すちゃらかな日常 松岡美樹

サッカーとネット、音楽、社会問題をすちゃらかな視点で見ます。

【速報・兵庫案件】立花孝志氏があの「公用パソコン」の中身を公開した

2024-11-30 11:06:15 | 政治経済
「これがバレるのを恐れて自死した」

 斎藤兵庫県知事をめぐる疑惑の一端が明らかになった。

 N党・立花孝志氏が、押収された西播磨県民局長の「公用パソコン」の中身の一部を公開したのだ。

『県民局長の公用パソコンの中身を一部公表します!』(立花孝志)
https://www.youtube.com/watch?v=lkhJr5shLIs

『立花孝志が県民局長の公用パソコンの中身を公表した理由!』(同上)
https://www.youtube.com/watch?v=zqtumvnGpPg

 特に上記したうち「2本目の動画」の後半部分が重要だ。立花氏の立論の要旨を短く要約すると、以下のようになる。

「元県民局長が『死をもって抗議する』と言い残し自死した『本当の理由』は、この公用パソコンに入った自分の不倫日記が公開されそうになったからだ」

 これは立花氏自身が立候補し斎藤氏を「援護射撃」した先日の兵庫県知事選挙で、立花氏がしきりに訴えていた理論だ。おそらくこれを聞いて有権者は斎藤氏に投票し、選挙は最後に逆転した。今回の当該パソコンの公開でそれが裏付けられたかに見える。

 なおこのPCの中には、斎藤知事への反斎藤陣営による「クーデター計画」も保存されている可能性が囁かれている。

佐藤章氏はXで異議を唱えたがポストを削除

 こうした理論に対する反論もあげておこう。以下は元朝日新聞記者のジャーナリストで、YouTubeチャンネル「一月万冊」でも活躍している佐藤章氏の主張だ。

『県民局長の公用パソコン問題は単なる服務規律違反。そのことと斎藤知事のパワハラ、おねだり問題などとはまるで違う問題だということがトント理解できていない』(以下にあげた佐藤氏の「X」より、11月30日 AM11:06に引用。現在、すでに削除されている-同日PM13:31時点で付記)

✳︎佐藤章氏の「X」

 いやぁ、まさかこのポストが完全に削除されるとは思ってなかった。だが私はたまたま「いちばん最初に見つけた時」の同じポストを、タブブラウザの別のタブに表示させた状態にしてあった。

 だから私のタブブラウザ上には、上記よりさらにさかのぼった「朝4時の状態」の佐藤氏のポストが今も表示されたままになっている(笑)。ちなみにその文面は以下の通りだ。

「他人のプライバシーを次々にあからさまにしていく立花孝志。完全な名誉毀損ではないか。県民局長の公用パソコン問題は単なる服務規律違反。そのことと斎藤知事のパワハラ、おねだり問題などとはまるで違う問題だということがトント理解できていない。放っておいていいのかね?」(午前4:19 · 2024年11月30日)

 つまり最初に私が本ブログで引用した「AM11:06」の状態は、それよりさらにさかのぼった「AM4:19」の文面とは違うのだ。修正されている。すなわち(少なくとも一度は)修正された上で、最後は完全に削除されている。

2つの違いを見くらべれば意図がわかる?

 ちなみに上に挙げた2つのポストの「どこがどう違うのか?」を見くらべれば、なんとなく書き直した意図はわかるが……。なんだか本件に絡む例のキラキラ広報女子の「note」が、初期状態から「修正された」のを想起させるなぁ。

 こんなふうにネットではデジタルタトゥーが残る。だからネット上から過去を消すのはなかなかむずかしい。現に私も自分がすでに引用したはずの他人の文面が変わったり削除されるたんびに、こうして自分の同じ記事を(別の意味で)何度も書き換えている。

 だって自分の記事で最初に引用した箇所が知らないうちに修正されたり削除されたりすれば、私の記事自体の整合性が取れなくなるのだから仕方ない(笑)。別に他意はない。

 ああ、すっかり本題からそれた。メインテーマへ戻ろう。

立花氏は「印象操作」を行なっている?

 実は上に挙げた佐藤氏の分析に「近いこと」は、私も今回の選挙で立花氏の演説をリアルタイムで密着して何度も聞いているうちに考えたことがある。もっとも正確に言えば、私の分析は佐藤氏とは微妙にちがう。

 佐藤氏がおっしゃるように、立花氏はこれら2つの問題が「別の問題だと理解できてない」のでは(おそらく)ない。彼はそんなバカじゃない。というか、逆に恐ろしいほど頭がいい。

 つまりそうじゃなく立花氏は「意図的」に2つの問題をあえて結びつけ、以下のような「印象操作」を行なっているのではないか? ということだ。

 すなわち立花氏は衆目の興味を引くであろう、元県民局長の下卑た「不倫問題」をあからさまに強調することで元県民局長の「信頼性」をわざと貶め、それにより相対的に「だから斎藤氏は悪くない」という印象操作を行なっているのではないか? と当時、私は考えた。

 だがもしそうだとしても、そのことと「じゃあやっぱり斎藤氏=悪」なのか? とは、これまた「別の問題」なのだ。ゆえに、私は本ブログでこの自分の推論はあえて今まで記事にしなかった。

 だって一方の斎藤知事、およびその陣営側も、例えば「PR会社疑惑」をめぐる記者会見で語る内容を見ると、以下の通り「怪しさ満点」なのだ。

 とても「真っ白」とは思えない。おそらくどこかにウソがあるはずだ。これも当ブログですでに何度も記事にしているので、以下、ご参考まで。

【兵庫県知事選】今度は斎藤知事が「自爆」か?(すちゃらかな日常 松岡美樹)
https://blog.goo.ne.jp/matsuoka_miki/e/8cd9d4cbb12c9ac81d3ab5e5cd06e99a

【兵庫・斎藤知事】まるで中身のない代理人弁護士会見だった(同上)
https://blog.goo.ne.jp/matsuoka_miki/e/5de9476c1bdd966a7c3e9eaa3211af9f

 さて現時点での私のまとめ考察は、次の記事あたりで公開するかもしれない。

 乞うご期待。

【関連記事】

【兵庫県知事選】裏方PR女子が名誉欲を満たすほど「公選法違反疑惑」が明確になる(すちゃらかな日常 松岡美樹)

【速報・兵庫県知事選】斎藤・前知事が劇的な逆転勝ち(同上)

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【兵庫県知事選】選挙分析の専門家・JX通信社の米重克洋氏が「PR会社でなく立花氏が勝たせた」説を本日提唱

2024-11-28 23:27:42 | 政治経済
Webメディア「JBpress」で表明した

 先ごろの東京都知事選で数少ない「小池バッシング」をジャーナリスティックに展開したWebメディア「JBpress」が、本日11月28日(木)付けで兵庫県知事選挙について「貢献したのはPR会社ではなく立花孝志氏」、「斎藤知事を勝たせたのは立花氏だ」との説を提唱する新記事を公開されました。

