池井戸潤の直木賞受賞作 『下町ロケット』 はたいへん面白く読みました。
ドロドロした生き馬の目を抜く資本主義社会の中で、
愚直にまじめな商売をしている人たちが最後に勝利するという池井戸潤おきまりのパターンですが、
それがみごとにはまっていて痛快な気分を味わえました。
その 『下町ロケット』 がドラマ化され現在TBS系列で放送中です。
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小説のなかでは敵対する大企業の重役・財前がいい役どころだったのですが、
ドラマではその財前を吉川晃司が演じておりビックリしました。
最初見たときは誰だかわかりませんでした。
彼はぼくより年下のはずですがすっかり白髪頭なんですよ。
ところがそれがカッコいいんです。
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これですよ。
この財前には惚れ直してしまいました。
そんな感じでドラマも楽しく見させていただいているわけですが、
第1話からなんだか違和感を感じていました。
話の展開が早いのです。
このまんまだと1クールもたないんじゃないのというくらいスイスイ話が進んでいくのです。
第3話が終わって翌週の予告編を見たときにその危惧は決定的となりました。
第4話が小説のクライマックスと言ってもいい部分なのです。
もったとしても第5話までだなというのは明らかでした。
何か小説にないエピソードなどを後半に組み込みながら1クール分に引き延ばすのかなあ、
そうでないと半クールぐらいで終わっちゃうよと心配していたところ、
このあいだの日曜日に第4話が放送され、次回予告編を見てその謎の半分が解明されました。
第5話で 「ロケット編 完結」 なんだそうです。
やはり私が読んだ小説の分は第5話までしかもたなかったようです。
謎のもう半分は、じゃあその後どうするのだ、ということです。
「ロケット編 完結」 と言うからには第6話以降は別の 「編」 が始まるのでしょう。
しかし、『下町ロケット』 の続編なんて聞いたこともないし、見たこともありません。
このあとどうするのかなあと不思議に思いながら、たまたま本屋に行ってみたら謎は解明されました。
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おおっ、なんと 『下町ロケット2 ガウディ計画』 が発売され、
福島駅のくまざわ書店では週間売り上げNo.1に輝いているではありませんか。
なるほど、後半は 「ガウディ計画編」 になるんですね。
ガウディ計画というのは何のことかよくわかりませんが、
小説第一作の最後の最後のところでバルブシステムの新たな活用法の話が示唆されていたので、
きっとその話が展開されていくのではないでしょうか。
「ないでしょうか」 なんて弱々しい語り口なのは 『下町ロケット2』 を買わなかったからです。
私は小説は文庫本で読みたいタイプなので、文庫化されるまで待ちたいと思います。
後半は映像を先に見て、原作を後で読むという私の好きなパターンで楽しみたいと思います。
それにしても私は今回のドラマ化に関する情報を何も知らずに見ていましたが、
ウィキペディアには今回の謎の答えがすべて書いてありました。
「2015年10月3日から、続編 『下町ロケット2 ガウディ計画』 が朝日新聞に連載され、
2015年11月5日に単行本が刊行された。
また、2015年10月18日からはTBS系の日曜劇場でもテレビドラマ化され、
10月3日から朝日新聞で連載されている続編が、後半5話で映像化され、
新聞とテレビの同時進行で描かれる。」
『下町ロケット2』 ってホントにホットな作品だったんですね。
朝日新聞をとっていない私が、続編の存在を知らなかったのもムリはありません。
そしてそれを同時進行でドラマ化していたなんて。
つまり朝日新聞で連載される前からすでに撮影していたってことですよね。
あざとい商売するなあ、池井戸潤とTBS。
やられました、悔しいです。
これはもうゼッタイに文庫化されるまでは買わないようにしよう。
できれば文庫化されてそれがブックオフに出回ってから買うことにしようっと。
でもきっとドラマを見たら早く小説読みたくなっちゃうんだろうなあ。
うーむ。
ドロドロした生き馬の目を抜く資本主義社会の中で、
愚直にまじめな商売をしている人たちが最後に勝利するという池井戸潤おきまりのパターンですが、
それがみごとにはまっていて痛快な気分を味わえました。
その 『下町ロケット』 がドラマ化され現在TBS系列で放送中です。
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小説のなかでは敵対する大企業の重役・財前がいい役どころだったのですが、
ドラマではその財前を吉川晃司が演じておりビックリしました。
最初見たときは誰だかわかりませんでした。
彼はぼくより年下のはずですがすっかり白髪頭なんですよ。
ところがそれがカッコいいんです。
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これですよ。
この財前には惚れ直してしまいました。
そんな感じでドラマも楽しく見させていただいているわけですが、
第1話からなんだか違和感を感じていました。
話の展開が早いのです。
このまんまだと1クールもたないんじゃないのというくらいスイスイ話が進んでいくのです。
第3話が終わって翌週の予告編を見たときにその危惧は決定的となりました。
第4話が小説のクライマックスと言ってもいい部分なのです。
もったとしても第5話までだなというのは明らかでした。
何か小説にないエピソードなどを後半に組み込みながら1クール分に引き延ばすのかなあ、
そうでないと半クールぐらいで終わっちゃうよと心配していたところ、
このあいだの日曜日に第4話が放送され、次回予告編を見てその謎の半分が解明されました。
第5話で 「ロケット編 完結」 なんだそうです。
やはり私が読んだ小説の分は第5話までしかもたなかったようです。
謎のもう半分は、じゃあその後どうするのだ、ということです。
「ロケット編 完結」 と言うからには第6話以降は別の 「編」 が始まるのでしょう。
しかし、『下町ロケット』 の続編なんて聞いたこともないし、見たこともありません。
このあとどうするのかなあと不思議に思いながら、たまたま本屋に行ってみたら謎は解明されました。
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おおっ、なんと 『下町ロケット2 ガウディ計画』 が発売され、
福島駅のくまざわ書店では週間売り上げNo.1に輝いているではありませんか。
なるほど、後半は 「ガウディ計画編」 になるんですね。
ガウディ計画というのは何のことかよくわかりませんが、
小説第一作の最後の最後のところでバルブシステムの新たな活用法の話が示唆されていたので、
きっとその話が展開されていくのではないでしょうか。
「ないでしょうか」 なんて弱々しい語り口なのは 『下町ロケット2』 を買わなかったからです。
私は小説は文庫本で読みたいタイプなので、文庫化されるまで待ちたいと思います。
後半は映像を先に見て、原作を後で読むという私の好きなパターンで楽しみたいと思います。
それにしても私は今回のドラマ化に関する情報を何も知らずに見ていましたが、
ウィキペディアには今回の謎の答えがすべて書いてありました。
「2015年10月3日から、続編 『下町ロケット2 ガウディ計画』 が朝日新聞に連載され、
2015年11月5日に単行本が刊行された。
また、2015年10月18日からはTBS系の日曜劇場でもテレビドラマ化され、
10月3日から朝日新聞で連載されている続編が、後半5話で映像化され、
新聞とテレビの同時進行で描かれる。」
『下町ロケット2』 ってホントにホットな作品だったんですね。
朝日新聞をとっていない私が、続編の存在を知らなかったのもムリはありません。
そしてそれを同時進行でドラマ化していたなんて。
つまり朝日新聞で連載される前からすでに撮影していたってことですよね。
あざとい商売するなあ、池井戸潤とTBS。
やられました、悔しいです。
これはもうゼッタイに文庫化されるまでは買わないようにしよう。
できれば文庫化されてそれがブックオフに出回ってから買うことにしようっと。
でもきっとドラマを見たら早く小説読みたくなっちゃうんだろうなあ。
うーむ。