今年も残すところ10日を切りました。
正月飾りを作るには少し早いですが、会場の関係や暦の並びから今日(12月22日)、恒例の地域行事となった正月のお飾り作りを行いました。
地区社協と小学校PTAが共同で行います。
会場の小学校体育館に、子どもから高齢の方まで地域のみなさんが集まり、教え教えられながら一緒に作りました。
材料は、地元で手に入るものを使います。
藁は、遊水地の田んぼで子どもたちと作ってきた稲作の成果物です。
ウラジロは近くの山で刈ってきました。
ユズリハは、学校の校庭にある木からいただきました。
ダイダイは、地域の農家で作っているものを購入しました。
写真の上が材料一式。
下のように、役員が会場に200セット並べます。
地区社協の役員が作り方を説明。
その後、参加者がそれぞれ作ります。
近くに並んだみなさんで教え教えられながら協力して作ります。
家族だけでなく、地域のみなさんとの世代間交流も生まれます。
役員のみなさんは、わからないところをていねいに教えて回ります。
1時間ほどで完成。
子どもたちも笑顔で、完成したお飾りを持って写真におさまっていました。
それぞれが作ったものは、1家族2個まで持ち帰りました。
役員が作ったお飾りは、地域の一人暮らしの高齢者30人ほどに贈られます。
役員などが高齢者宅を訪ね、稲作に参加した子どもの手紙を添えて渡しました。
贈られたみなさんからは、子どもの手紙が楽しみ、毎年いただいてありがとうございますなどの声が寄せられました。
現在は、お店に行けばきれいな正月飾りが手に入りますが、以前は各家庭で作りました。
私が子どもの頃も身近にある材料で作ったものです。
そのような地域の伝統を次の世代に伝えていく事業としても大切な、地区社協の行事です。