 記事の筆者は、選挙分析の専門家として有名なJX通信社・代表取締役の米重克洋氏です。貴重な資料として、本ブログがこの説を唱えた以下の記事の「追記」にリンクさせて頂きました。

【兵庫県知事選】裏方PR女子が名誉欲を満たすほど「公選法違反疑惑」が明確になる 〜彼女が陥った「ダブルバインド」とは?
https://blog.goo.ne.jp/matsuoka_miki/e/dac0edd319be21632f72e2cecb3c0eef

 なお本ブログが「勝たせたのは立花氏」説を初めて論説したのは、選挙結果が出た当日(11月17日)に書いた以下の記事です。

【速報・兵庫県知事選】斎藤・前知事が劇的な逆転勝ち
https://blog.goo.ne.jp/matsuoka_miki/e/614d1af05e038a8ee3629585a41b0251

 これまで「立花氏が勝たせた」説に近い論述をされているのは、私が知る限りリアルタイムで現地へ行った会計士・人気YouTuberの「さとうさおり」さんだけです(11月23日に表明)。

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【兵庫・斎藤知事】まるで中身のない代理人弁護士会見だった

2024-11-28 18:53:21 | 政治経済
後づけで都合よく法律に辻褄合わせした?

 27日、斎藤元彦・兵庫県知事の代理人を務める、奥見司弁護士による記者会見が神戸市内で行われた。だが改めてここに書くような意味のある内容じゃない。逆にいよいよ疑惑が深まっただけだ。

 まず冒頭で「私が本件にいちばん詳しい」と言いながら喋る当の同弁護士は、話にこんな前置きをつける。

「PR会社『merchu』(折田楓)社長の選挙期間中の活動は『そのすべてを確認できたものではありませんが』ーー。

 これって「後から何らかの事実が明らかになったときのための予防策」としか思えないだろう。そもそもこの奥見弁護士は11月22日(金)に(しかも斎藤陣営とではなく)「斎藤氏個人」と契約したばかり。

 だからリアルタイムで選挙現場の実際の様子を見たわけでも何でもない。この日の語りは、すべて斎藤陣営の「複数の各担当者から又聞きした」と称する話にすぎない。

 そして自分が答えられない(または都合の悪い)記者からの質問には、「それについて私は聞いていない」と答えるのだ。

 あるいは公職選挙法第199条の「特別の利益」とは、「これこれこういう内容だ」と単にまず法律の条文を読む。

 その上で斎藤陣営が実際に行ったこととして、当該条文の範囲内にあることをただ並べる。こんなものは後から辻褄を合わせたのだろう、と言われても仕方ない。

 会見は終始、こんな調子だった。

唯一、記者質問でフリーの菅野完氏が気を吐く

 唯一、記者質問では、斎藤陣営のSNS上に異常な痕跡を見つけたフリーの菅野完氏が気を吐いただけだ。同氏はこう質問した。

「なぜ単なるボランティアの1人であるはずの折田氏が、SNS『斎藤アカウント』のIDとパスワードを知っているのか? そしてログインできているのか?」

 すると弁護士は一瞬、ポカーンとしたあとで、「いや別におかしくはないと思いますが……」

 つまりこの弁護士はSNS自体よくわかっておらず、菅野氏の指す事態がいかに異常なインシデントなのかも理解してない。しかも弁護士いわく、「斎藤氏は選挙当時、SNSは何を指すのか? さえ知らなかった」という。

 そんな人物が公選法に定められた通り「主体的」にSNSを操り選挙運動していた、と同陣営が主張しているのが笑える。

折田氏と斎藤陣営の訴訟合戦に? そして捜査当局は動くのか?

 ただしこうして斎藤陣営の言い分が全体にわたり不整合なことと、実際に違法事実があったかどうかを具体的に示せるか? は別の話なのだ。

 例えば先日、書いたこの記事上にリンクした「note」で折田社長は「仕事」という表現を使っている。だが、これも厳密に言えば本人に聞かない限り「この仕事とはどういう意味なのか?」がわからない。

 例えば単なる文章表現上、何らかのすごい作業をしたことを「大仕事」と表現する。これは「ビジネスとして引き受けた」というのとは意味が違う。

 動かぬ証拠を押さえた、とは言えない。

 こんなふうに斎藤陣営の話を聞けば聞くほど彼らは「真っ黒」だ。だが依然として法的な決定打はない。

 ただし自分のnoteに広報全般を引き受けたと書いた折田氏を、ほかならぬ斎藤陣営が「切ろうとしている」ことだけは明らかになった。

 今後、斎藤陣営は「折田氏は自分のnoteにウソを書いた」と言い張るだろう。

 とすればあとは折田氏がどう出るか? 例えば斎藤陣営と折田氏側による泥沼の訴訟合戦になるのか? また捜査当局が調べに入るのかどうか? これが最大の問題になるだろう。

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【本日15時/記者会見・Live動画あり】斎藤・兵庫県知事の代理人弁護士は何を語るのか?

2024-11-27 13:47:53 | 政治経済
動画配信は「ニコ生」と「YouTube」「MBS」で

 いろんな意味で「大騒動」を巻き起こしている今回の兵庫県知事選挙だ。特に、裏方さんだったはずのPR会社・キラキラ女子が表に飛び出し、皮肉なことに選挙が「終わったあと」の方が注目度が高い。こんな珍現象は珍しい。

 大きな焦点のひとつが、当選した斎藤知事は果たして「公選挙法違反」なのか? だ。

 その謎を解く重要なカギになる記者会見が、本日(11/27・木曜)16:30から、神戸市内で行われる。会見には斎藤氏の代理人弁護士が出席し、斎藤氏本人は同席しない。

「斎藤氏代理人が午後会見へ 兵庫知事選、PR会社問題」(神戸新聞)
https://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/202411/0018385772.shtml

 もちろん現地へ行けない人のために、リアルタイムで動画配信も用意されている。「ニコニコ生放送」と「YouTube・ニコニコニュース」で観られる。各動画は15:00から。チャンネルは以下の通りだ。

◾️ニコニコ生放送「兵庫県・斎藤元彦知事が会見 ”公選法違反の疑い”(2024年11月27日)」
https://live.nicovideo.jp/watch/lv346392553

◾️YouTube「【LIVE】兵庫県・斎藤元彦知事が会見 公選法違反の疑い・PR会社問題など(2024年11月27日)」
https://www.youtube.com/watch?v=jvvWvwGzTZM

◾️【LIVE】兵庫県・斎藤元彦知事『再選後初』の定例会見 PR会社とは「契約書なし」「口頭契約」社長は『過去に県から謝礼15万円』27日午後3時ごろ~(MBS NEWS)

【関連記事】

【兵庫県知事選】今度は斎藤知事が「自爆」か?(すちゃらかな日常 松岡美樹)



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【兵庫県知事選】今度は斎藤知事が「自爆」か?

2024-11-26 23:14:17 | 政治経済
なぜみんな法律に無知なのか?

