日本真正保守党旗揚げへ

今政治で一番面白い話題、維新の会を分裂した石原慎太郎による新党立ち上げについて、
うーーん。この不毛な感じが極右勢力の象徴する下らなさです。どうも新党のメンバーは
平沼、中山、田母神などが上がっているようですが、維新の会から除籍処分を受けた西村慎吾なども
名を連ねるとなると既にゴミ捨て場かよ！と突っ込みたくなる。

これが保守系っていうんだから日本の政治も落ちぶれたものだ、落ち武者よりも落ちぶれた外道の集まりですな。
未だに保守の意味をよく理解無くして新保守系政党を立ち上げようというのだから、トロイの木馬にもならない。

そもそも「たちあがれ日本」系の議員が太陽の党と名乗ろうにもそこまで政党を形成するまでに至らず、無理やり
維新の会になだれ込んだことで日本維新の会が出来上がったのだから、元々一枚板の政党ではなかった。約2年経って
継ぎ接ぎが外れてまた元の形に戻っただけだった。

そこから石原新党立ち上げに協力的だった田母神氏が都知事選では応援に駆け付けた石原慎太郎とは距離を置いて別々で
やっていきたいと更に突き放した。田母神氏の選択は自身の力で「日本真正保守党」を立ち上げることだった。どうやら田母神さんは
都知事選などのこれまでの経緯を通して石原慎太郎が有害老害災害であることに気が付いたらしい。

実際のところ、2014年6月現在において日本の国家論的な保守的な立場や右翼的な政治のネタの重要問題が有るようで無いのです。
集団的自衛権の行使容認についてもすでに国会か内閣のネタとなってしまっている。TPPしかり、
保守系の思想が注目されているのは単にネトウヨをはじめ、右派思想が碌でも無い代物であった為に右派が保守に鞍替えをしているだけの
ことでしかない。こんな悲惨な状況の中で田母神氏は自ら「日本真正保守党」を立ち上げる意思を固めた。
「全ての準備は今からです」とコメント。今から始めるのかよ！！！とこの辺りにも突っ込みたくなる。

田母神氏の「何時かは国政に参加したい。」だから何時だよ！！ってグズグズの展開から始まる日本の保守ってやつは・・・
どうにもこうにも碌なものではない事は確かだな。もしもこれで集団的自衛権の行使容認の問題から目を背けさせるための
策略なら自民党にとっては願ったり叶ったりなのだが、自民参議の佐藤正久議員が田母神と同じように福島県出身で
同じ元自衛官であるようにそして田母神の議員辞職の理由が「日本は良い国だ」と発言したからではなく、佐藤正久氏に対する
政治献金問題での処罰であったことなどを踏まえると今回の新保守党も恐らく自民党に利用されると考えたほうがよい。

実に下らない。ネトウヨや右派の妄想の相手をしているだけだ。