まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

センター試験監督ダイエット

2012-01-16 16:14:24 | がんばらないダイエット
センター試験が終了しました。
今年のセンター試験は、地歴・公民と理科で試験実施方法が変わり、
日本全国で混乱が生じていたようです。

「センター試験「社会」新方式でトラブル 運営側の対応“予習”足りず」

地歴と公民の2教科、理科のなかの2科目を、
これまでのように別々の時間帯に行うのではなく、
10分間のインターバルをはさんで、
いっぺんに2つ受験してしまうという方式になりました。
今までだと、日本史と世界史の2つを受験するということはできませんでしたが、
今回からはそれが可能となったのです。
これ自体はいい改革だったと思うのですが、
監督する側からするとやはり大変でしたね。
配布物も増えましたし、説明事項も増えましたし、
今まで通りの時間でこなせというのは至難の業でしょう。
うちも含めて開始時間、終了時間を繰り下げた会場が相当あったようですが、
まあそれは想定されていた事態ですのでどうということはないでしょう。
問題冊子を配付し忘れたとか、
リスニングの機器が届いていなかったというのはちょっと大問題ですが、
これだけの大改革にもかかわらずこれくらいですんでよかったと言えるのではないでしょうか。

新方式にしたために発生したもうひとつの問題は、
「地歴・公民」 や 「理科」 の試験中にトイレに行く人が増えたという点でした。
拘束時間が長くなってしまいますので、いたしかたのないところです。
うちの教室でも、初日は誰もトイレに立つことはなかったのに、
2日目の 「理科」 では数名がトイレに行っていました。
去年あんなことがありましたし、
あんなことがなかったとしてももともと、誰かがトイレに行くときには、
監督者が付き添っていくことになっているのですが、
私が付き添っていったところ、1人の受験生が我慢の限界に達していたのか、
行くときは小走りでトイレに突進していったのです。
ところが終わった後はスッキリした顔でニコニコしながら、
私に向かって 「まさおさまですよね?」 と話しかけてきます。
「え? 何?」 と思って相手の顔を不審気に見てみると、
ものすごくうれしそうな顔で 「ぼく福高なんです」 と話しかけてきました。
そうか、昨年6月に講演をしたので、福高の3年生は全員ぼくのことを知ってるんですね。
彼はさらに何か話したそうでしたが、
「何言ってんだ。いいから早く戻れ!」 と言って試験室に戻らせました。
私のことを覚えていてくれて、こんなところで声をかけてもらえるのは大変ありがたいことですが、
解答時間が足りなくなってしまったりしたら大問題です。
せっかくの 「進路講演会」 が仇になってしまいます。
ロスタイムの分を取り返してくれたことを祈りたいと思います。

それにしても2日間よく歩きました。
監督控え室と教室のあいだを何度も往復し、
教室の中でも巡視のため歩き回っていました (もちろん足音は立てないように)。
両日とも軽く1万歩を超えました。
でも、あれぐらい歩かないと1万歩に届かないんだな。
久しぶりにちゃんと運動した感じです。
大学教員にしかできない 「センター試験監督ダイエット」 です。
打ち上げさえしなければ、体重減ってたかもしれないな