 PR会社「merchu」の折田楓社長が、先日の兵庫県知事選挙における斎藤元彦(現知事)の広報は私がやった、と暴露した一件。たちまちあれで、公職選挙法違反疑惑に見舞われた斎藤知事だった。

 その斎藤氏が11月25日(月)、都内で行われた「全国知事会」に出席した。

 ところがその会合後の囲み取材で、彼は報道陣の集中砲火を浴びたのだ。もし斎藤知事が(彼女の説明通り)折田氏側に広報戦略業務を全面的に依頼し、報酬を支払っていれば、公選法違反の「買収」になる。

 そのとき斎藤氏には「連座制」が適用され、当選は無効だ。そこがポイントだった。

 ゆえに斎藤知事は、折田氏側に頼んだのは「ポスター制作などで費用は約70万円」、そのほかの作業には「(折田氏側は)ボランティアとして個人で選挙に参加していた」と語った。

 はぁ? ボランティア?

 これがまたいけなかった。

 今度はそうなると折田氏側は役務を無償で提供したことになり、「寄附」に相当する可能性が出る。これもアウトだ。

 しかも折田氏は選挙期間中、ひんぱんに斎藤氏の街宣車に乗り込み、撮影もしていた。どうみても「運動を仕切っている」ように見えたが……。

 あれはどうなのか?

 おまけに知事サイドは、「正式な契約書は交わしてない」「契約は口頭契約だった」というのだ。

 えっ、口約束?

 例えば「業務委託契約書」やその「請求書」(領収書)、「選挙運動費用報告書」等があれば、それらをすべて突き合わせて検証できる。だが必要書類がなければ、それはできない。なんだか不自然だが……。

果たして誰がウソを言ってるのか?

 そもそも斎藤知事の言う「70万円」とする小さい数字を聞いた瞬間、「えっ? そんなはずは……」と不審に思う人は多いだろう。

 だって折田氏側は(ボランティアでなく)はっきり「仕事」という言葉を使いながら、あんな詳細に全貌を朗々と語っているのだから(ちなみにこのページは騒ぎになって以後、「初期状態」から何ヶ所も修正されており、いつページごと消えてなくなるかわからない)。

 これだけ大規模な作業を「ボランティアでやった」って、あり得るのだろうか?

 なお、これまでの経緯は以下をご参考に。

【兵庫県知事選】裏方PR女子が名誉欲を満たすほど「公選法違反疑惑」が明確になる(すちゃらかな日常 松岡美樹)

 いずれにしろ「誰かがウソを言っている」可能性が高いが、果たして誰なんだろうか? それは(もしあるなら)捜査当局の調べ如何にかかっている。

 そして公選法は、そもそも古くて「ネット選挙時代」には適応してない。だからその解釈は、当局の胸ひとつで「恣意的に運用」されることになる。

 つまりどんな結末にするかは、「お上が決めること」なのだ。

 ゆくえを見守ろう。

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【兵庫県知事選】裏方PR女子が名誉欲を満たすほど「公選法違反疑惑」が明確になる

2024-11-22 23:43:35 | 政治経済
アタシが全部やったのよ! と名乗り出たキラキラ広報女子だったが……

 自己顕示欲は身を滅ぼす。

 人間は名誉欲が強ければ強いほど、それが自身のエネルギー源になる。だが一方、他人からは致命的に嫌われる。特にネット上でいちばん決定的に毛嫌いされるのが、自己顕示欲や承認欲求だ。

 そんなすごい実例が、いま話題の兵庫県知事選挙が終わったあとに飛び出した。

 しかもN党・立花孝志氏が「応援」し、立花氏が1人でひっくり返したせっかくの斎藤元彦知事の勝利を、皮肉にもひとりの女性の「嫉み」と「名誉欲」が木っ端みじんに吹き飛ばした。彼女の暴露によって公職選挙法違反の疑いが増すからだ。

 もし仮に公選法違反となれば、斎藤氏の当選は取り消される。なんと、また選挙になる。

立花氏が「斎藤支持者」を倍増させ逆転した

 そんなわけで今や、ネット上はこの話題で大炎上中だ。すでにあちこちでさんざん出てるネタなので、ご存知の方も多いだろう。ゆえにコトの経緯はごくカンタンに済ませよう。(最下段にも、第三者による関連記事や関連動画を載せておく)

 さて、斎藤知事が再選を果たした先日の兵庫県知事選は、とんでもなく劇的だった。

 スタート時にはほとんど支持がない斎藤氏だった。そこへ単身、乗り込み、自身も立候補して「僕には投票しないで下さい」と言いながら、斎藤氏の「パワハラ」「おねだり」疑惑を晴らす明快な「謎解き演説」を繰り返し援護射撃したのが立花氏だった。

「当選する気がない人間は、立候補してはいけない」なんて決まりはない。そう、立花氏お得意の「法の抜け穴」を巧みに突いた戦術だ。

 そんな立花氏の熱のこもった「謎解き解説」が功を奏し、YouTubeで彼の演説を見た有権者は「そうだったのか!」と地元の巨大利権がからむ裏事情を理解した。

 で、演説会場にたちまち観衆が駆けつけ、みるみる膨れ上がった。選挙期間中、来る日も来る日も、この斎藤氏の「支援者・倍増現象」が巻き起こる。

 かくて斎藤氏が劇的に逆転勝ちした今回の兵庫県知事選挙だった。すべては立花氏の「応援演説」のおかげだ。

 と、選挙結果が出た当日に書いたこの記事で、ここまでは分析した。以後は、その後日談だ。

自分の功績を主張し「裏方さん」が表に飛び出す

 だが、あの立花氏がたった1人で演じてみせた鮮やかな斎藤氏の逆転劇と世間が浴びせる喝采に、メラメラと「嫉妬心」を燃やしていた人物がいた。

 斎藤さんの広報PRをやったのは私なのに……。

 それが今回、実名で名乗り出た兵庫のPR会社・(株)merchu代表取締役の折田楓氏だ。端的にひとことで言えば、折田氏は斎藤知事の今回の選挙広報PRを自分がやったと下記「note」(2024年11月20日付)で暴露したのだ。

✳︎折田氏の「note」(11/20)
https://note.com/kaede_merchu/n/n32f7194e67e0

✳︎折田氏のX(旧ツイッター)
https://x.com/kaede_merchu

 だがこの投稿が騒ぎになって初めてヤバさに気づいたのか、その後、上記noteの記事は「修正」された。しかし無数のネット民が上記Xのコメント欄で、「削除された画像」等を掲示している。

 また以前の状態を「PDFで保存」していたジャーナリスト・作家の鈴木エイト氏のXも、それらの「修正箇所」を以前の状態と比較対照した上で指摘している

 広報PRというのは、あくまで裏方さんだ。普通はわざわざ今回のように名乗り出て、自分がコレとコレをやりましたなどと具体的に明かしたりしない。

 ちなみに今回の件に関する元検事・若狭勝弁護士の見解は以下の通りだ。

【斎藤知事】公選法違反の疑い濃厚、失職の恐れも!(弁護士 若狭勝のニュース塾)
https://www.youtube.com/watch?v=0X5eu9QZpWg&t=204s

彼女が陥った「ダブルバインド」とは?

