奈良・二月堂~滋賀直哉旧居~ならまち散策
東大寺二月堂の夕景を見ようと参道を登って行くと なんとまあ、工事中でした。
屋根の修繕だそうで、まるでビルの工事現場のような足場が組まれていました。
でも通常通り拝観は可能です。 工期は8月17日~10月29日までだそうです。
今回は一泊したので翌日、奈良公園を散策しました。
荒池から鷺池に浮かぶ浮見堂、そして高畑にある志賀直哉旧居へ。
志賀直哉自ら設計し、昭和4年から9年間を過ごした旧居(敷地435坪、建物134坪)は
現在は奈良学園セミナーハウスとして用いられていまが、一般にも公開されている登録有形文化財です。
高畑大道の一帯は、東は春日山の原始林、北には春日の社を透して飛火野の緑の芝生が
展開するという、静かな奈良の町の中でも特に風光明媚な屋敷町。
武者小路実篤や谷崎潤一郎など多くの文化人がこの家を訪れ、「高畑サロン」と呼ばれていたそうです。
私たち以外は他に一組のグループとすれ違ったくらいで、静かで まるで親戚の家に来たような
ゆったりとした気分で「暗夜行路」を完結された書斎やハイカラな食堂、サンルームなどを見学しました。
当時のここの情景が浮かぶようでした。
そこから ならまちまで歩いて築140年の呉服商家を改修した日本情緒溢れる「江戸川」で
遅いランチを頂きました。