徒然なるままに〜旅行記から日々の記録〜

気ままにのんびりと思いのままに。。。

人生の最期を後輩の死で考える

2020-04-06 | 病気と薬
職業柄、死生観というのを考える機会が多い
この人の人生はどうだったのか?
死ぬときはどう思うんだろうか?
この最期で良かったのか?
自分もいずれ「死」が待っている
段々と年齢を重ねて終活をしてもよいだろうと思う
そんな中で1歳下の後輩が4/4亡くなった
短大時代の後輩
とっても明るい

私と同じように社会人を経てから看護学校に行き看護師になった
彼女はいくつか病院を変わり結婚出産離婚を経験
波乱万丈の人生
6ー7年前に子宮頸癌で子宮全摘をした
その時からなんとなく彼女の人生を一緒に振り返っていた気がする
婦人科で働いていたので子宮頸癌で子宮全摘
1人女の子がいるけどまだ30代で子宮を無くすのには葛藤したんじゃないかな
でも彼女は強く生きていた

数年、何もなく過ごしていたが2年くらい前に再発
そして肺転移
他にも転移していたんじゃないかな
いつもLINEのタイムラインに自分の病状を載せていた
それを読んで心配していた
何年か会っていなかったが病状が進んでいるのも分かっていたのでもう1人の後輩と3人で数年ぶりに会う機会を作ってもらった

元気そうにしていたが抗がん剤で抜けた髪
そして痰が多くずっとティッシュを持って痰を取っていた
元気そうにしている姿を見てこれが最後かもしれないとよぎった
でもこれは友達としてじゃなく医療者としての考え
もう1人の後輩は元気になると信じている
もちろん彼女自身も元気になろうと戦っていた

年が明けてタイムラインには血痰が出ていることや発熱のことが上がりもう一度、会えるのならばと連絡を取り合う
しかし日も合わず入退院を繰り返ししていた
ある日突然、LINE

グループラインからの退会
もう死を覚悟したんだと思う
これ以降、LINEは既読にならなかった

誰とも連絡を取らずLINEのタイムラインも全て消去
私にできるだろうか
彼女はすごい

40年ちょっとという短い人生だけどいい人生だったと思っていたと思う

でもやっぱり早いよ