 しかもこの現象がいちばん興味深いところは、折田氏が自分の承認欲求と自己PR欲を満足させるために自分がやったという主張を詳細にたくさん挙げれば挙げるほど、ますます逆に「公職選挙法違反」の疑惑が明確になってしまう二重構造にある。

 実に皮肉だ。

 斎藤さんを当選させたのは立花孝志氏じゃない。この私なんだーー。

 彼女がこんなふうに自己顕示欲に駆られてこれを具体的に立証しようとすればするほど、いよいよ逆に「公選法違反」疑惑がハッキリ浮き彫りになってしまう。自白するのと同じだ。

 それを避けるいちばんの方法は、彼女が自分のXやnote等をアカウントごとキレイさっぱり全て削除することだ。

 だがおそらく彼女は絶対、そんなことはできない。なぜならこれらのコンテンツは彼女が自己承認欲求を満たし、かつ仕事上の自己PRができる最大最強のツールだからだ。

 これらが1人でも多くの人に閲覧されればされるほど、彼女の名誉欲はマンマンと満たされ、かつ仕事が増える可能性が高まる。それを失うことは、致命的だ。

 アカウントごと全削除すればラクになれる。だけどそんなことやったら私はすべてを失ったも同じだーー。

 おそらく彼女はいま、この非常に高度で難解な「ダブルバインド」に相当苦しんでいるだろう。

 もっとも仮に、もし実際に捜査当局が調べにでも入れば、コンテンツを消すなどムダな抵抗だがーー。

 ちなみに当の斎藤知事側は、関西テレビの取材に対し「カネは払ったが、ポスター制作など法で認められたものだけだ。SNSの企画立案などは依頼してない」(概略)と主張している。

 いずれにせよ、今後が見逃せない展開だ。

 一方、訴訟合戦になりそうな、立花氏と兵庫・百条委員会の奥谷謙一県議との骨肉の争いも続く。

 いやはや、とことん混迷するこの兵庫県知事選。いったいどこまでこの珍騒動が続くのだろうか?

(追記・11月25日付)

 ちなみに選挙におけるSNS戦略を調査・分析しているネットコミュニケーション研究所の「調査データ」(11月21日付)などをもとにしたNHKの分析記事(11月23日付)によれば、今回の選挙における斎藤氏のYouTube公式チャンネルの「総再生回数は約119万回」だった。

 これに対し、立花氏の公式チャンネルでは100本以上の動画が投稿され「合計1500万回近く」再生されていた。

 立花氏のほうが格段に多い。

 私は当時、リアルタイムで立花氏のこれら演説動画に密着して観ていたが、上記のデータは自分の個人的な体感に近い。頷けるものだ。

(追記・11月28日付)

 選挙分析の専門家で知られるJX通信社の米重克洋氏が、今回の兵庫県知事選挙について「PR会社でなく立花氏が勝たせた」説を本日提唱されました。媒体はWebメディアの「JBpress」。記事は以下の通りです。

「識者が改めて分析、SNSパワーで勝利した斎藤元彦知事、貢献したのはPR会社ではなくやはり立花孝志氏」(JBpress)

【関連記事】

『斎藤知事を窮地に追い込む「note記事」で、件の女性が公選法違反を「自白」していた!』(現代ビジネス)
https://gendai.media/articles/-/142019

〈斎藤知事に公選法違反疑惑〉票を「収穫」、広報の「お仕事」と女性社長がウッカリ暴露。社長は過去に兵庫県の知事直轄事業「空飛ぶクルマ」にも関与か(集英社オンライン)
https://shueisha.online/articles/-/252268#goog_rewarded

『株式会社merchu折田楓代表、兵庫県知事選挙広報問題から見るキラキラ広報リスクと齋藤元彦知事に与える影響』(coki)
https://coki.jp/stakeholder/management/42350/

『斎藤元彦知事がいきなり買収疑惑!兵庫県知事選挙で広報戦略担当のPR会社に買収疑惑が浮上!』(元博報堂作家本間龍さんと一月万冊)
https://www.youtube.com/watch?v=Odga_L2TpgI&t=297s

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【世界大戦か?】ロシアがウクライナにICBM(大陸間弾道弾)を発射

2024-11-21 21:32:57 | 政治経済
ウクライナは英から供与の長距離巡航ミサイルをロシアに打つ

 ウクライナ空軍は21日、「ロシアが20日にウクライナ東部へICBM(大陸間弾道ミサイル)1発を発射した」と発表した。核は搭載されてない模様だ。

『ロシアがICBM発射、ウクライナ空軍が発表 初の実戦使用か』(ロイター)
https://jp.reuters.com/world/ukraine/PXA2DAS5IBOOZDKHH6DLPN3DPU-2024-11-21/

 一方、ウクライナは20日、イギリスから供与された長距離巡航ミサイル「ストームシャドウ」をロシア領内に打っている。

『ウクライナ、英国製長距離ミサイルでロシア国内を初攻撃』(BBC)
https://www.bbc.com/japanese/articles/cjw0pegw3lno

 ちなみにロシアがこのICBMを持つのは、「中距離核戦力(INF)全廃条約」に違反している。

『中距離核戦力(INF)全廃条約』(長崎大学)
https://www.recna.nagasaki-u.ac.jp/recna/database/condensation/inf

 カギは(1)打ったのが「大陸間弾道弾」であること、(2)核を搭載できるミサイルであることーーの2つだ。

 まずロシアが「隣国」のウクライナに、わざわざ「大陸間」弾道弾を打つ必然性はない。「次はこいつでアメリカを狙うぞ」というメッセージだろう。

 第二に、打ったのは「核を搭載できる兵器」だという点。つまり「次は核を積んで打つぞ」の脅しだ。

 すべては「これでアメリカがどう出るか?」にかかっている。戦争が本格化するのだけは避けてほしい。

【続報】

 NHKは22日、「ロシアのプーチン大統領は21日演説し、(中略)極超音速の中距離弾道ミサイルを使用したと明らかにし、ICBMを発射したというウクライナ側の発表を、事実上否定しました」と報じた。

 また米・CNNも、「ロシアのプーチン大統領は21日、核弾頭を搭載していない極超音速の準中距離弾道ミサイルでウクライナを攻撃したとテレビ演説で明らかにした」と報じ、打ったのはICBMではないという趣旨の報道をしている。

 情報が錯綜しているようだ。

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【速報・兵庫県知事選】斎藤・前知事が劇的な逆転勝ち

2024-11-17 21:07:39 | 政治経済
投票率は期日前を含めて50%超え

 17日投開票の兵庫県知事選挙で、斎藤元彦・前知事が当選を確実にした。投票率は近来稀に見る期日前投票の高さが利き、なんと50%を超えた。

「パワハラ」「おねだり」というマスコミのスキャンダラスな過剰報道とネガティヴ・キャンペーンにより、県議会から全会一致で不信任決議を突き付けられて失職した斎藤前知事が勝った。対抗馬の前尼崎市長・稲村和美氏を抑えた。

