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1.ドライドックの建設
沈埋函を製作するためのドライドックを建設します。
2.沈埋函の製作
沈埋函は一回で同時に4つ作り、それをもう1回、
合計8つ作りました。
3.基礎工
沈埋函を埋めるための溝を掘ります。
4.沈埋函曳航
ドライドックで製作された沈埋函を、
新潟東港から西港までひいて運びます。
5.沈設・接合(水圧接合)
曳航されてきた沈埋函を沈め、
水圧の力で接合します。
6.埋め戻し
沈設された沈埋函の上を、
もとの河底まで埋め戻します。
7.内部構築
沈埋函をふさいでいた鋼製のフタを取り外し、
舗装などの内部の工事を行って、
いよいよ完成です。
私が携わったのは、4.~5.で、
光波計測機器(ジオジメータ)で沈埋函を
誘導するシステムを作成しました。
東亜建設工業さん、五洋建設さん、東洋建設さん
本間組さん等の共同企業体(JV)にお世話になりました。
大阪南港、神戸ポートアイランド(PI)、
若戸の沈埋での誘導に携わりました。
最近では、香港マカオ大橋(港珠澳大橋)の
何キロもある沈埋部の誘導システムを作りました。
全長35Kmと世界最長クラスの海上橋(香港マカオ大橋)
での沈埋函は、新潟のタワーポンツーンと
少し違い、ポンツーンのみです。
何故なら、その湾が水深50mと深く、タワーを設置
取り外しが大変なので、超音波で誘導しました。
香港マカオ大橋(港珠澳大橋)wikipediaより
香港マカオ大橋(港珠澳大橋)現地立ち合い
アプリケーションテクノロジー株式会社