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尾瀬 (その2)

2006-06-15 | ハイキング

<水芭蕉とザゼンソウ>
 

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雪解けと同時に顔を出すミズバショウはサトイモ科。
花序は葉に先立って開き、葉は花後に成長し長さ80センチほどになります。
白く見えるのは葉の変形した仏炎苞(ぶつえんほう)で中にある黄色の部分が
花の集まりです。
ミズバショウの名は葉が芭蕉布の材料にするバショウの葉に似ていることから。
湿原の外周部や雪解け水が流れる川辺など湿気の多い湿原に群落が見られました。

ザゼンソウもサトイモ科。ミズバショウの群落に混じって3つ、4つと固まって咲いて
います。花は葉がのびないうちから咲き、長さ20センチほどの仏像に似た仏炎苞
(花を包む葉)につつまれ、少し悪臭がある花です。
花の姿を座禅を組んだ達磨大師に見立て、ザゼンソウと名づけられました。
いずれも竜宮小屋の近くで。




尾瀬(竜宮~ヨッピ吊り橋~赤田代)
竜宮  
竜宮:池塘の中には水が流れ込んでいるのに流れ出る口の無い池塘や、その反対に流れ出ていく一方の池塘がある。それらの池塘は水があふれ出たり、池塘の水がなくなったりすることはない。竜宮まで繋がっているのでは?と考え竜宮の水と読んでいたそうです。
 
ヨッピの吊り橋:この「ヨッピ」という名前の由来は、昔の言葉で「川や沢が集まる」という意味だそうです。川上川、猫又川、大堀川が集積しヨッピ川となります。さらに、東電小屋付近で、沼尻川と合流し、只見川になり、平滑ノ滝、三条の滝と流れ、最後は日本海に流れて行きます。
ヨッピの吊り橋
水辺に咲くミズバショウ  
東電小屋方面に向かって歩きます。
一昨年、尾瀬に行った時、帰ってから新聞で「東電小屋の近くで熊が出た」と言う記事を見つけて驚きました。
この日も木道の横に「ツキノワグマ出没注意」と書いた看板が立ててありました。
 
  
どこまでも続く木道、青い空、そよ吹く風、雪解け水の川のせせらぎの音、野鳥のさえずりが心地よい自然のハーモニーを奏でています。
この辺りはカッコウとウグイスの競演が素晴らしかったです。
 
木道はどこまでも続く
白樺とミズバショウの群落 
温泉小屋方面に向かう赤田代では流れ込んでくる水に鉄分が多く含まれているため湿原全体が赤っぽく見えます。
雪解けを待って清楚な白い妖精のようなミズバショウが原始林の中で輝いています。燧ヶ岳が近づいてきました。
 
  
リュウキンカ:雪解けとともにミズバショウと一緒に花が咲き、春の到来を告げる花の一つで、沢や湿地の群落は見事です。立金花と書くようにまっすぐ立った茎に2~3輪の花をつけ、あたりに華やいだ雰囲気を漂わせています。
 
リュウキンカ




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★ 湿原に白い妖精 水芭蕉  
※ 湿原の白き妖精 水芭蕉

★ 尾瀬池塘 蛙の卵ひしめきて
※ 同

(※印は吾亦紅先生に添削して頂きました



まだまだ続きます。