 斎藤前知事の勝因は、明らかに同時に立候補したN党・立花孝志氏だった。なんと彼は「斎藤前知事を勝たせる」と宣言し、「僕に投票しないで下さい」と言いながら斎藤前知事の疑惑を晴らすロジカルで熱のこもった演説をひたすら繰り広げた。

 これにより選挙の流れがガラリと一変し、彼の選挙演説に詰めかける群衆は日に日にみるみる膨れ上がった。マスコミによる「斎藤=悪」の洗脳が解けたのだ。かくてマスコミの予想では「稲村リード。斎藤が僅差で追う」だったものを、見事にひっくり返した。

「法の抜け穴」を突いた巧みな立花氏の「応援・立候補」

 立花氏は「自分は当選を目指さないのに立候補する」という、前代未聞の「法の抜け穴」を突いた奇策を取った。いかにも彼らしい奇想天外な行動だ。そして斎藤氏を勝たせた。この立花氏の行動がすべてだった。

 一方、地元のマスコミ陣は閉鎖的な記者クラブ・コミュニティで形成され、業界など一部の地元・巨大利権を代弁。偏った報道を繰り返した。

 彼らは歪んだ価値観をもとに、自分たちで捏造した「パワハラの斎藤知事」像を振りまき彼を失職へと追い込んだ。このマスコミの動きを先兵として地元・自民党と立憲民主党が結託し、一大利権勢力を形成して「反・斎藤知事」勢力を築いていた。

 また今回の選挙は「マスメディア vs インターネット」の構図だったのも見逃せない。地元の利権を代表する大手マスコミに対し、YouTubeを活用したN党・立花氏が象徴するインターネットの勝利だった。ネットが社会を変える原動力になった。

 おそらく今回の斎藤氏の勝利により、まちがいなくN党・立花孝志氏が全面的に大ブレイクするはずだ。

 彼は(一般論として)常に功罪半ばで評価も分かれる人物だが、今回、斎藤前知事の「正しさ」を敏感にいち早く嗅ぎ分け、リアルタイムで選挙戦に参加したその「嗅覚」は大いに評価されるべきだろう。

 また今回の案件に絡み、自殺した西播磨県民局長が斎藤知事(当時)への「クーデター構想」があったことも明かしており、未解明の要素がまだまだ多い。今後の緻密な分析を待ちたい。


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【直近の国政展望】究極の選択ーード緊縮の野田政権より「弱い石破」の方がまだマシか?

2024-11-15 11:05:24 | 政治経済
政権交代が起こり得ない地獄絵図

 今日はいま現在の話じゃなく、衆院選当時に考えたことを話そう。まあ状況的には、いまとそう変わってないだろう。

 まずどの政党が政権を取るのがいいか? だ。これは立憲民主党の野田政権ができるのが最悪だろう。

 理由は彼は財務省の奴隷であり、ゆえにド緊縮だから。それならまだ自民の石破政権が続き、現状の自民が弱っちく、与野党が均衡した実に危ういパワーバランスが保たれたまま、石破が好き勝手できない状態で今の石破政権がもうこの先、半永久的にだらだら続く方がマシだ。

 そうすればこの先、野党も少しは力をつけてくるだろう。政権交代の可能性も見えてくるかもしれない。

 例えば絶対多数を持ったあの地獄の安倍政権時のように、とんでもないシロモノが次々に閣議決定だけで成立する、この世のものとは思えない展開になるより石破の方がいい。

 なんせ自公政権は多数を取ると、憲法解釈さえ「閣議決定一発」でやっちゃうんだから。

 どうせ自民はアタマが誰になろうが「悪」なんだから、それならまだ力が弱い石破の方がマシだ。

 まあ万一、大きな政権再編が起こればわからないが……現状では自民、立民以外に政権が取れるだけの「頭数」のある政党がない。ゆえに現状のような究極の排他法での政権選択しかできない。

 まったく日本人はどこまで不幸なんだろう?

 その中で(とても「積極財政」とまでは言えないものの)衆院選では国民民主党が伸びてキャスティングボートを握った。で、今後どうするのかな? と、まあ注目はしていた。

消費減税から「103万の壁」一点張りへの風見鶏ぶり

 ところが案の定、思った通りこの党は動きが極めて怪しい。おそらく玉木雄一郎代表の「うそつき風見鶏キャラ」のせいだ。

 それを説明するため、少し時間を巻き戻そう。

 さて衆院選が始まる前だ。

 国民民主党は経済政策として、(1)時限的な消費税の5%減税、(2)「基礎控除の壁」を103万円から178万円に引き上げ、(3)トリガー条項凍結解除によるガソリン減税ーーなどを打ち出していた


 で、まあいい線かなと思い、その後の動きを注視していた。

 すると案の定、とんでもないことになる。

 選挙前には上記の3つをメインに公約として掲げておきながら、選挙戦が進むと玉木代表はとたんに豹変した。テレビやネットである日を境に「103万の壁」しか言わなくなったのだ。

 ガソリン減税にはごくたまに触れるが、消費減税になどまるで言及しない。

 しかもこれに「お付き」のマスコミ陣も追従し、だれ1人、「公約違反だ」とツッコミを入れる記者がいない。異議を唱える声はなし。

 結果、選挙でなんと彼らは大勝し、キャスティングボートを握った。

玉木代表、選挙後のテレビでも「103万の壁」オンリー

 そして選挙後のテレビ出演でも、玉木代表は「複数の公約」があったことなどまったく知らんぷり。テレビカメラの前で、相変わらず「103万の壁」の一点張りだ。

 公約した「ほかの経済政策」は、いったいどこへ行ったんだ? 特に最大の目玉公約だったはずの消費税5%減税は?

 非常にシュールな状況になった。まるでSFの世界だ。

 そこで私はこの「消費税5%の減税隠し」を、11月6日に公開した以下のブログ記事で追及した。


 すると国民民主党はまるで計ったように、私の記事が出たすぐ翌日の11月7日に執行役員会を開き、最大のメイン公約だった「消費税の5%減税」を先送りすることをとっとと決めた。


 なんだこりゃ?

 で、そうこうするうち、絵に描いたようなタイミングで玉木代表の不倫スキャンダルまで飛び出すことになる。

与党要求で「消費減税など3つの政策」をまた全部復活させる

 想像するに……玉木代表はあんなに党が大勝するとは、まさか夢にも思わなかったのだろう。

 で、いつも通り、選挙前に大判ぶるまいの大盛り公約を掲げた。選挙のたびに、いつも打ち上げる恒例の大ボラを吹いたわけだ。

 ところが思いのほか勝ってしまった。で、どうするんだこれ? と相成った。

 玉木代表の胸の内は、「参ったなぁ。財務省が困るあんなたくさんの公約をした状態で勝っちまった。いつも通りまさか勝つなんて思ってなかったのに」ってところだろう。

 するとそうこうするうち、まるで絵に描いたようなタイミングで不倫スキャンダルが出た。しかも図星のネタらしい。

 これでたちまち玉木代表は追い詰められ、しどろもどろに。罠を仕掛けた陣営の思い通りの展開になった。

 そして現在に至る。だが13日になるとこれまた一転し、2025年度の税制改正で14日に予定されている与党との協議で、国民民主党が示す要求内容として、初期に決めた消費減税を含む以下3つの要求が含まれた。


 これも逆におかしな話だ。だって直近の11月7日に同党は執行役員会を開き、消費減税を公式に「先送り」にしたはずだ。

 なのに、それからほんの6日後になると、また消費減税が復活するのだ。消えたりまた出たり。まるで幽霊みたいな公約だ。

「どうせ与党は消費減税なんか受け入れないだろう」と考え、与党への要求を1つでも多く出すだけ出せば枯れ木も山の賑わいになる、ってことなんだろうか?

