まちの安全管理センター

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緊急輸送道路

2013-08-19 23:47:16 | 日記
 緊急輸送道路は、災害時に人や物資を運ぶ大切な道路です。その道路が全国で4700箇所以上陥没の危険があるそうです。大問題です。
 原因は下水道管の老朽化です。コンクリートが老朽化してヒビが入ります。そこから水が漏れて周りの土砂を削り空洞化してしまいます。長いものでは、高度経済成長期から数えて建設30年以上経ったものもあります。インフラ設備の老朽化は、もはや深刻な状況です。新しい公共工事も大切ですが、既存のインフラをメンテナンスする事もそれ以上に大切だと思います。
このような事故を防ぐために、ジオ・サーチ株式会社の「スケルカ技術」が役立ちます。
 「スケルカ技術」とは、短期間ですべての路線を一気に診断する技術です。従来技術を圧倒する高密度なデータ取得技術を開発し、分析能力が大幅に向上しています。また、縦断、横断、水平の3次元評価でデータ解析することで、2次元評価では判別できなかった地中の空洞、劣化箇所、埋設物などを正確に特定できるようになっています。打音検査だけでは分からない空洞を立体的に把握することができます。従来の探査手法では、探査車を用いた一次調査の後に、交通規制を伴うハンディ型探査機を用いた詳細調査が必要でした。「スケルカー」の開発により、詳細調査が不要となり、劇的な工期短縮と安全性向上を実現たそうです。道路、港湾施設、空港などで陥没事故を引き起こす地中の空洞を、3次元で正確にスケルカ(透ける化)します。緊急輸送道路だけでも先に早急に点検して、道路の下の見えない空洞を見つけて処置すべきだと思います。