私の仕事机は中通りに面した窓際にある。朝、書き物をしていると、ジャージ姿の小学生が目の前をゾロゾロ通る。どうやら学校の通学路になっているらしい。
まだ早い時間、彼らはニコニコ笑って仲間とじゃれ合いながら歩いている。だが時間がたつにつれ、顔をこわばらせ、全力ダッシュしているヤツがめっきり増える。
「そういや自分もそうだったなぁ」と、意識が子供時代へ飛ぶ。こんなふうに我が家の窓はタイムマシン機能を完備しているが、そうは高くない。
まだ早い時間、彼らはニコニコ笑って仲間とじゃれ合いながら歩いている。だが時間がたつにつれ、顔をこわばらせ、全力ダッシュしているヤツがめっきり増える。
「そういや自分もそうだったなぁ」と、意識が子供時代へ飛ぶ。こんなふうに我が家の窓はタイムマシン機能を完備しているが、そうは高くない。