アルスラーン戦記
この作品は1986年、つまり30年前の作品
(ドラクエやFFの一作目が出た頃!)
なので、今の作品とは少し違うところもありますが
王道なストーリーです。
パルスは燃えているか?
アルスラーン王子と騎士ダリューン
王子ひとり、騎士ひとりがキャッチコピー
ですが、もう少し仲間は増えます。
『アルスラーン戦記』のモデルの1つに
武田信玄があると思います。
『銀河英雄伝説』のヤン・ウェンリーと
ラインハルトの年齢が9歳差なのは、
武田信玄と上杉謙信の年齢が9歳差という
のがモデルなので『アルスラーン戦記』にも
あるかと思いまして。
アルスラーン十六翼将は武田二十四将みたい
ですし、初陣のアトロパテネの会戦の
裏切り者もおそらく武田方の、あの武将がモデル
だろうなと思っています。
『アルスラーン戦記』の原作の小説1巻は
もしかすると『神州天馬侠』もモデルにした
かもしれません。
(武田家の遺児がお家再興の為に頑張る話)
『神州天馬侠』は宮本武蔵で有名な吉川英治が
書いた小説ですが、山田風太郎先生(バジリスク)や
(名探偵コナンでシナリオ書いてる)辻真先先生は
『神州天馬侠』がお好きだったそうです。
アルスラーンと仲間たち
アルスラーン王子一行です。
まずアルスラーン、騎士ダリューン、
軍師ナルサス、従者エラムの4人。
それに旅の楽士ギーヴ、絶世の美女の
神官ファランギース、ゾッド族の娘アルフリード
そしてジャスワントまでがアルスラーンと仲間たち
なイメージです。
キシュワード、クバードは、パルスの武将という
イメージなので(^-^;)
念のために言いますが、登場人物がこれから
どうなるか?気になっても絶対にウィキを見ては
いけません!
検索もオススメできません!
ファランギース
坂本真綾さんが演じます♪
絶世の美女で弓の達人でもあり酒豪☆
自分にかなりの自信がなければ、このような
格好はできません♪
ファランギースさまは自分の身体と弓の技量に
相当の自信があるのでしょう♪
EDでは中嶋敦子風で麗しかったですね☆(笑)
ところでファランギースさまのモデルが
『うる星やつら』のサクラさん、というのは
本当でしょうか(笑)
一応、『田中芳樹読本』にそう書いてあるの
です。
エトワール
1話に登場する謎の子、3巻で名前がエトワールと
わかりますが、実は原作のあるキャラを膨らませた
ことがわかります。
登場する毎にアルスラーンに対し
問いかけをし、それに対してアルスラーンは
考えます。
1話の時点ではアルスラーンですら奴隷制度
を肯定していますが、『クロスアンジュ』の
アンジュとて1話においてのノーマへの考え方は
アルスラーンとほぼ同じです。
異なる立場の人と付き合うことで考え方が
良い方へ変わるストーリーというと
『丘の家のミッキー』みたいですね。
『アルスラーン戦記』と『クロスアンジュ』は
『丘の家のミッキー』だったんですね!(笑)
そしてエトワールも少しづつ良い子になっています
(笑)
今はネタバレはしませんが、
アルスラーンとエトワールのお手々の
つなぎ方を見て、うすうす気づいている人は
いるかもしれませんね(笑)
王妃タハミーネ
田中敦子さんが演じます♪
麗しの王妃タハミーネ♪
ですが感情などの温かみが、ほとんど
感じられません。
そして王妃タハミーネの息子アルスラーンへの
冷たい態度の裏にあるものとは?
貴種流離譚の否定
『アルスラーン戦記』のテーマは「貴種流離譚」
の否定です。
では「貴種流離譚」とは?
① 高貴な血筋のA(仮にB国の王族とします)
② 訳あってAはB国を出ることになる
③ Aは森の奥などに隠れ住んでいたりする
④ Aは仲間と旅をして、様々な経験をする
⑤ AはB国に帰還し王位につく
↑これがおおまかな「貴種流離譚」です。
具体例をあげると、
『デルトラクエスト』『ゲド戦記』
『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』
『マイティ・ソー』などが「貴種流離譚」
でしょうか。
公開中の『マトリックス』のウォシャスキー姉弟
が送る映画『ジュピター』も一応そうだと思います
(笑)
(ちなみに『デルトラクエスト』を描いた
にわのまことの元で小畑健はアシスタントを
してました)
『アルスラーン戦記』の「貴種流離譚の否定」が
誰を指すのかは、いずれわかると思いますが・・・
ですが、その血筋の正当性を信じていた(&同情)
していた人たちは・・・無駄死にになるのですが・・・
(血筋じゃなくて人柄?に付いて行った様ですが)
なんといいますか・・・ひどい。
『アルスラーン戦記』って『ガンダム オリジン』
みたいな感覚で書いてる気がします(^-^;)
シャア=銀仮面卿(ヒルメス)みたいな?
アルスラーン王子の君主論
「立派な王とは何だろう?」という思いの下
アルスラーン王子の成長が描かれます。
ダリューンのような武勇、
ナルサスのような知略がなくとも
アルスラーンには人を引き付ける得と器が
あり、それに惹かれ仲間が集まっています。
何はともあれアルスラーン王子の冒険は
始まったばかりです。
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