徒然なるままに〜旅行記から日々の記録〜

気ままにのんびりと思いのままに。。。

緩和ケアで働く人は家族を犠牲にしてもいいのか

2018-10-16 | 病気と薬

2018年9月27日

私ごとでありますが父が亡くなりました

71歳

私はまだ若いと思う

偶然なのか必然なのか私は昨年から部署異動で緩和ケア病棟に配属されている

配属された3週間後に父親の癌が見つかった

そこから闘病生活1年半

胃癌ステージ4のため治療は化学療法のみ

今、話題のオブジーボも3クールしたが副作用が強く断念

オブジーボは夢の薬と言われているが抜群に効果を示すのはほんの一握り

だからこそ夢の薬かもしれない

入退院を繰り返しながらも今年4月からは自宅からの療養が主だった

仕事も亡くなる1ヶ月前までしていた

前回、ブログを書いて数時間後には亡くなった

意識も割と最後まであったようだ

勤務の都合がつかずどうしても準夜に行かないと行けなく悪くなっているのも分かっていて仕事に向かった

次の日までは大丈夫と思いつつ

しかし午後からレベル低下だったよう

母1人でレベル低下なのか薬(安定剤)の影響なのか判断できなかったよう

母に見守られ息を引き取った

訪問看護師さん訪問医の先生やケアマネにとてもお世話になった

リース業者の方にも

本当に感謝でしかない

そして職場の人にも融通を利かせてもらい仕事を休ませてもらった

しかし看取りはできなかった

なんともやるせない思いだ

母から亡くなった連絡を受けて師長に連絡

「準夜させてごめんね。でも、家族で一緒に過ごせてよかったね」と言われた

なんかしっくりこなかった

それは私が言ったら向こうが「そうね」と言うなら納得する

だけど私はそう思っていない

緩和ケアの認定を持っている師長がいう言葉か?と耳を疑った

そして私たち緩和ケアで働く看護師は看取りが近くなったら家族を呼んで看取りをしてもらっている

しかしスタッフの看取りよりも仕事

なんか納得はいかなかった

父親が亡くなったこともそうだが母親1人で自宅看取りをさせてしまった

どんだけ不安だっただろう

そう思うと心苦しい