 政治の世界では、公約ってホントに都合よく出たり引っ込んだりするんだなぁ。

 やれやれ。

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【国民民主党・玉木代表】今ごろ不倫に「お詫び声明」を出す

2024-11-14 01:56:03 | 政治経済
明らかに彼は「世間の空気」を読んでいた

 11月13日の昨晩、国民民主党・玉木雄一郎代表は自身のYouTube「たまきチャンネル」で、約3分間の「お詫び声明」動画を出した。

 またお得意のうそをカマしたのだ。

 というのも既報の通り、玉木代表は11月11日、首相指名選挙当日の朝という絵に描いたようなタイミングで不倫疑惑をメディアに報じられていた。

 まあこの報道自体は、出来過ぎたタイミングを考えれば「何者か」に仕掛けられたのが明らかだ。それはよしとしよう。加えて不倫が公的にいいか悪いかといえば、「悪い」に決まっている。バカみたいな話だ。

 だが個人的には、そんな三面記事にはまったく興味がない。この点は、事件発覚当日に書いた以下の記事にある通りだ。

国民・玉木代表】本日、絵に描いたように不倫が発覚。いったい誰が仕掛けたのか?

 だがバレたあとの玉木代表の対応が、あまりにもマズすぎる。

 この一件に絡む玉木代表の行動の端々に、いかに彼が人間的に「さもしい」か? その本性が如実に現れてしまっているのだ。

仕事より不倫を取るあり得ない行動原理

 例えば玉木代表がホテルで女性と密会していた10月30日は、もともとYouTubeチャンネル「ReHacQ」(リハック)で、彼は元・安芸高田市長の石丸伸二氏と「生配信」する予定になっていた。

 だが仕事より不倫を取り、後からブッキングした女性との密会を優先しその生配信を直前にドタキャンしていたのが暴露された。


 しかも昨夜出したばかりのお詫び声明は、まるで何もない内容だ。言ってることは今までと何ら変わらず。ここであらためて書く価値さえない。

「申し訳ありません」の一言だけだ。

 議員の職も、党の代表もいっさい辞めず、「全力で公約をやり抜きます」という実質、ゼロ回答である。リーダーとして何ら責任を取らない。ひどい有様だった。

 単なる見せかけだけのお詫びにすぎない。

 しかも今ごろこんな無意味な声明を出すということは、間違いなく彼はこれまでじっと息を潜めて「世間の空気の流れ」を読んでいたのだろう。

 で、「不倫を叩くより玉木の減税を優先すべきだ」という(彼の作術にまんまと騙された)世論がにわかに盛り上がるのを見て、ニヤリとどす黒く笑いながら今ごろこんな声明を出してきたのだ。

時間がたつうち玉木代表の「人間性」が露わになる

 おまけに「衆院選前」の段階で、玉木代表は「消費税の5%減税」を最大の公約に掲げていた。にもかかわらず「選挙後」には、コロッと180度、言うことが変わった。

 いったん選挙が終わり国民を騙して勝ったあとは、「もうお役御免だ」とばかりにメインの公約だった消費減税をすっかり引っ込めた。

 で、規模も小さく社会的・財政的に差し障りのない「103万円の壁」ばかり、テレビで言うようになった。


 つまり彼は典型的な「うそつき」なのだ。まるで信用できない。

 事実、以下の通り国民民主党は「選挙後」の11月7日、執行役員会を開き、公約のメインだった消費減税を「先送り」した。おそらく、もうやらないだろう。つまり実質、公約を「取り下げた」のだ。

 この「二枚舌」戦術を指揮した人物は、玉木代表であることは明らかだ。彼の人間性がモロに現れている。

【国民民主党】執行役員会で最大の公約を取り下げ【消費税減税は先送り】

不倫相手は今も「音信不通」のまま

 一方、この不倫のお相手は、四国・高松市の観光大使を務めるタレントの小泉みゆき氏だ。彼女は以下の記事によれば、11月12日午前の時点で「高松市と連絡が取れない状態」だという。

国民・玉木代表と不倫の元グラドル、高松市「連絡が取れていない」 観光大使は無報酬、委嘱の経緯とは

 実は玉木代表の国民民主党は、今年9月4日にも一度、やらかした。人の命が失われている。

 衆院東京15区の補欠選挙で公認候補にいったん内定していながら、その後、党から公認を取り消された高橋茉莉さんが、連絡が取れなくなったまま亡くなっているのだ。飛び降り自殺と見られる

 万一、今回も音信不通になった本人に「もしものこと」でもあったら、いったい玉木代表はどう責任を取るつもりなのか?

 今はご本人の無事を祈るばかりだが、それにしても玉木代表と同党をめぐる一連の出来事には呆れ返るばかりだ。

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【国民・玉木代表】なんと不倫相手を優先しリハックの生配信をドタキャンしていた

2024-11-12 07:47:58 | 政治経済
不倫よりこっちの方が問題だ

 昨日(11月11日)、「首相指名選挙」当日を狙った女性との不倫報道が飛び出し、大騒ぎの渦中にある国民民主党・玉木雄一郎代表である。

 だが個人的には、むしろこっちの方が大問題だろう。

 実は玉木代表が不倫相手と会っていた10月30日。この日、YouTubeチャンネル「ReHacQ」(リハック)で、彼は元・安芸高田市長の石丸伸二氏と生配信する予定になっていた。

 ところが同じ日に女性との密会が「後から」決まったため、玉木代表は生配信の直前になって「先約だったこの仕事」をなんとドタキャンしていたのだ。

 以下は、「ReHacQ」プロデューサーの高橋弘樹氏が不倫報道当日の11月11日、X(旧ツイッター)にその内幕をバラした投稿だ。

 この文面では玉木代表が不倫相手に会うため、すでにブッキング済みだった先約の生配信を直前になってキャンセルした経緯と、そのせいでいかに高橋氏やスタッフが後始末のため迷惑を被ったか? そのへんの裏事情がユーモアを交えて暴露されている。


仕事をすっぽかし不倫相手と会う人間を信用できるか?

