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Lenovo Miix2 8のGPS(GNSS) Geolocation SensorをLocalizerで使い、フリー海図でも使えた

2014年01月29日 19時02分53秒 | その他
グローナスと呼ばれるGPS測位チップが入っているとの事で
早速、動作するかを試してみました。

結果
Lenovo Miix2 8のGPS(GNSS)は、実用になります。


まず、デバイスマネージャの中センサー部に
「Broadcom GNSS 4752 Geolocation Sensor」
が存在しているかを見てください。
初期ロットでは、デバイスが認識されていない場合が
あるそうなので、ドライバーをあてて認識出来るようにします。

Lenovo GPS ドライバはこの辺

それが確認出来たら、実際にGNSSのデータを取り出してみます。
(多分、東芝のdynabook Tab VT484でも同じセンサーなので大丈夫でしょう)

Centrafuseという海外の会社のLocalizerを
とりあえず30日トライアル版をダウンロード

このソフトは、
「Broadcom GNSS 4752 Geolocation Sensor」のチップのGPSデータを
仮想COMポートに出力してくれる物で、NMEA0183形式なので
ディスクトップ用のNAVIとか地図ソフトで読めるようになります。

<<インストール時の注意>>
インストール後半で、Install virtual Port Driver (required)?に
チェックをいれて仮想COMを作ります。

インストール後、管理者権限でLocalizerを起動して
下さい。ショートカットアイコンを右クリックて実行でOK。
タスクバー上にアイコンが作成されるので、これをクリックすると
開始されます。


室内では、なかなかデータが表示されないので、窓際で
暫らく待つとこんなデータ画面になります。
表示されなくても5分位は、待ってみて下さい。

どんなデータが来ているかを無料COMMTESTで入力させてみます。

$GPRMCと$GPGGAに現在の緯度経度が表示されます。
測位モードを見るとディファレンシャルGPS(D-GPS)
となっていますが、どうもGeolocationプログラムが2という情報を
出力しているだけかも知れません。
(どこから補正情報を取得するの?)

GNSSという事で、衛星数が沢山あります。
RS232Cの通信速度は、115200で
8ビット、ストップビット1、パリティーなしで受信出来ました。



Global Navigation Satellite System, GNSS
GPSは、アメリカの衛星ですが、ロシア、ヨーロッパの衛星
を含めた物がGNSSのようです。

