を突き動かすのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/da/fd8f5e1edb2a11673eca8abe50f5fd52.jpg)
村上景は、とある事件から
戦うこと、そのものを忌避するように
なります。
読んでる方からすれば、あれだけ強い
村上景の初めて見せる弱さに驚き、そして
ギャップに萌えることになります♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/eb/0ffa399e061533f09d1511cf08ceb8c9.jpg)
そこから村上景が復活するのですが、
恵まれてるというか、良い人が多いというか
みんな、どこか村上景のことが好き
なんですよ、お父さんとか弟とか(笑)
いい味だしてるキャラが多いのですが
ちょっと人数が多いので、書くのを
あえて村上景1人に絞りました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/c1/6d187165a3845debd19a20543ef85ce2.jpg)
『村上海賊の娘』は村上景という
1人の少女を描き切った話だと思います。
私は、この小説を読んで、
『アルスラーン戦記』の田中芳樹が書いた
初の歴史小説、『風よ、万里を翔けよ』を
思い出しました。
そして『村上海賊の娘』は終章で
登場人物の、その後を書くのですが
どこか不思議な余韻が残りました。
あと海賊たちの戦いに対する考え方。
譜代の臣とかなら忠義や忠誠が
戦う理由になりますが、海賊たちの考えは
まず生き残ることで忠義は二の次で、
だからこそ仲間や身内、家族を大事にするん
だなぁ、と思いました。