 仕事をもっている社会人なら誰でもわかるだろう。

 同じ日に不倫相手と会うことが「後から決まった」ため、直前になって「先約だった仕事をすっぽかす」なんてありえないはずだ。

 そんなことをすればたちまち約束の相手やクライアントの信用をなくし、特にフリーランスの人間なら二度と仕事の発注なんて来ない。

 考えられない行為である。

 玉木代表は確かに柔和な面立ちで物腰や言葉遣いも柔らかく、基本的には相手にいい印象を与えるタイプの人間だ。だが彼の行動や言動を注意深く観察していると、そんなソフトな仮面の下に隠された「黒い本性」が浮き彫りになってくる。

 みんな、あのソフトな見た目に騙されているのだ。

 例えばこのブログでも今回の衆院選を例に何回も解説してきたが、彼は決まって選挙のたび、選挙前には実に気前のいい公約を出す。

 だが選挙が終われば途端に豹変し、言うことが180度コロッと変わる。これはいつものことだ。有権者はここをもっと注意深く観察すべきだ。

リハック逃亡の件が決定打に

 加えて今回の「リハックすっぽかし」の件や不倫騒動を考え合わせると……結論として導き出されるのは「彼はとうてい信用ならない人物だ」という客観的事実だろう。

 そんな玉木代表の人格をカンタンに言い表すと、シンプルそのもの。ひとことでいえば、「うそつき」なのだ。あの「#国民民主党に騙されるな」というハッシュタグがそれを象徴している。

 しかも始末の悪いことに「まるで息を吐くようにウソをつくタイプ」である。彼にとってウソはそれほど日常茶飯事であり、ごく自然で当たり前のことなのだ。「生活の一部」と言ってもいい。

 私は職業柄、過去にこのテの人物をウンザリするほど取材してきたのでよくわかる。こうした人種にとって、ウソをつくことは極めて自然な行為なのだ。

 実はこれは玉木代表に関して以前からうすうす感じていたことだが、特に「リハックすっぽかし」の件で確信をもった。しかも深刻なことに、彼は国の運命を左右しかねない政治家という重要なポジションにいる。一般人じゃない。

 ならば細心の警戒心が必要だ。

 今後はそんな厳しい目で、彼を注意深く監視していく必要があると考えている。

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【国民・玉木代表】本日、絵に描いたように不倫が発覚。いったい誰が仕掛けたのか?

2024-11-11 12:38:30 | 政治経済
明らかに「玉木失脚」を狙った動きだ

 本日(11月11日)、午前6時に写真週刊誌「FLASH」で、国民民主党・玉木雄一郎代表の不倫が報道された。詳細は、以下の記事を読んでほしい。

【独占スクープ】玉木雄一郎氏「高松観光大使」元グラドルと隠密不倫デート&地元ホテルで逢瀬…取材には「家族との話し合いが終わっていない」

 私は事件の内容には興味がないので、上記の記事を読んでいただくとして、以下、この件について2〜3点を指摘しておきたい。

 まず、これだけ見事なジャスト・タイミングでこんな記事が出るというのは、当然、しかるべき「裏の動き」があったはずだ。何らかの組織が機を見て行動を起こし、メディアにネタを垂れ込んだとしか思えない。

 でなければこんな絵に描いたようなタイミングでの、ネガティヴ報道などありえない。

 では、どの機関が動いたのか?

 すぐ思いつくのは財務省と自民党だ。今回の「衆院選2024」で勝った玉木代表の国民民主党が打ち出した経済政策(減税案)は、財務省の「省益」を直撃する。同時に勢力を増やした国民民主党は、自民党にとっても目障りな存在だ。

 あるいは公安調査庁あたりが、ふだんから複数の政治家をずっと継続的に調べていたのかもしれない。すでにあらかじめリストを作ってあったのだ。で、溜めておいた情報の中から、機を見てカードを切った。そうとも考えられる。

 つまり今回はリストの中から玉木ネタを選び、「今だ」とばかりメディアに垂れ込んだと考えれば辻褄があう。

代表辞任を「他人に諮る」っておかしくないか?

 しかしそれにしても印象深いのは、これらの敵対組織にとっては、それほどまでに国民・玉木代表の存在が疎ましかったのだなぁ、って点だ。

 例えば過去の事件でいえば、故・田中角栄氏のロッキード事件や当時、東京都知事だった舛添要一氏、猪瀬直樹氏の事件あたりは思い当たるが……今回のように単なる1野党が出した経済政策が原因で、こんなタレコミが行われるなんて記憶にない。

 しかも絵に描いたようなタイミングだ。「まるで映画みたいだなぁ」と、非常に驚いた。

 もう一点だけ。

 今朝9時30分から行われたメディア向けの記者会見(動画はこちら)で玉木代表は、(1)議員は辞めない(2)「代表」の座については仲間に諮るーーと語っている。

 だが(1)は自分でそう決めたならともかく、(2)を自党の人間に聞けば「辞めるな」と言われるに決まっている。

 しかもこんな個人的な不祥事のケースで「代表を辞めるかどうか?」を他人に聞く、というのは、いかがなものか? そんなことは人に聞く話じゃない。

 自分自身でこの件をどう自覚した上で総括し、自分がどんなふうに判断するのか? それを問われる問題ではないだろうか?

 個人的には不倫問題うんぬんより、むしろ不祥事の責任の取り方を他人の判断に委ねて「自分で判断しない」ことの方に強い違和感を覚えた。

 さて、あなたはどう思いますか?

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【国民民主党】執行役員会で最大の公約を取り下げ【消費税減税は先送り】

2024-11-11 08:05:22 | 政治経済
玉木代表の「二枚舌」が炸裂した

 朝日新聞(11/7付)によれば、国民民主党は7日に執行役員会を開き、衆院選2024で最大のメイン公約だった「消費税の5%減税」を先送りすることを決定した。

 私が11月6日の朝に投稿した記事『【国民民主党】やっぱり騙された? 公約の「消費減税5%」が反故に【衆院選2024】』でも詳しく解説したが、衆院選の最中に流行った「#国民民主党に騙されるな」というハッシュタグは思った通り本当だったわけだ。

 カンタンに説明すると、今回の衆院選で国民民主党は経済政策を最重視し、「積極財政」を大きく掲げた。で、メインの公約として(1)消費税の5%減税、(2)「基礎控除の壁」を103万円から178万円に引き上げ、(3)トリガー条項の凍結解除によるガソリン減税ーーを謳っていた。

 ところが選挙が終わるやいなや、とたんに同党の玉木雄一郎代表は各局のメディア出演で「103万円の壁」にしか言及しなくなった。消費税減税はもちろん、ガソリン減税だってほとんど言わなくなった。

 で、「選挙前」にいちばん強調していたはずの「消費税の5%減税」を、正式に党としてこの日の執行役員会でめでたく「先送り」し、実質、「廃案」にしたわけだ。

 やれやれ。

 一方、マスコミのほうも慣れたものだ。そんな政治家とマスコミの馴れ合いは日常茶飯事である。

 選挙後の各局でのテレビ出演で、玉木代表の言動がこんなふうに突然、豹変したのを受け、マスコミ側はいっせいに彼の言動に迎合した。

 玉木代表にお付きの記者たちの個人的なつながりなのか、それとも記者クラブ内の申し合わせなのか知らないが、彼らメディアは選挙後に玉木代表が「103万円の壁」だけをひたすら言い立てるのを見て素早く空気を読んだわけだ。

 おそらく取り囲む記者たちは「玉木の他の公約はカラ約束だな」と了解したのだろう。

 で、彼らマスコミとしても消費税の5%減税などという「手垢のついた」政策より、「103万の壁」なるキャッチーで目立つワードを見出しに立てたほうが自分たちの記事が売れる。こっちの方がむしろありがたい。そんなわけでテレビや新聞はいっせいに「103万の壁」報道一色になり、消費減税なんてすっかりすっ飛んで行ったわけだ。

 見事にだれひとり、この玉木代表の「二枚舌」を指摘する記者なんていない。

 まあ世の中って、こんなもんですな。

 いままで政治の世界では、うんざりするほど選挙のたびに繰り返されてきた「馴れ合いの構造」だ。こういうところをまず改めないと、政治は永久に変わらないと思うのだが……。

 玉木代表、そのへん、いかがお考えでしょうか?