Miix21台あるだけでカーナビ、海図用のGPSプロッターに使える
事になります。
GISの端末機器としても使えそうですね。

何か検証に使えるように、メトロ西新宿付近で採取した
実際のデータをTEXTで表示しておきます。
$GPGGA,003322.0,3541.655617,N,13941.575700,E,2,22,2.11,91.48,M,,,,*31
$GPGSA,A,1,4,10,2,13,23,9,8,,,*37
$GPGSV,6,1,22,193,0,0,0,87,0,0,0,4,0,0,0,10,0,0,0*7F
$GPGSV,6,2,22,193,0,0,0,4,0,0,0,72,0,0,0,13,0,0,0*75
$GPGSV,6,3,22,193,0,0,0,10,0,0,0,13,0,0,0,71,0,0,0*42
$GPGSV,6,4,22,193,0,0,0,72,0,0,0,65,0,0,0,73,0,0,0*42
$GPGSV,6,5,22,193,0,0,0,2,0,0,0,88,0,0,0,7,0,0,0*44
$GPGSV,6,6,22,193,0,0,0,13,0,0,0,73,0,0,0,26,0,0,0*40
$GPRMC,003322.0,A,3541.655617,N,13941.575700,E,0.00,0.00,300114,,,A*62
$GPGGA,003323.0,3541.655617,N,13941.575700,E,2,22,1.60,91.45,M,,,,*38
$GPGSA,A,1,193,4,10,2,13,23,9,8,,,*20
$GPGSV,6,1,22,193,0,0,0,87,0,0,0,4,0,0,0,10,0,0,0*7F
$GPGSV,6,2,22,193,0,0,0,4,0,0,0,72,0,0,0,13,0,0,0*75
$GPGSV,6,3,22,193,0,0,0,10,0,0,0,13,0,0,0,71,0,0,0*42
$GPGSV,6,4,22,193,0,0,0,72,0,0,0,65,0,0,0,73,0,0,0*42
$GPGSV,6,5,22,193,0,0,0,2,0,0,0,88,0,0,0,7,0,0,0*44
$GPGSV,6,6,22,193,0,0,0,13,0,0,0,73,0,0,0,26,0,0,0*40
$GPRMC,003323.0,A,3541.655617,N,13941.575700,E,0.00,0.00,300114,,,A*63
$GPGGA,003324.0,3541.655617,N,13941.575700,E,2,22,2.22,91.43,M,,,,*3C
$GPGSA,A,1,193,4,2,13,23,9,8,,,*0D
$GPGSV,6,1,22,193,0,0,0,87,0,0,0,4,0,0,0,10,0,0,0*7F
$GPGSV,6,2,22,193,0,0,0,4,0,0,0,72,0,0,0,13,0,0,0*75
$GPGSV,6,3,22,193,0,0,0,10,0,0,0,13,0,0,0,71,0,0,0*42
$GPGSV,6,4,22,193,0,0,0,72,0,0,0,65,0,0,0,73,0,0,0*42
$GPGSV,6,5,22,193,0,0,0,2,0,0,0,88,0,0,0,7,0,0,0*44
$GPGSV,6,6,22,193,0,0,0,13,0,0,0,73,0,0,0,26,0,0,0*40
$GPRMC,003324.0,A,3541.655617,N,13941.575700,E,0.00,0.00,300114,,,A*64
$GPGGA,003326.0,3541.655617,N,13941.575700,E,2,22,5.92,91.38,M,,,,*3E
$GPGSA,A,1,193,4,10,2,23,9,8,,,*0E
$GPGSV,6,1,22,193,0,0,0,87,0,0,0,4,0,0,0,10,0,0,0*7F
$GPGSV,6,2,22,193,0,0,0,4,0,0,0,72,0,0,0,13,0,0,0*75
$GPGSV,6,3,22,193,0,0,0,10,0,0,0,13,0,0,0,71,0,0,0*42
$GPGSV,6,4,22,193,0,0,0,72,0,0,0,65,0,0,0,73,0,0,0*42
$GPGSV,6,5,22,193,0,0,0,2,0,0,0,88,0,0,0,7,0,0,0*44
$GPGSV,6,6,22,193,0,0,0,13,0,0,0,73,0,0,0,26,0,0,0*40
$GPRMC,003326.0,A,3541.655617,N,13941.575700,E,0.00,0.00,300114,,,A*66
$GPGGA,003327.0,3541.655617,N,13941.575700,E,2,22,5.92,91.35,M,,,,*32
$GPGSA,A,1,193,4,10,2,23,9,8,,,*0E
$GPGSV,6,1,22,193,0,0,0,87,0,0,0,4,0,0,0,10,0,0,0*7F
$GPGSV,6,2,22,193,0,0,0,4,0,0,0,72,0,0,0,13,0,0,0*75
$GPGSV,6,3,22,193,0,0,0,10,0,0,0,13,0,0,0,71,0,0,0*42
$GPGSV,6,4,22,193,0,0,0,72,0,0,0,65,0,0,0,73,0,0,0*42
$GPGSV,6,5,22,193,0,0,0,2,0,0,0,88,0,0,0,7,0,0,0*44
$GPGSV,6,6,22,193,0,0,0,13,0,0,0,73,0,0,0,26,0,0,0*40
$GPRMC,003327.0,A,3541.655617,N,13941.575700,E,0.00,0.00,300114,,,A*67
$GPGGA,003328.0,3541.655617,N,13941.575700,E,2,22,5.76,91.33,M,,,,*31

測量とかには$GPGGAがよく使われております。
データ内容
003328.0 UTC時刻なので、日本と9時間の差があります。
3541.655617,N 北緯 35°41.655617′を表します
(35.6942602833°,35°41′39.3370199″)

13941.575700,E 東経 139°41.575700′を表します
(139.6929283°,139°41′34.5419″)
Eの後の2は、GPSのモードを表します。
E,2,22 の22は、受信衛星数を表しています。
その後の2つの数字は、HDOPとGPS高さとなります。


地図検索サイトで
サイト用のデータに直して354139.3370199,1394134.5419を入力するとバッチリ
私の立っていた位置が表示されます。

今回の実験で、USB、RS232C接続をどうしようかと
悩まずに、本体に付属しているGNSSでGPSで行える作業が
出来てしまいます。
試しにカシミール3D(Kashmir3D,山旅倶楽部等)の国土地理院の地理院地図で
GPSから入力し地図表示を行った所、現在位置にバッチリ表示されました。
また、OpenCPNと呼ばれる外国製の無料で見られる海図
でも現在位置が表示されていました。(フリー海図)
フリー海図OpenCPNはOFFLINEで使えるので、このを頼りに
ヨットで世界一周も可能です。
このオープンOpenCPN(デジタル海図世界版)は、深度付きで
AISを扱っている船長さんの無線ショップ
から譲って頂きました。ヨットマンには必需品かと思います。



後は、内臓されている
加速度センサー、光センサー、コンパス、ジャイロセンサー(gyroscope)
等のデータが自由に使えれば約4万円のMiix2タブレットも
お役に立てそうです。

自分の結論としては、
Windows8.1搭載タブレットは買いという事になりました。


アプリケーションテクノロジー株式会社
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