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【社会保険】「106万円の壁」が撤廃されて大増税に【国民・玉木代表と裏取引きか?】

2024-11-09 21:08:43 | 政治経済
いずれにしろ「手取り」は減る

 厚生労働省が社会保険料の「106万円の壁」を撤廃し、実質、「大増税」が行われる。対象者は現状、約200万人もいる。国民側も中小企業側も損をする。国民民主党が衆院選で公約した「103万円の壁」が上がっても意味がない。差し引きすれば手取りは減る。

厚生年金加入「106万円の壁」撤廃へ、「週20時間労働」の要件維持…手取り減少のケースも』(読売新聞オンライン)

 しかも以下の通り、これは「4ヶ月前」も前から決まっていた話だ。だったらこんな情報を、元財務省で政府とパイプがある国民・玉木代表が知らなかったはずがない。

【超最速!】106万円の壁撤廃へ。社会保険、パート主婦・扶養・Wワーク・フリーランスの強制加入は?厚生年金、週10時間?【中小企業/第3号被保険者/2025改正】(オタク会計士ch【山田真哉】少しだけお金で得する)

 とすれば実は財務省出身の玉木代表と政府の間で、あらかじめ以下のような裏取引があったのではないか? 例えばこんなふうに。

「玉木よ。お前が主張する103万円の壁は引き上げて減税してやろう。その代わり社会保険料の方は、逆に『106万円の壁』をなくして増税するぞ。政府内ではこれでチャラだ。どうだ? これならお前の顔は立つだろう?」みたいな。

 やれやれ。

【関連動画】

【106万円の壁】手取りを減らす大増税。【厚労省/厚生年金/社会保険料】【103万円の壁/国民民主党/玉木さん】(さとうさおり・公認会計士)

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【国民民主党】やっぱり騙された? 公約の「消費減税5%」を反故に【衆院選2024】

2024-11-06 16:24:50 | 政治経済
ハッシュタグ通りの展開だ

 2024年の第50回・衆議院選挙が終わった。実質、勝ったのは「103万円の壁」が話題になった国民民主党と、れいわ新選組、参政党だけだ。

 そして今回、もうひとつ話題になったのは、X(旧ツイッター)上で「#国民民主党に騙されるな」というハッシュタグが踊ったことだ。あのタグを見た瞬間には、思わず笑ってしまった。それが何を意味しているのか、すぐにわかったからだ。

 ひとことで言えば、同党・玉木雄一郎代表がよくやる「二枚舌」である。

 具体例をあげよう。

 例えば国民民主党は今回の衆院選で、選挙前に「消費税の5%減税」を大きく謳っていた。

 一例として以下の読売新聞(10月9日付)の記事には、「国民民主党は8日、衆院選の公約を発表した。『手取りを増やす』をキャッチフレーズに、消費税や所得税の減税、社会保険料の軽減などによる家計支援に重点を置いた」と書かれている。

 そして下段には、「名目賃金上昇率が一定水準に達するまで、消費税率を5%に下げると謳った」と明記されている。

国民民主党が公約発表、「消費税率を5%に」など家計支援に重点…キャッチフレーズは、手取りを増やす』(読売新聞オンライン)

 一方、以下に挙げたNHKの選挙特集ページ「衆院選・選挙Web」でも、同党の公約ページに「国民民主党は衆議院選挙の公約を発表しました。『令和の所得倍増計画』を実現するとして、賃上げを促進し、消費税を減税するとしています」とハッキリ書いている。

国民民主党の公約』(NHK・選挙WEB)

 つまり国民民主党のメイン公約は、どこをどう見ても「消費税の5%減税だった」ことがわかる。

選挙が終わるや言うことが変わる

 ところが同党の玉木代表は選挙が終わるやいなや、パッタリ「消費減税5%」を言わなくなった。

 いつも通りの展開だ。

 そこで確認のため、「選挙後」に収録・配信されたYouTube動画で複数の報道番組における玉木代表の言動を追ってみた。

 するとある番組では、消費税にひとこと言及しただけ。しかも「消費税減税は時間がかかる。決めてから数ヶ月、いや何年もかかるから……」と、あいまいに言葉を濁していた。

 またある番組では、まったく消費税の話に触れない。そして番組の最後になって、司会者に言われて初めて「いや、消費減税はごく短期間だけ、やる話だから」のひとことで済ませた。

 いかにも、やりたくなさそうだ(笑)

 その証拠に以下の同党公式・選挙特設ページでは、なるべく目立たないように「一定期間だけ、消費税5%減税をやります」(趣旨)という意味のことが書かれている。

国民民主党 第50回・衆議院議員総選挙 特設ページ

 該当箇所は、「経済政策」のところだ。

 冒頭で大きく「令和の所得倍増計画」とハデに銘打ち、その少し下段の「税・社会保険料と債務の減免」という項目で「賃金上昇率が物価+2%に達するまでの間、増税や社会保険料アップ、給付削減などによる家計負担増は行わず、消費税減税(10%→5%)を行います」と書かれている。

 だが、まず消費減税の項目がどこにあるのか、場所がすごくわかりにくい。しかも該当箇所の文章の意味も読み取りづらい。繰り返しになるが、つまり自分たちの「公式ページ」では、(まるでアリバイ作りのように)消費減税は目立たない場所にわかりにくい表現で小さく書いてあるのだ。

 おそらく実際には、結局うやむやになるのだろう。まあ玉木代表の出身である大蔵省(現・財務省)の「伝家の宝刀」が消費税なのだから、それも道理である。

次の選挙では気をつけましょう

 蛇足だが、今回の衆院選に先立ち更新した私のブログ記事「【衆院選2024】積極財政で景気や暮らしを守る政党を選べ」では、日本が置かれた深刻な経済情勢をカンタンに解説した。

 その上で、参考までに「今の日本には積極財政が必要だ。その積極財政を掲げている政党は、れいわ新選組と国民民主党、参政党だ」と書いた。実際、その3党が勝っている。

 ただ、この手のひら返しはあらかじめ読めていたので、予防線として「なかには選挙が終われば、コロッと言うことが180度変わる政党もあるので注意が必要だ」と1行だけ書き添えておいたのだが……。

 やれやれ。

 今回の衆院選で国民民主党に投票した人には、いいクスリになっただろう。

 みなさん、次の選挙では気をつけましょう。

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